高校生のためのアルバイトガイド!法律から労働時間、税金のことまで徹底解説!
目次
こんにちは、みなさん!
高校生活を送りながら、アルバイトにチャレンジしようと考えている人も多いんじゃないかな。
お小遣い稼ぎだけじゃなく、社会経験を積める絶好のチャンスでもあるんだよね。
でも、気をつけなきゃいけないこともたくさんあるんだ。
この記事では、高校生のみんながアルバイトをする上で知っておくべき大切なことを、できるだけわかりやすく説明していくね。
長い記事になるけど、キミの権利を守り、安全に楽しくアルバイトするための大事な情報がぎっしり詰まってるから、最後まで読んでみてね!
アルバイトって、実はすごくいいことなんだよ!
まずは、アルバイトのいいところから話してみようか。
友達の優子さんは、最近カフェでアルバイトを始めたんだ。
彼女が言うには、「お客さんとの会話が楽しいし、先輩バイトの人たちがすごく優しくて、毎日新しい発見があるの!」だって。
確かに、学校では経験できない「社会」っていう場所を知るチャンスだよね。
お客さんや同僚、上司とのコミュニケーション、仕事の責任、時間管理など、大人になるために必要なスキルをたくさん身につけられるんだ。
それに、自分で稼いだお金って特別な感じがするよね。
親からもらうお小遣いとは全然違う価値を感じるはず。
優子さんも「自分で稼いだお金で買った服は特別に大切にしちゃう」って言ってたよ。
アルバイトのメリットをもう少し詳しく見ていこう。
- 社会性の向上: 学校とは違う環境で、様々な年齢や立場の人とコミュニケーションを取ることで、社会性が身につくよ。例えば、丁寧な言葉遣いや、気配りの仕方なんかも自然と学べるんだ。
- 責任感の醸成: 与えられた仕事をきちんとこなすことで、責任感が育つんだ。「自分の仕事が店全体の運営に関わっている」って実感できるのは、すごく大切な経験だよ。
- 時間管理能力の向上: アルバイトと学業の両立は、時間管理のスキルを磨くいい機会なんだ。計画的に行動する習慣が身につくよ。
- 自己理解の深化: 様々な仕事を経験することで、自分の得意・不得意や、やりたいことが見えてくるかもしれないね。将来の進路選択にも役立つはずだよ。
- 経済観念の育成: 自分で稼いだお金の価値を実感することで、お金の大切さや使い方を学べるんだ。これは将来の家計管理にも役立つスキルだよ。
- 自信の獲得: 仕事をこなし、評価されることで自信がつくんだ。「自分にもできる」という経験は、学校生活や将来の就職活動でも大きな支えになるはずだよ。
- 専門知識やスキルの習得: 例えば、カフェでバリスタの技術を学んだり、塾講師として教え方を身につけたりと、アルバイトの種類によっては専門的なスキルを習得できることもあるんだ。
- ネットワークの拡大: 職場での人間関係を通じて、将来役立つかもしれない人脈を築くこともできるよ。社会人の先輩から様々なアドバイスをもらえるかもしれないね。
友達の健太くんは、コンビニでのアルバイト経験を通じて、接客の楽しさに目覚めたんだって。「最初は緊張したけど、お客さんに喜んでもらえると嬉しくて。将来は接客の仕事に就きたいって思うようになったんだ」って話してくれたよ。
このように、アルバイト経験は将来の夢につながるかもしれないんだ。例えば、ケーキ屋さんでアルバイトをしたことがきっかけで、パティシエを目指す人もいるんだよ。
でも、始める前に知っておくべきことがあるんだ
さて、アルバイトの良いところはわかったと思うけど、実際に始める前に知っておくべき大切なことがあるんだ。
労働基準法って知ってる?
まず、「労働基準法」っていう難しそうな名前の法律があるんだけど、これは働く人を守るためのすごく大切な法律なんだ。高校生のみんなは、この法律では特別に保護されてるんだよ。
例えば、夜遅くまで働かせちゃダメ!とか、危険な仕事はさせちゃダメ!とか、そういうことが決められてるんだ。
具体的には、以下のようなことが定められているよ。
- 労働時間の制限(1日7時間以内、週28時間以内)
- 深夜労働(午後10時から午前5時まで)の禁止
- 危険有害業務への従事禁止
- 年少者(18歳未満)の時間外労働、休日労働の原則禁止
これらのルールは、みんなの健康と安全を守るためのものなんだ。
だから、もし「このルール、守られていないかも…」と感じたら、勇気を出して誰かに相談してみてね。
(厚生労働省HP:労働基準に関する法制度 ①労働基準法|法令・制度のご紹介|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト)
いつから働けるの?
