買ったバッグをその場でハサミで切り始めた！？「DOLPHIN」のアパレルアルバイト体験談！ヴィンテージも扱う個人経営ショップの仕事内容をご紹介！

こんにちは！あるバイの中の人です！
今回は、「DOLPHIN」でアルバイトをしていた方の体験談をご紹介します。
「DOLPHIN」は、オーナーとバイト1人の2人体制だったようで、ポップやマネキンのコーディネートなど店頭を自分のセンスのままに装飾できるお店のようです！
今回は、熊本県熊本市東区の動植物園入口駅から車で約6分の「DOLPHIN」でアルバイト経験がある方に体験談について取材を行いました！

• 年齢：25歳
• 職業：フリーター
• 性別：女性
• 働いていた時期：2018年頃
• 働いていた期間：3年
• シフト：週5日

Ａ．お客として来店していたのがはじまりです。
路面店にあり最初はなんとなく入店しました。
メンズアパレルショップだった為、当時の彼のショッピングについていく際にこのお店を利用していました。
このころアルバイトを探していた際にアルバイトを募集しているがどうかとお誘いを受け応募することになりました。

ショップ店員としてアルバイトを募集していたようですがメンズショップに女性が応募していいのか確認したところ、女性が良いとの返答をいただき後日面談の予定を組んでくれて面接することになりました。
アルバイトの誘いを受けてから10日ほどで応募をする流れでした。
電話やネットは一度も介さず店頭へ足を運ぶ形で応募まで至った経緯になります。

Ａ．お客として利用していた際にオーナーのカリスマ性にひかれたことが応募した一番の理由です。
一着の洋服に対しての接客に説得力があり買い手の財布をゆるめるトークスキルをリスペクトしていました。
そしてもう一つの理由は店頭にミシンがあったことです。
趣味としてミシンを日頃から使用していたため仕事でいかせることができたら良いなと思っていたのでこれも応募の理由です。
自分が作った作品やリメイクした洋服を委託販売することが可能な店舗だったためこれで利益をあげたら収入アップにつながると思いました。
また接客業が好きで女性との会話よりも男性との会話のほうが楽しいのでメンズショップだったことも決め手になりました。
毎日私服で仕事がしたい思いもありました。

Ａ．履歴書を持参するように指定はありましたがアピールが足りない気がして自分の作った作品を持参してアピールしました。

Ａ．一番うれしかったことは高額な洋服が売れることです。
ビンテージアイテムを取り揃えていたため見た目は古い洋服でも年代やディテールなどのうんちくを話すことによりその洋服のよさを伝え、売れた時にはとても良い気分になりました。
接客には記憶力やトークスキルが必要になります。
買い物以外でも人が集まってくる路面店に楽しさがありました。
正月や連休など県外から年に一度帰省し、わざわざ買い物に来て下さる顧客さんにとても喜びを感じました。
個人の近路面店での良いところはお客さんとの距離がちかいことで近況報告や世間話などを様々な会話をすることができます。
友達のような感覚もあり大切な顧客でもある感じです。
メンズショップでしたが彼女が彼の誕生日プレゼントを一人で買いに来てくれることが嬉しかったです。

Ａ．店頭ではほとんど一人で店を切り盛りしていました。
そのため休憩時間がほとんどなかったことがきつかったです。
店内にトイレがあったのでトイレをそそくさと済ませ店頭に戻るような状況でした。
しかしお気に入りの音楽をかけレイアウトや店内のポップを作ったりとモチベーションをあげることで好きな空間に何時間もいれる楽しさはありました。

8時間ほとんど立ちっぱなしでお客さんが来ない雨の日や、平日は時間が経たない日もあります。
そういう日には顧客メールやネット販売、ブログを更新するなどインターネットでの販売に力をいれていました。
売り上げが低い日にもネットで商品が売れれば問題ないのでそういったネット販売での売り上げをあげることにも力をいれました。
個人経営のアパレル業は時給が低いため売り上げが個人の利益につながることも珍しくありません。
そういった時給アップにかんする努力は常に必要です。
給料で自分の洋服に費やすかたちになります。

いつもおしゃれをして店頭に立つことは容易なことではありません。
しかし、おしゃれな店員さんから洋服を買いたいと思うことは当然のことなのでいつもおしゃれを意識していました。
またお店に合ったコンセプトの洋服の種類を選ぶことも重要です。

Ａ．１１時前に出勤します。
11時前までにタイムカードをおします。
シャッターを開けBGMをかけお店をオープンします。

オープン直後に来客がなければ店外の清掃を行います。
お店の前付近のごみなどを掃き掃除します。
次に店内のモップ掛けを行います。
そしてレジ金の確認をします。
両替が必要ないか確認します。
店頭のマネキンのコーディネートをします。
毎日コーデは替えるようにしていました。
店内のレイアウトや洋服の整理をします。
きれいに畳みなおしたり配置を変えたりします。
接客の合間をみて品出しを行います。
バックヤードから新商品を出したりビンテージ商品の検品を行い値札をつけ店頭へ並べます。
必要があれば定価や相場を調べ値段をきめることもあります。
ポップやフライヤーを作ったり顧客メールの送信など空いた時間に行います。
ネット販売をする商品の写真をとりネットにアップします。

