蜂に刺されて病院送り!?いちご農園でのアルバイト体験談!夏場は酷暑との闘い!
目次
こんにちは!あるバイの中の人です!
栃木県真岡市のいちご農園でのアルバイト体験談を通じて、大学生がどのように農作業を経験し、得たものは何だったのかを深掘りするこの記事。
最寄駅である真岡鉄道真岡線の真岡駅が最寄り駅となるこの農園で、繁忙期に親戚の手伝いとして働いた大学生の視点から、いちご農園でのリアルなアルバイトの一日や、そこでの苦労、驚きの出来事、そして達成感が赤裸々に語られています。
農業のインターンシップを兼ねて経験を積んだ彼女は、過酷な作業環境や想像もしなかったハプニングに直面しながらも、農作業の楽しさや人とのつながりの温かさを感じました。
ぜひ、この記事を通じて、いちご農園でのアルバイトの魅力とリアルな体験を覗いてみてください。
アルバイターの基本プロフィール
- 年齢:20歳
- 職業:大学生
- 性別:女性
- 働いていた時期:2022年頃
- 働いていた期間:約2ヶ月
- シフト:週1日
いちご農園バイトに応募した経緯
Q
いちご農園にどのように応募しましたか?
A.私が働いた農園は親戚のところでした。
繁忙期に人手が足りないということで、家族が手伝いに行くついでに私も手伝って良いか尋ねて許可をいただきました。
許可は事業主の方に直接LINEで尋ねました(親戚ということもあり、以前からLINEを交換している間柄です)。
その日のうちに了承を得て、9月〜11月に手伝いに行きました。
親戚の家ということもあり、元々家族ぐるみでの交流がありました。
そのため、親戚の農園が人手不足で困っているということは元々家族から聞いていました。
折角家族が手伝うならば、私も一緒に農園に行って手伝えば作業が早く終わるのではないか、と考えたことが応募のきっかけです。
身内のアルバイトなので完全にコネで採用いただいたようなものです。
Q
いちご農園に応募した理由を教えてください。
A.まず第一に、人手不足が原因です。
私が手伝った作業は暑い季節の肉体労働で、猫の手も借りたいくらいです。
そのことを知っていて、尚且つ大学生と言えど時間に余裕があったので手伝いに行きました。
もう一つの理由は、インターンシップとしての経験を積みたかったからです。
先述の通り、農学部の大学生として日々勉学に勤しんでいる中で、新規就農に興味を持ちました。
私が所属する学科では、インターンシップを義務付けています。
しかし、私は新規就農以外で、学科で学んだ科目に関する仕事に興味がありませんでした。
大学に確認をとったところ、農作業もインターンシップとして認めてもらえるとのことで、繁忙期の9月〜11月までアルバイトとして働き、経験を積ませていただきました。
Q
いちご農園の面接はどんな感じでしたか?
A.LINEで働いて良いか聞いただけなので、面接はありませんでした。
しかし、インターンシップ先として働きたいことや意気込みなどを語りました。
いちご農園バイトの実態
Q
いちご農園でアルバイトをして良かったこと、嬉しかったことは何ですか?
A.顔見知りの人しか働いていないという点です。
アルバイトといえば、初対面の人と働かなければなりません。
この点が人見知りにとっては大きな壁だと思いますが、親戚の農業だと親しい人しか働いていません。
人間関係を特に気にすることなく、気楽に働くことができます。
また、人間関係が良好なお陰で、無理せず働くことができたことがメリットだったと思います。
9月のビニールハウス内での作業はまるでサウナにいるかのように暑く、過酷な労働環境です。
休憩や水分補給を頻繁に促してくれるので、アルバイトを始めたばかりでも気兼ねなく休憩することができました。
作業に慣れてくるときちんと褒めてくれて、治すべきところはハッキリ伝えてくれる点も親戚ならではで良かったです。
Q
いちご農園のアルバイトはきつかったですか?
A.正直言ってかなりキツいです。
9月の猛暑の中、ビニールハウスで汗だくになりながら重労働を午前中ひたすら行います。
勿論、途中でこまめな休憩を挟みながらの作業ですが、疲労は腰や膝をはじめとした全身に蓄積されていき、体力がないうちはフラフラします。
実際に、農業に従事している80代の女性が足元がおぼつかなくなり、急いで家まで送り届けるという事案がありました。
どれだけ熟練でも、どれだけ体力に自信があっても、人間は夏の暑さを完全に克服することはできません。
このことを思い知らされる仕事だと感じました。
解決方法(対処方法)はとにかく暑さ対策につきます。
こまめな休憩や水分補給をお互いに心がけて、長く作業を続けている人には休憩を促します。
補給する水分も利尿作用のある緑茶等は避けて、スポーツドリンクを出来るだけ飲むように心がけていました。
帽子や暑さ対策にのグッズの用意も抜かりなく行いました。
後は熱中症対策の基本ですが、塩分を少し多めに摂取することを心がける、黒い服を着ない、体力をつける、栄養バランス良く十分な食事を取る、たくさん寝るなどの対策も特に心がけていました。
夏の農作業は多くの危険を伴いますが、作物を収穫して消費者に届けることを考えて、頑張りました。
Q
いちご農園ではどのようなお仕事をしていましたか?一日の流れを教えてください!