上で紹介した「労働基準法」で「15歳になって最初の3月31日を過ぎてから」と決められているよ。
別の言い方をすると「高校1年生になった4月1日から」からアルバイトが出来るようになるよ。
労働条件をしっかり確認しよう
友達の健太くんは、最初のバイトで失敗しちゃったんだ。
「バイト先の条件をよく確認しないで始めちゃって、思っていた時給と全然違ったんだよね…」って言ってた。
だから、バイトを始める前には必ず、以下のような項目をしっかり確認することが大切なんだ。
- 仕事内容: 具体的にどんな仕事をするのか、詳しく聞いておこう。
- 労働時間・休憩時間: 1日何時間働くのか、休憩は何分あるのかを確認しよう。
- 賃金: 時給はいくらか、交通費は出るのかなどを確認しよう。
- 賃金の支払方法と支払日: いつ、どのように給料が支払われるのかを知っておこう。
- 勤務場所: どこで働くのか、通勤時間はどのくらいかかるのかを考えよう。
- 休日・休暇: 定休日はいつか、有給休暇はあるのかを確認しよう。
- 試用期間: 試用期間があるかどうか、その間の条件に違いはないかを聞いておこう。
- 社会保険の適用: 健康保険や厚生年金に加入できるかどうかを確認しよう。
これらの情報は、「労働条件通知書」という書面で確認できるはずだよ。
もし、わからないことがあれば、必ず雇用主や店長さんに聞いてね。
恥ずかしがらずに、分からないことは聞くのが大人への第一歩だよ!
(厚生労働省HP:アルバイトを雇う際、始める前に知っておきたいポイント|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト)
学業優先を忘れずに
そして何より大切なのは、学業を忘れないこと!
高校生の本分は勉強だからね。
バイトは学校の勉強に支障が出ない範囲でやることが大切だよ。
友達の美咲さんは、テスト期間中はバイトを減らしてもらってるんだって。
「店長さんに相談したら、快く了承してくれたの。学業優先で働かせてくれる環境って、すごくありがたいよね」って言ってたよ。
多くのバイト先は、学生の本分が勉強だということを理解してくれているはずだから、遠慮せずに相談してみるといいよ。
保護者の同意を得よう
それから、高校生がアルバイトをする場合、多くの企業が保護者の同意を求めているんだ。
これは法律で義務付けられているわけではないけど、未成年者の安全を守るための慣習みたいなものだね。
保護者に相談することで、アルバイトのメリットやデメリット、注意点などについて、一緒に考えることができるよ。
それに、もし何か問題が起きたときに、すぐに相談できる大人がいるっていうのは、とても心強いことだよね。
アルバイト禁止の学校もあるよ
学校によっては、アルバイトを禁止しているところもあるんだ。
だから、アルバイトを始める前に、必ず学校の規則を確認してね。
もし禁止されている場合は、その理由をよく考えてみよう。
学業に専念してほしいという学校側の思いがあるはずだよ。
でも、どうしてもアルバイトをしたい場合は、担任の先生や進路指導の先生に相談してみるのもいいかもしれないね。
状況によっては、許可が出る可能性もあるかもしれないよ。
労働時間ってどのくらいなの?
さて、ここからは高校生のアルバイトで特に気をつけなきゃいけない「労働時間」について詳しく見ていこう。
労働時間の基本
法律では、大人でも1日8時間、1週間で40時間までって決められてるんだ。
でも、高校生を含む18歳未満の人は、もっと厳しい制限があるんだよ。
具体的には、1日7時間以内、1週間で28時間以内しか働いちゃいけないんだ。
これは、勉強との両立を考えて決められたルールなんだよ。
友達の美咲さんは、コンビニでバイトしてるんだけど、「平日は1日3時間、土日は5時間くらいかな。これくらいだと勉強との両立もできるし、ちょうどいいよ」って言ってた。
休憩時間も大切!
休憩時間も大切!6時間以上働く場合は、45分以上の休憩が必要なんだ。8時間以上なら、1時間以上休憩しなきゃいけないよ。
この休憩時間は、労働時間の途中に与えられ、自由に使えるものでなければならないんだ。
例えば、お店の奥で座ってるだけじゃなくて、外に出て気分転換したり、お弁当を食べたりできる時間のことだよ。
友達の太郎くんは、「最初は休憩時間もずっとレジの近くにいなきゃいけないのかと思ってたんだ。
でも、店長さんに聞いたら『ちゃんと休んでいいよ』って言われて安心したんだ」って教えてくれたよ。
深夜労働は禁止だよ
それから、夜遅くまで働くのは禁止されてるんだ。
午後10時から朝の5時までは、原則として働いちゃいけないんだよ。
これは、キミの健康と安全を守るためのルールなんだ。
ただし、例外もあるんだ。例えば、
- 交代制による就業で、かつ
- 深夜以外の時間帯に働くことが困難な場合
に限り、労働基準監督署長の許可を得れば、午後10時半まで働くことができるんだ。
でも、これはあくまで例外的な扱いだから、基本的には深夜労働は避けた方がいいよ。
夜更かしは健康に良くないし、翌日の学校にも影響が出ちゃうからね。
休日もちゃんともらえるよ
休日も大切!
