猛暑の中で働く農業アルバイトの裏側！桃・ブドウ果樹栽培の過酷な仕事内容とは？

こんにちは！あるバイの中の人です！

果樹農園のアルバイトと聞いて、「果物に囲まれてのんびり作業」「フルーツのお土産あるかも・・」…そんな穏やかなイメージを持っていませんか？
それとも水分をたくさん含んだ果実を運ぶ作業を思い浮かべて「大変そう・・」と思う方もいるでしょうか

今回は、山梨県笛吹市、石和温泉駅から車で15分の、桃・ブドウ果樹栽培農業でアルバイトされた方のクチコミを参考に、農業アルバイトについての知識を深めたいと思います！

• 年齢：52歳
• 職業: 専業主婦
• 性別：女性
• 働いていた時期：2007年～2009年
• 働いていた期間：繁忙期の5月～8月の間
• シフト：9:00-17:00で毎日、天候不順の日のみ

Ａ．私が暮らしている地域は果樹農家さんが大勢いて、繁忙期は猫の手も借りたいほど忙しい状態です。
農家さんは毎年ご近所さん・親戚等に声掛けをしていて人手を欲しがっておられました。
私の家の隣には私の叔父の家があり、代々専業農家をしていました。
今までは私の実母がお手伝いをしておりましたが、高齢になり体力的に厳しく出来なくなってしまいました。

そこで、子育て中で仕事をしておらず、家にいて専業主婦をしていた私に、白羽の矢が立ちました。
子供の頃から隣に住んでいた叔父・叔母夫妻には大変可愛がってもらっておりましたので、「こんな私でもお役に立てればお手伝いしたい。」と言ったところ、大変喜んでもらえてアルバイトさせていただく事になりました。

Ａ．実母からは「自分の代わりに働いてもらえる。」と喜んでもらえ、叔父・叔母からは「猫の手も借りたいほど忙しいから助かる。」と喜んでもらえ、私自身も会社勤めのようにシフトが決められた仕事は子供達が小さく出来なかったという事と、自宅の隣で通勤距離もなく、叔父・叔母いう大好きな親戚の農家さんという事で「力になりたい。」という気持ちと、「子供達の行事や体調不良や急な用事にも柔軟に対応出来る。」という安心感と、姪である私にも決められている正規の時給を頂けるということで、三者みんなにとって喜ばしい好条件だったので、夫とも相談して「こちらこそよろしくお願いします。」という気持ちでアルバイトする決心がつきました。

Ａ．前述した通り親戚関係なので、面接はありませんでした。
叔父・叔母やご近所さんのおば様よりはるかに若かったので、若いというだけでも強い武器になったと思われます。

Ａ．本業の果樹畑の空いている隅に、出荷しないで自分達が家で食べる用のジャガイモ・ナス・トマト・ピーマンも栽培していて、次から次へと実る野菜を「好きなだけ取って持って帰りな！」とタダでいただけました。
その実る野菜を子供達も一緒になって、嬉しそうに取る姿が可愛いのと、新鮮な野菜が今晩の食材になる、という家計にも大変助かりダブルでありがたく、とても嬉しい事でした。

また、アルバイトした果樹が収穫期になると、素人ではどこが出荷出来ないはね出し品なのか分からないような、立派な果樹を「好きなだけ持ってって食べな！」といただけるのも大変嬉しかったです。
この果樹はお店で購入すればとても高価なものなので、高級品をタダでいただれるのもアルバイトのおかげでした。

Ａ．繁忙期が一年のうちで一番暑い時期なので、外での作業は暑さとの戦いでした。
熱中症にならないように水分補給は欠かせませんでした。
また、蚊に刺されないようにする為、虫よけスプレーも欠かせませんでした。
アリにも刺されたことがあり、アリは結構痛かったです。

また日焼け対策をしておかなければ、日に焼けてしまうので、これでもいちおう女性なので紫外線が怖く、日焼け止めクリームは必須アイテムでした。
またどんなに疲れていても、夜のお肌のお手入れは絶対にしておかなければ！と心掛けておりました。