20時閉店です。
レジ締めを行い売り上げや売れた商品をオーナーに報告します。

Ａ．私が店頭に立っていた際に初めて来店した男性がいました。
肩掛けバッグがほしいと言われいくつかのバッグを見せたら黒のショルダーバッグを選びました。
お支払いが終わるとはさみをかしてほしいといわれました。
値札を切るのだと思い見ていると彼はバッグを切っていました。

何をしているのかと尋ねると、彼は探偵の仕事をしていて尾行に使うと言いました。
ビデオに証拠を収めるためにレンズを忍ばせる穴を空けていたのです。
バッグに空けた穴にピッタリカメラのレンズをセットして彼は不倫調査のための尾行へと颯爽といってしまいました。
このような買い物をした方は後にも先のも彼だけでした。
なんともいえない接客経験をさせてもらった気持ちになりました。

Ａ．仕事をしながら覚える形です。
座学での研修はありませんでした。
近隣や付き合いのある洋服店や飲食店にオーナーとあいさつ回りを行いました。
両替やレジ金何のお金に関することを習いました。
そのほか委託販売の割合や取り扱いなど習得しました。
そのほか、補正に関する価格帯をレクチャーされました。
裾上げ、リペアなどの価格設定を習いました。
他には顧客管理に関すること、ネット販売に関することなどPCでの業務を受け実際に使用してみるところまで習いました。

業務で困ったことはビンテージの価格設定です。
相場や定価がないものが多く販売側の言い値のようなところがあるため高すぎても売れないし安すぎると損するといった難しさがあります。
そういった商品に関してはオーナーに相談していました。

Ａ．バイト仲間はおらずアルバイトは私一人でした。
オーナーと二人でしたが店頭にはほとんど一人で立っていました。
私の休みの日にはオーナーが一人でお店に立っていました。
男性のオーナーでお客様もほとんどが男性です。
働く雰囲気としてはわきあいあいと言う感じですが売り上げに関しては厳しかったです。

20時に閉店し週末はよくクラブでのイベントにオーナーと参加していました。
キャッシャーをたのまれることもありそういった事にはボランティアというか付き合いでの一環として参加していました。
店頭にはオーナーと二人という形になりますが他店のアパレル業界の方々との交流がとても多かったです。
他店のショップ店員さんもほとんどが男性でした。

Ａ．時給は当時の熊本市の最低時給だった為1000円もありませんでした。
シフトは週に5日出勤で一か月単位ででていました。
休みの希望日は要求できるものの土曜日曜祝日は絶対にシフトが入っていました。

平日は一人でしたが祝日や連休、土日の日中はオーナーと店頭に二人で立つこともありました。
当初は１１時から20時までのアルバイトで一時間休憩という契約でしたが、二人で店を切り盛りしていることもあり、オーナーがいない日は店頭でお客さんがいない時間に食事をとる程度で、休憩といった感じでは時間がとれませんでした。
時給として８時間分でした。

Ａ．休みの希望を聞いてもらえた点は良かった

Ａ．髪型は目立つように指定があり雑誌撮影に合わせてスパイラルパーマをかけることもありましたが比較的自由でした。

Ａ．ほとんどが２０パーセントオフで購入できた。

Ａ．路面店のアパレルショップは若い方にお勧めです。
大型のショップとは異なり自由な部分や縛りが少ないような気がします。
オーナーでもないのに自分の好きな空間や特色が出せるので理想のお店で働けるような感覚になりました。

洋服を接客販売するには知識などうんちくが必要です。
大学で鍛え上げた知識や記憶力が生かせると思います。
サークルや学校生活などで鍛えたコミュニケーション能力も十分に生かせる職種だと思います。
インセンティブのあるショップなら更によい収入が得られるかもしれません。

アパレル業は物を売る大変な仕事ですが、接客業が好きな方には一番おすすめの仕事です。
日常的におしゃれな洋服を身にまとい店頭に立つこの職業は毎日華やかな仕事です。
特に若い時に勤務することをお勧めします。
高いコミュニケーションスキルを仕事の中で身に着けることができます。

お客さんが心を開いてくれると自然に財布を開いてくれるようになります。
自分のトークスキルや接客スキルの高さで相手の財布のひもを緩めることができるたりがいのある仕事です。
また、お客様が購入した洋服でより一層おしゃれになってありがとうと感謝の気持ちをお互いに伝えあえる素敵な出会いにも恵まれます。
物を売る仕事で自信がつくことにより、営業やプレゼンなど多方面の仕事でも活躍できるようになると思います。