週に1日はちゃんと休みがもらえるはずだよ。
法律では、1週間に1日、または4週間に4日以上の休日を与えなければならないって決められているんだ。
友達の花子さんは、「土日のどちらかは必ず休みをもらえるようにしてもらってるの。そうすると、友達と遊んだり、家族と過ごしたりする時間も作れるから、リフレッシュできるんだ」って言ってたよ。
休日にはしっかり休んで、次の週に備えることが大切だね。
勉強時間を確保したり、趣味を楽しんだりするのもいいかもしれないよ。
残業って?
残業?それは原則としてダメなんだ。
高校生は、決められた時間以上は働かせちゃいけないってルールがあるんだよ。
でも、急なお客さんの来店や、予想外の仕事が入ってしまうこともあるよね。
そんなとき、「もう少しだけ」って言われても、きっぱり断る勇気を持つことが大切なんだ。
友達の健太くんは、「最初は断りづらくて、言われるがままに残業しちゃってたんだ。
でも、それで体調を崩しちゃって…今は『すみません、今日は帰らないといけないので』ってはっきり言えるようになったよ」って話してくれたんだ。
もし、残業を強要されたり、断りづらい雰囲気を感じたりしたら、すぐに保護者や先生、労働基準監督署に相談してね。
キミの権利を守ることは、とても大切なことなんだ。
お給料のこと、ちゃんと知ってる?
さあ、次はお楽しみのお給料について詳しく見ていこう!
最低賃金って知ってる?
まず、最低賃金って知ってる?
これは、法律で決められた、絶対にこれ以下の給料で働かせちゃいけないっていう金額のことなんだ。都道府県によって金額が違うから、自分の住んでるところの最低賃金を確認してみるといいよ。
例えば、2024年10月時点での東京都の最低賃金は時給1,163円なんだ。
でも、地方に行くと900円台のところも多いよ。
友達の太郎くんは、最初のバイトで「時給800円」って言われて、すごくいい金額だと思ったんだって。でも、その地域の最低賃金は830円だったんだ。「もし知らなかったら、損してたかもしれないよ」って言ってた。
だから、アルバイトを始める前に、必ず自分の地域の最低賃金を調べておこうね。
もし、最低賃金以下の時給を提示されたら、きちんと指摘する勇気を持とう!
(厚生労働省HP:地域別最低賃金の全国一覧 )
給料の支払い方法
給料は、普通は1ヶ月分をまとめて支払われるんだ。
でも、毎週払いのところもあるよ。
いつ、どうやって支払われるのかも、始める前にちゃんと確認しておこうね。
多くの場合、給料は銀行振込で支払われるよ。
そのため、アルバイトを始める前に銀行口座を作る必要があるかもしれないね。
保護者と一緒に、近くの銀行に行って口座を開設するといいよ。
友達の優子さんは、「最初は現金で給料をもらってたんだけど、銀行振込に変更したら、お金の管理がしやすくなったよ。貯金も自動的にできるようになったし」って教えてくれたよ。
給料明細書をチェックしよう
それから、「給料明細書」ってものをもらえるはずだよ。
これには、働いた時間や給料の計算方法が書いてあるんだ。
必ずチェックして、おかしなところがないか確認しよう。
給料明細書には、通常以下のような項目が記載されているよ。
- 基本給(時給 × 働いた時間)
- 諸手当(通勤手当、深夜手当など)
- 控除項目(所得税、社会保険料など)
- 差引支給額(実際に振り込まれる金額)
友達の健太くんは、「最初は給料明細書の見方がわからなくて、そのまま保管してただけなんだ。でも、先輩に教えてもらって細かくチェックするようになったら、間違いを見つけたことがあったんだ。ちゃんと確認することの大切さを学んだよ」って話してくれたんだ。
もし、給料明細書の内容がおかしいと思ったら、遠慮せずに雇用主や店長さんに聞いてみよう。
間違いは早めに修正してもらうことが大切だよ。
税金のこと
高校生のアルバイトでも、一定以上の収入がある場合は税金を納める必要があるんだ。
具体的には、年間の収入が103万円を超えると所得税がかかるよ。
でも、心配しないで!多くの場合、雇用主が自動的に給料から税金を差し引いて(これを「源泉徴収」というんだ)、国に納めてくれるから、特別な手続きは必要ないんだ。
交通費はどうなる?