A.9月は定植(漢字が正しいか定かではありません)を行いました。
育苗ハウスで4月から育てた苗を、収穫ハウスに植える作業です。
苗は1畝あたり2列ずつ、端の列は1列ずつ植えていきます。
植える場所は予め印をつけておきます。
苗の向きや植える角度も決まっていて、苗を印のところにひたすら置いていく人と、印に置かれた苗を決められた向きと角度で植えていく人に分担して作業を行います。
その他にも、育苗ハウスから収穫ハウスまで、育苗ハウスで育てた苗を選定し、運ぶ役割の人も必要です。
11月頃に行った作業は、ランナー取りという作業です。
ランナーというのは、苗から生える長い蔓のような茎のことです。
これを放置したまま苗が成長すると、作物が小さくなってしまいます。
大きな作物を収穫するために、このランナーという茎をひたすら引き抜く作業を続けます。
ランナーは取っても取ってもすぐに生えてくるので、毎日ランナー取りを続けることが大切だと思います。
Q
いちご農園でアルバイトをしていたときの珍事件、面白出来事を教えてください!
A.地面(畑)に埋まっていた蜂の巣を踏んで、スズメバチに刺されたことです。
羽音だけで虫の種類を判断することは素人では難しく、最初はアブが何かだと思いました。
アブだと思って帽子で虫を払ったところ、スズメバチの反感を買い、何箇所も刺されてしまいました。
急いで病院に行って治療を受けて、その後は自宅で安静にしていたので大事には至りませんでした。
今ではスズメバチがトラウマです。
そのほかで言うと、家族営業なだけあって、家族喧嘩が丸わかりになることがしばしばありました。
会話が少ない日やなんとなく雰囲気がピリピリしているな、と感じた時は大体揉め事があった日で、緊張感がすごかったです。
難しいことではありますが、家庭の事情は仕事に持ち込まないようにしたいですね。
いちご農園バイトの条件
Q
いちご農園の研修はありましたか?
A.いきなり実践からスタートです。
そもそも研修すらありませんでした。
農作業はいくら座学で教えたところで身につかないので、習うより慣れろ、といった感じでした。
人手も足りていないので、教える暇も惜しいのかもしれないと、今になって思います。
基本的には単純作業の繰り返しなので、覚えること自体は少ないです。
最初のうちは丁寧に実践を積み重ねて、こまめにチェックを挟んでもらって作業を覚えていく流れでした。
困ったことや聞きたいことがあった時は、周囲の人にタイミングを計らって聞いていました。
9月の最初は暑さにやられて気分が悪くなってしまうこともありました。
アルバイトを始めたてで中々休みにくく困っていた時は、周りの人が察してくれて休憩するように促してくれました。
Q
いちご農園にはどのような人が働いていますか?雰囲気など教えてください!
A.とにかくアットホームな雰囲気でした。
親戚をはじめとする顔見知りしかいないので、自宅で過ごしている時と変わらない自分でいることができました。
一緒に働く人は忙しさによっても違いますが、最大で8人、通常時で2〜4人の時が多かった気がします。
忙しい時は私のような助っ人が親戚から集められるようなイメージです。
男女比は半々くらいで、平均年齢は40〜50代のような気がします。
仲が良いとはいえ、仕事の時と休憩の時はメリハリをつけていました。
集中するときは集中して、みんなで話す時は楽しく話す感じです。
メリハリを持って仕事に取り組みたい私にとってはありがたい環境でした。
仕事中は少し緊張感のある雰囲気が、やりがいがありました。
Q
いちご農園の時給・シフトはどのような仕組みでしたか?
A.シフトは特にありませんでした。
始まる時間も終わる時間も同じで、シフト管理をするような規模経営でもありません。
シフトに関してはかなり適当でした。
ただ、なんとなくこの人は毎日働いている、この人は週に数回来る、などの雰囲気だけで働いていたので、誰がいつどのタイミングで休暇を取るかは分かりませんでした。
しかし、単純作業の繰り返しである農業において、シフトはさほど重要ではないと思います。
また、農作物の状態を見て、作業が必要ないと判断した時は休暇を取るように促すなどのシフト管理もありました。
シフトは農作物によって左右される感じです。
Q
いちご農園のシフトは入りやすいですか?
A.とても入りやすい
Q
いちご農園の服装や髪型の決まりはありましたか?
A.汚れてもいい服装・髪型自由
Q
いちご農園の社割や特典、まかないなどはありましたか?
A.昼食を賄ってくれました
学生にとってのいちご農園バイト
Q
いちご農園のアルバイトは高校生に向いていると思いますか?
A.一概に向いているとは言えませんが、運動部の方であれば向いていると思います。
暑い環境に慣れていて、力みなぎる高校生の力は喉から手が出るほど欲しい人材です。
また、単純作業の繰り返しが得意な方が活躍できる作業もありますので、ケースバイケースだと思います。
Q
いちご農園のアルバイトは大学生に向いていると思いますか?
向いていると思います。
大学生は夏休みと春休みに約2か月ほど、まとまった休みがあると思います。
その時期はちょうど繁忙期と重なっている農家さんも多いと思うので、体力に自信がある方は農作業を経験してみてはいかがでしょうか。
Q
最後に、いちご農園でアルバイトしようとしている人に一言!
まずは農業に興味を持ってくれてありがとうございます。
そして、残念ながら有機栽培や無農薬栽培は諦めてください。
農業に従事すればすぐわかると思いますが、有機栽培や無農薬栽培は熟練の方でも非常に難しく、リスクの伴う栽培方法です。
初心者の場合は言うまでもありません。
農業は体力勝負です。
たくさん食べて、たくさん寝て、体力を思う存分に身につけてください。
身につけた体力は農業以外でも、きっとどこかで役立つことでしょう。
最初は慣れないことも多く、熟練の方について行くことは大変です。
しかし、やりがいも沢山ある仕事です。
体をたくさん動かして、太陽の光を存分に浴びるので、精神を病むことが少なくなると思います。
頑張ってください!
いちご農園アルバイターの特徴
いちご農園アルバイトのお仕事の特徴
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