それから、高い木の枝に一つ一つ実に袋を掛けなければならないので、高い脚立に登り腕を伸ばして袋を掛けるのが、高所恐怖症というほどではない私でも怖かったです。
この時はなるべく下を見ないようにして作業していました。

また、一日中同じ姿勢で上を向いているので、首と肩凝りがひどくなり、帰宅後の入浴後にはマッサージや湿布が欠かせませんでした。
そんな時は、子供達が「お母さん頑張ったから肩たたきしてあげるね！」と言って小さい可愛い手で肩をトントンしてくれるのが、かわいく嬉しかったです。
仕事をするという事は大変な事ではありますが、頑張っている自分を子供達がちゃんと見ていてくれていると思うと、また頑張る気持ちが沸いてきました。

Ａ．まず５月の中旬にブドウのジベレリン作業をしました。
絶対に雨が降らない日に一日で終わらせる作業です。
その後ブドウに一つ一つ傘掛けをしました。

次に５月下旬から桃の袋掛けをしました。
一枝に３個くらい実っている枝の実の一つ一つ、掛け忘れがないかを確認しながら作業しました。
桃の袋は腰にドラえもんのポケットみたいな袋を巻いて、一枚一枚取り出して付けました。

袋掛けが終わると、今度はブドウのデラウエアという品種の摘粒作業をしました。
これは一房一房の多すぎる粒をピンセットを使って取り除く作業です。
仕上がりの実のなり具合を想像しながらの作業ですので、センスが問われると感じました。

この作業が終了する頃には、桃の袋を取り除く作業になります。せっかく掛けた袋も１ヶ月ほどで除袋する時期が来てしまいます。
その後は木の周りにシルバーという桃の実に日光が沢山当たるシートを敷く作業です。
そして、収穫になりますが、収穫作業は私はしませんでした。
桃の収穫が終わるとブドウの収穫で、ブドウを入れる箱を折る作業をしました。
そして、収穫してきたブドウの実の傷んでいる実を取り除いてgを量り、サイズを分ける作業をしました。
私がした仕事はここまでです。

Ａ．ブドウのデラウエアのジベレリン作業をしていた時に、急にパラパラと小雨が降り出してしまい、慌てて処理をしたブドウに傘を掛けました。
大慌てでみんな大騒ぎしながら傘を掛けていたら、10分ほどで雨が止んで「さっきのはなんだったんだろうねぇ？」と笑い合いました。

また別の日に、桃の除袋の作業をしに行こうと思っていたところ、小雨が降っていたので雨具を着用して畑に向かったら、畑に誰もいませんでした。
叔父夫婦の自宅へ行ったところ、のんびりテレビを見ていたのですが、私の姿を見て「支度して来てくれたのに家の者が怠けてたら怒られちゃうねぇ。」と笑いながら畑仕事の支度を始めました。

雨に日にしか休めないほどの繁忙期だったので、少々申し訳ない気もしましたが、果樹の成長は待ったなしなほど早いので、小雨の中を頑張って作業した事は結果オーライだったと思っています。

Ａ．収穫前の作業が仕事なので、実践あるのみ！です。
早いほうが良いにこしたことはないのですが、見落としがあってはいけないので丁寧さも求められます。
とにかく作業をして体で覚える！といった感じでした。

仕事を進めるうちに、桃の実はどの辺りになっているのかが分かってきますし、ブドウの摘粒はどの粒を取り除けば、格好が良いブドウに成長するのかが分かってきます。
この作業は叔母も「感とセンスだよ！」と言っていました。
最初のうちは分からず「なんて無責任な！」とも思いましたが、慣れていくうちに本当に言っている通りだと感じました。
ブドウの摘粒以外は単純作業なので、一つ一つ丁寧に進めていくことが出来れば、それだけ作業も進むので頑張ることが出来れば大変ではありません。