交通費については、会社によって対応が違うんだ。
全額支給してくれるところもあれば、一部しか出ないところ、まったく出ないところもあるよ。
友達の美咲さんは、「私のバイト先は交通費が全額支給されるんだ。電車賃が高いから、これがあると助かるよね」って言ってた。
一方、健太くんは「僕のところは交通費が出ないんだ。だから、自転車で行ける範囲でバイト先を探したんだよ」って話してくれたよ。
交通費の有無は、バイト選びの際の重要なポイントになるから、必ず確認しておこうね。
禁止されている仕事って?
高校生がやっちゃいけない仕事もあるんだ。
キミの安全を守るために、法律で禁止されている仕事があるんだよ。
具体的に見ていこう。
お酒を扱う仕事
まず、お酒を出すお店での仕事は禁止されているんだ。例えば、
- 居酒屋でのホールスタッフ
- バーでのバーテンダー
- お酒を販売する売場での接客
これは、未成年者の飲酒を防ぐためだけじゃなく、お酒に関連するトラブルから高校生を守るためでもあるんだ。
友達の花子さんは、居酒屋でバイトしたいって言ってたんだけど、「高校生はダメなんだって。残念だけど、卒業するまで我慢かな」って話してたよ。
風俗営業関連の仕事
次に、風俗営業関連の仕事も禁止されているよ。例えば、
- キャバクラやホストクラブでの接客
- パチンコ店やゲームセンターでの仕事
- マッサージ店での仕事
これらの仕事は、高校生には適切ではない環境だと考えられているんだ。
危険な作業を伴う仕事
高校生の安全を守るため、危険な作業を伴う仕事も禁止されているんだ。例えば、
- 建設現場での作業
- 重い荷物(男子は30kg以上、女子は20kg以上)を運ぶ仕事
- 有害な化学物質を扱う仕事
- 高所作業
友達の太郎くんは、「夏休みに建設現場でバイトしたいって思ったんだけど、高校生はダメだって言われたんだ。安全が第一だもんね」って話してくれたよ。
深夜の仕事
さっきも少し触れたけど、午後10時から午前5時までの深夜の仕事も、原則として禁止されているんだ。例えば、
- コンビニエンスストアの夜勤
- 深夜営業の飲食店での仕事
- 新聞配達(早朝)
これは、キミの健康と学業を守るためなんだ。
夜更かしは体調を崩す原因になるし、学校にも影響が出ちゃうからね。
その他の制限
他にも、以下のような仕事には制限があるよ。
- 自動車の運転を伴う仕事(配達など)
- ボイラーの取り扱い
- 危険な機械(プレス機械など)の操作
これらの仕事は、専門的な知識や技能が必要だったり、事故のリスクが高かったりするんだ。
友達の良子さんは、「私、料理が好きだから、レストランのキッチンでバイトしたいなって思ってたんだ。でも、包丁を使う仕事は制限があるって聞いて、驚いちゃった」って言ってたよ。確かに、安全性を考えると納得できるよね。
高校生のみんなが安全に、そして健康的にアルバイトができるように、これらの制限が設けられているんだ。
もし、「これって大丈夫かな?」って思う仕事があったら、必ず大人に相談してみてね。
労働条件と権利について
さて、ここからは少し堅い話になるけど、とっても大切なことだから、しっかり覚えておいてね。
キミには「労働者」としての権利があるんだ。
労働条件通知書ってなに?
アルバイトを始める時、「労働条件通知書」っていう書類をもらうはずだよ。
これは、キミとバイト先との間の大切な約束事が書かれた書類なんだ。
労働条件通知書には、以下のようなことが書かれているよ。
- 仕事の内容
- 働く場所
- 働く時間(始業・終業時刻、休憩時間、休日など)
- 賃金(いくらもらえるか、いつもらえるかなど)
- 契約期間
- その他の労働条件(制服の貸与、交通費の支給など)
友達の美咲さんは、「最初はめんどくさいなって思って、よく読まなかったんだ。でも、後で分からないことが出てきて困っちゃって…ちゃんと読んでおけば良かったなって後悔したよ」って話してくれたんだ。
だから、労働条件通知書はしっかり読んで、分からないことがあったら、必ず聞いてね。
これは、キミの権利を守るための大切な書類なんだ。
就業規則を確認しよう
多くの職場には「就業規則」っていうものがあるんだ。
これは、職場でのルールが詳しく書かれた本みたいなものだよ。
就業規則には、以下のようなことが書かれているんだ。
- 勤務時間や休憩時間
- 休日や休暇
- 給与の計算方法や支払い方法
- 退職の手続き
- 職場での禁止事項
友達の健太くんは、「バイト先の就業規則を読んで、有給休暇がもらえることを知ったんだ。知らないままだったら、損してたかもしれないね」って教えてくれたよ。
就業規則は、たいてい職場に置いてあるから、読みたいときは店長さんに聞いてみてね。
キミの権利や義務が書かれているから、知っておくととても役立つよ。
有給休暇ってなに?
「有給休暇」って聞いたことあるかな?
これは、給料をもらいながら休めるお休みのことなんだ。
アルバイトでも、以下の条件を満たせば有給休暇をもらえるんだよ。
- 6ヶ月以上継続して働いている
- 全労働日の8割以上を出勤している
条件を満たせば、勤務日数に応じて年に5日から20日の有給休暇がもらえるんだ。
友達の優子さんは、「有給休暇を使って、家族旅行に行ったんだよ。給料が減らないから、すごく助かったんだ」って嬉しそうに話してくれたんだ。
有給休暇は、リフレッシュするためだけじゃなく、体調不良の時や学校行事がある時にも使えるんだ。自分の権利として、必要な時にはしっかり使おうね。
残業代はちゃんともらえる?
さっきも話したように、高校生の残業は原則禁止なんだ。
でも、どうしても必要な場合があるかもしれないね。
そんな時は、必ず残業代をもらう権利があるんだよ。残業代は通常の給料の25%増しになるんだ。例えば、時給1000円の人が1時間残業したら、1250円もらえるってことだね。
友達の太郎くんは、「クリスマスイブにちょっとだけ残業したんだ。その時、店長さんが『ちゃんと残業代つけておくからね』って言ってくれて、ホッとしたよ」って教えてくれたんだ。
もし、残業代が支払われていないと感じたら、勇気を出して店長さんに確認してみてね。
労働組合って知ってる?
「労働組合」って聞いたことある?
これは、働く人たちが自分たちの権利を守るために作る団体なんだ。
大きな会社には労働組合があることが多いけど、アルバイトの人たちだけの労働組合もあるんだよ。
労働組合に入ると、労働条件の改善を求めたり、困ったことがあった時に相談したりできるんだ。
友達の花子さんは、「バイト先の待遇に不満があって、どうしようか悩んでたんだ。そしたら、アルバイト労働組合があるって知って、相談してみたんだ。親身になって話を聞いてくれて、解決策も提案してくれたよ」って話してくれたんだ。
労働組合に入るかどうかは自由だけど、困ったことがあったときの強い味方になってくれるかもしれないね。
(労働組合HP:日本労働組合総連合会(連合)ホームページ)
トラブルが起きたらどうする?
アルバイト中にトラブルが起きちゃったら、どうすればいいんだろう?具体的な対処法を見ていこう。
まずは信頼できる人に相談しよう
トラブルが起きたら、まずは信頼できる大人に相談するのが一番いいと思うよ。
両親や先生、バイト先の優しそうな先輩とか。
友達の次郎くんは、バイト先でいじめられて悩んでたんだ。でも、勇気を出して先生に相談したら、うまく解決できたんだって。「相談して本当に良かった。一人で抱え込まないことが大切だってわかったよ」って言ってた。
職場で解決を試みよう
可能であれば、まず職場で問題解決を試みるのがいいと思うよ。
例えば、店長さんや人事担当者に相談してみるとか。
友達の美咲さんは、「シフトの組み方に不満があって、直接店長さんに相談してみたんだ。そしたら、思いのほかスムーズに改善してくれて驚いたよ」って話してくれたんだ。
でも、職場で解決できないと感じたら、外部の相談窓口を利用するのも良い方法だよ。
労働基準監督署に相談しよう
それでも解決しないときは、「労働基準監督署」っていう場所に相談できるんだ。
ここは働く人の味方をしてくれる場所なんだよ。
労働基準監督署では、労働条件や賃金未払いなどの相談を無料で受け付けてくれるんだ。
匿名で相談することもできるから、安心して利用できるよ。
友達の健太くんは、「給料の計算がおかしいと思って、労働基準監督署に電話で相談してみたんだ。親切に説明してくれて、その後どうすればいいかもアドバイスしてくれたよ」って教えてくれたんだ。
(厚生労働省HP:全国労働基準監督署の所在案内 )
労働組合に相談するのも手だよ
さっき紹介した労働組合にも相談できるんだ。
特に、アルバイトの人たち向けの労働組合もあるから、そういうところに相談してみるのもいいかもしれないね。
弁護士に相談する方法も
本当に深刻な問題の場合は、弁護士さんに相談するという方法もあるんだ。
でも、弁護士さんへの相談は有料なことが多いから、両親とよく相談してからにしてね。
法テラスという無料で法律相談ができるサービスもあるから、それを利用するのも良いかもしれないよ。
記録を取っておこう
トラブルが起きたら、できるだけ詳しく記録を取っておくことが大切だよ。例えば、
- いつ、どこで、何が起こったか
- 誰が関わっていたか
- どんな会話があったか
こういった情報は、後で問題解決する時にとても役立つんだ。
友達の良子さんは、「バイト先でちょっとしたトラブルがあった時、スマホのメモアプリに記録しておいたの。後で相談した時、そのメモがすごく役立ったんだ」って話してくれたよ。
諦めないで!