Ａ．叔父夫妻の農家さんですが、叔父は別の畑で別の作業をしていました。
叔母と私と近所の遠縁の女性、ご近所さんのおば様２名の合計５名で作業していました。

叔母は前述の通り、私が子供の頃から可愛がってくれているので、とても良くしてくれていました。
遠縁の女性は私より４歳年上で、私の長女と女性の長女ちゃんが同い年の為、話も合い仲良くしてくださっていました。
保育園が休みの日には、私達が作業している畑の隅で子供同士でおままごとや鬼ごっこをして遊んでいました。
ご近所さんのおば様方も、子供の頃からの顔見知りなので良くしてくださり、人間関係のストレスは全く感じることなく、とても良い雰囲気の中で働くことが出来ていて、楽しさも感じていました。

Ａ．まず畑に向かい、作業する道具や資材の中のメモ帳に、出勤した日付と時間を記入します。
12時になるといったん帰宅して昼食をとってから1時に午後の作業に入ります。　　
その時は特に時間の記入はしませんでした。そして17時の仕事上がりの時に、上がる時間と本日の作業時間を記入して帰宅します。

親戚の仲なので、記入するほどのこともないのですが、叔母が給料計算をするのに作業した時間を忘れたり間違えたりしないように記入してほしいと言っていました。
私と遠縁の女性は小さい子供がいたので9時に作業を始めていましたが、ご近所さんのおば様方は8時から作業していました。
叔父と叔母は自分の畑なので、もっと早い時間(早い時は日の出と共に)から作業していました。

Ａ．私の育児を優先してくださり、急なお休みも快く対応してくれていました。

Ａ．長袖長ズボン、つばの広い帽子を被り、鼻と口は手ぬぐいで覆い、顔は目だけ出ている状態です。動きやすいようにスニーカーを履いていました。

Ａ．社割や特典は個人の農家さんなのでなかったですが、10時と15時の30分休憩時は、冷たいお茶とお茶菓子3品ほどとデザートを毎回いただいておりました。

Ａ．一生懸命作業出来る、真面目にコツコツ作業が出来る、同じ作業でも飽きないで持続出来る、という気持ちがあれば、若いという体力面でも強い武器があるので十分に重宝されて、とても向いていると思います。
頑張り次第です。

Ａ．高校生と同じく、一生懸命作業出来る、真面目にコツコツ作業が出来る、同じ作業でも飽きないで持続出来る、という気持ちがあれば、若いという体力面でも強い武器があるので十分に重宝されて、とても向いていると思います。
高校生より大人でしょうから、更に貴重な人材だと思います。

農家さんの作業は、地道にコツコツ何日か毎に同じ作業が続きます。
体力的にきつく感じてしまう事があったり、同じ作業で飽きてしまう事があったり、と大変な作業ではありますが、猫の手も借りたいほど忙しい農家さんは大歓迎してくださいます。
きっと自分を必要としてくれている実感を得る事が出来ると思います。

また一つ一つ、一生懸命手を掛けた果樹が成長していく過程を見ていると、とても充実感を得る事も出来ると思います。
一つの商品を作り上げるという達成感は、忘れることなく良い思い出と経験になります。
作業自体は慣れてしまえば難しくないので、毎年時期が来たら職に困る事はないと思います。
そして、私が働いていた当時は、他のアルバイトよりも時給が高かったです。

この辺りは右を向いても左を向いても果樹栽培をされていて、その時期に行くとあちこちで袋をかけたブドウや桃が実っているのを見かけます。
この方のクチコミをみて、「あの作業をされたんだなぁ」と想像しましたが、素人がやると肩こりや筋肉痛が凄そうな気がします・・・。

気になっている方はその時期に入る前に募集があるかどうか調べてみてはどうでしょうか

今回は、山梨県笛吹市、石和温泉駅から車で15分の、桃・ブドウ果樹栽培農業でアルバイトされた方のクチコミでした！