トラブルに遭うと、「もうバイト辞めよう…」って思っちゃうかもしれないね。
でも、すぐに諦めないで!
多くの場合、話し合いや相談で解決できるんだ。
それに、困難を乗り越える経験は、キミの将来にきっと役立つはず。
友達の太郎くんは、「最初はバイト先での人間関係に悩んで、辞めようと思ったんだ。でも、先輩に相談して乗り越えられたんだよ。今では楽しく働けてるし、自信にもなったんだ」って笑顔で話してくれたよ。
トラブルは怖いものだけど、それを解決する方法を知っておけば、もっと安心してアルバイトができるよね。
困ったことがあったら、一人で抱え込まずに必ず誰かに相談してね。
学業との両立、どうする?
アルバイトを始めると、時間の使い方がすごく大切になってくるよ。
学業とアルバイトをどうやって両立させればいいのか、具体的な方法を見ていこう。
優先順位をはっきりさせよう
まず大切なのは、「学業が第一」っていう意識を持つことだよ。
アルバイトは確かに大切な経験になるけど、高校生の本分は勉強だからね。
友達の美咲さんは、「バイトを始める時、両親と話し合って『成績が下がったらバイトは辞める』って約束したんだ。
その約束があるから、勉強もしっかり頑張れるんだよね」って教えてくれたよ。
スケジュール管理をしっかりしよう
両立の鍵は、しっかりとしたスケジュール管理だよ。
スマートフォンのカレンダーアプリや手帳を使って、学校の予定、テスト、宿題の締め切り、バイトのシフトなどを全部書き込んでおくといいんだ。
友達の健太くんは、「僕は日曜日の夜に、その週の予定を全部チェックするんだ。そうすると、いつ勉強する時間があるかがはっきりわかるし、計画立てて行動できるよ」って話してくれたんだ。
効率的な勉強法を身につけよう
限られた時間で効率よく勉強するためには、自分に合った勉強法を見つけることが大切だよ。
例えば、
- 通学時間を使って単語の暗記をする
- 休憩時間に問題集を解く
- 音声教材を聞きながら家事をする
など、隙間時間を上手く使う工夫をしてみるといいかも。
友達の優子さんは、「私はバイトの休憩時間に、その日習った英単語を復習するようにしてるの。15分でも毎日続けると、すごく効果があるんだよ」って教えてくれたよ。
テスト期間はバイトを調整しよう
テスト期間中は、バイトを減らしたり、休んだりするのもいいかもしれない。
多くのバイト先は、学生の本分は勉強だってことをわかってくれてるから、相談してみるといいよ。
友達の太郎くんは、「テスト2週間前からバイトを休ませてもらってるんだ。店長さんも『学業が大事だからね』って理解してくれて、すごくありがたいんだ」って話してくれたんだ。
睡眠時間は絶対に削らない!
学業とバイトの両立で忙しくなると、つい睡眠時間を削っちゃいがちだよね。
でも、それは絶対にNGなんだ!
睡眠不足は集中力を下げるし、体調も崩しやすくなるんだ。
結果的に、勉強もバイトもパフォーマンスが下がっちゃうよ。
友達の花子さんは、「一時期、睡眠時間を削って頑張ってたんだけど、かえって効率が悪くなっちゃって…今は、どんなに忙しくても6時間は寝るようにしてるんだ」って反省を込めて話してくれたよ。
部活動との両立も考えよう
部活動もしている人は、さらに時間のやりくりが大変かもしれないね。
でも、諦める必要はないよ。
例えば、
- 土日のみのバイトにする
- 週1回だけにする
- 長期休暇中だけバイトする
など、工夫次第で両立できる方法はあるはずだよ。
友達の次郎くんは、サッカー部に所属しながら、週末だけコンビニでバイトしてるんだって。「平日は部活に集中できるし、週末は良い気分転換になるんだ」って言ってたよ。
体調管理も忘れずに
勉強、部活、バイトと忙しくなると、ついつい無理をしがちだよね。
でも、体調を崩しちゃったら元も子もないから、しっかり自己管理することが大切なんだ。
- バランスの良い食事を心がける
- 適度な運動をする
- ストレス解消法を見つける
これらのことを意識して、健康的な生活を送ろうね。
友達の良子さんは、「バイトを始めてから、朝ごはんをしっかり食べる習慣がついたんだ。そしたら、午前中の授業の集中力が上がったんだよ」って教えてくれたんだ。
学業とバイトの両立は、確かに大変かもしれない。
でも、うまくバランスを取れば、どちらも充実したものになるはずだよ。
自分なりの両立の方法を見つけて、充実した高校生活を送ってね!
保護者の同意について
高校生がアルバイトをする際、多くの場合、保護者の同意が必要になるんだ。
これについて、もう少し詳しく見ていこう。
なぜ保護者の同意が必要なの?
保護者の同意が必要な理由は主に3つあるんだ。
- 法的な理由:未成年者の雇用契約には、保護者の同意が必要なんだ。
- 安全面の配慮:保護者に知っておいてもらうことで、より安全にアルバイトができるからね。
- 学業との両立:保護者と相談することで、学業に支障が出ないようにできるんだ。
友達の美咲さんは、「最初は親に言いづらくて…でも、話してみたら意外とすんなりOKしてくれて。それどころか、いろんなアドバイスをくれたんだ」って話してくれたよ。
同意書はどうやって書くの?
多くのバイト先では、保護者の同意書を提出する必要があるんだ。
同意書の書き方は簡単だよ。通常、以下のような内容を含むんだ。
- アルバイトを行うことへの同意
- アルバイト先の名称
- 勤務する生徒の氏名と生年月日
- 保護者の氏名と捺印
- 同意した日付
友達の健太くんは、「同意書のフォーマットをバイト先でもらって、それに沿って書いたら簡単だったよ。親にも書いてもらう部分を説明したら、すぐに書いてくれたんだ」って教えてくれたんだ。
保護者と話し合う時のポイント
保護者に同意してもらうために、しっかり話し合うことが大切だよ。
ここでは、話し合う時のポイントをいくつか紹介するね。
- アルバイトの目的を明確に説明する 例:「将来の夢のために貯金したい」「社会経験を積みたい」など
- 学業への影響について話し合う 例:「テスト期間は休ませてもらうつもりです」「毎日の勉強時間は確保します」など
- 具体的な勤務条件を伝える 例:勤務時間、勤務日、時給など
- 安全面での配慮を説明する 例:「深夜勤務はありません」「危険な作業はありません」など
- 将来のキャリアにどう活かせるか話す 例:「接客スキルが身につきます」「責任感が養えます」など
友達の優子さんは、「親に『なぜバイトしたいの?』って聞かれて、自分の考えをちゃんと説明したら、すごく真剣に聞いてくれたんだ。そのあと、一緒にバイト先を探してくれたりして、すごく嬉しかったな」って話してくれたよ。
保護者が反対したらどうする?
もし保護者が反対したら、すぐに諦めないで、よく話し合ってみるといいよ。
反対の理由を聞いて、それに対する解決策を一緒に考えてみるんだ。
例えば、
- 学業への影響が心配 → 成績が下がったらすぐにバイトを辞めることを約束する
- 安全面が不安 → バイト先の安全対策について詳しく説明する
- 時間の使い方が心配 → 具体的な1週間のスケジュールを示して説明する
友達の太郎くんは、「最初、親が反対してて落ち込んでたんだ。でも、何度も話し合って、少しずつ理解してもらえたんだよ。今では応援してくれてるんだ」って教えてくれたよ。
粘り強く、誠実に話し合うことが大切だね。
税金と社会保険について
アルバイトを始めると、税金や社会保険の話も気になってくるよね。
ちょっと難しい話になるけど、知っておくと役立つから、一緒に見ていこう。
所得税について
アルバイトで稼いだお金にも、所得税がかかることがあるんだ。
でも、年間の収入が一定額(2024年現在で103万円)以下なら、所得税はかからないよ。
これを「給与所得控除」というんだけど、簡単に言うと「これくらいのお金なら税金はいらないよ」っていう国からの配慮なんだ。
友達の美咲さんは、「最初は税金の話が全然わからなくて心配だったんだけど、バイト先の先輩が丁寧に教えてくれたんだ。意外と簡単だったから安心したよ」って話してくれたんだ。
(国税庁HP:No.1410 給与所得控除)
住民税について
住民税も気になるところだよね。
これは、前年の所得に対して課税されるんだ。
だから、高校生の間は通常かからないことが多いんだけど、収入が多い場合は翌年から課税されることもあるから注意が必要だよ。
(総務省HP:地方税制度|個人住民税)
社会保険について
社会保険って聞いたことあるかな?
健康保険と年金保険のことなんだけど、アルバイトでも加入が必要になる場合があるんだ。
具体的には、以下の条件を満たす場合は加入する必要があるよ。
- 1週間の所定労働時間が20時間以上
- 1ヶ月の給与が88,000円以上
- 2ヶ月を超える雇用の見込みがある
ただし、学生の場合は申請すれば加入を猶予してもらえる制度もあるんだ。
友達の健太くんは、「僕のバイト先では、社会保険の加入について詳しく説明してくれたんだ。学生だから今は加入しなくていいって教えてもらって、ほっとしたよ」って教えてくれたんだ。
(日本年金機構HP:【学生のみなさまへ】学生納付特例制度のご案内)
年末調整って何?
年末調整というのは、1年間に払いすぎた税金を返してもらったり、足りない分を追加で払ったりする手続きのことだよ。
通常、12月のボーナスや給与を支払う時に行われるんだ。
アルバイトでも年末調整の対象になることがあるから、バイト先から案内があったらちゃんと確認してね。
確定申告は必要?
通常、アルバイト収入だけなら確定申告は必要ないんだ。
でも、以下のような場合は確定申告が必要になることがあるよ。
- 給与の収入金額が2,000万円を超える
- 2か所以上から給与をもらっている
- 給与以外の所得が20万円を超える
友達の良子さんは、「私、副業でネットショップもやってるから、確定申告が必要になったんだ。最初は難しそうで躊躇したけど、税務署の人に相談したら親切に教えてくれて、なんとかできたよ」って話してくれたんだ。
税金や社会保険の話は少し難しいかもしれないけど、大人になるにつれてどんどん関わることが増えてくるんだ。
分からないことがあったら、バイト先の人や両親、学校の先生に聞いてみるのがいいと思うよ。
確定申告については以下の記事でも紹介しているよ。ぜひチェックしてみてね!
扶養控除ってなに?
親が子どもを扶養(養ったり、経済的な援助をしていること)している場合に、親の所得税や住民税が軽減される仕組みのことだよ。
もし子どもがアルバイトをして年間の収入が103万円を超えてしまうと、自分の所得税がかかる他に、親も「扶養控除」が外れて所得税や住民税を払う必要が出てくるよ。
もし「扶養」の範囲内で働きたい場合は、その事を事前に職場に伝えておいたり、1ヶ月のアルバイト代の目安を「8万円以下」にして働くのがおすすめだよ。
働く前によくご両親とも相談して、計画的にアルバイトをしてね。
「扶養」については以下の記事でも紹介しているよ。ぜひチェックしてみてね!
アルバイトの探し方と面接対策
さて、ここまでアルバイトに関する様々なことを学んできたけど、実際にアルバイトを始めるにはどうすればいいのかな?
アルバイトの探し方から面接の対策まで、詳しく見ていこう。
アルバイトの探し方
アルバイトを探す方法はいくつかあるんだ。
主な方法を紹介するね。
- 求人サイトを使う: スマートフォンやパソコンから簡単に多くの求人情報を見ることができるよ。有名なサイトには「バイトル」「タウンワーク」「あるバイ」などがあるんだ。
- 求人誌を見る: コンビニやスーパーに置いてある求人誌も情報が豊富だよ。地域密着型の情報が多いのが特徴だね。
- 学校の掲示板をチェック: 学校によっては、地域の企業からのアルバイト募集を掲示していることもあるんだ。信頼性が高いのがメリットだよ。
- 知り合いに紹介してもらう: 友達や先輩、家族などに「アルバイト募集しているところない?」って聞いてみるのも良い方法だよ。
- 直接お店に問い合わせる: 「アルバイト募集中」の張り紙を見かけたら、直接お店に問い合わせてみるのもアリだね。
友達の健太くんは、「僕は地元のショッピングモールの各店舗を回って、アルバイトを探したんだ。そしたら、好きなブランドの洋服屋さんで募集してて、すぐに応募したんだよ」って教えてくれたよ。
応募する前のチェックポイント
アルバイトを見つけたら、すぐに応募する前に以下のポイントをチェックしてみてね。
- 勤務地:通学や帰宅に支障がない場所かどうか
- 勤務時間:学業や部活と両立できる時間帯かどうか
- 時給:最低賃金以上であることを確認
- 仕事内容:自分にできる仕事かどうか
- 勤務期間:短期か長期か、自分の希望と合っているか
- 応募資格:高校生可であることを確認
- 制服:貸与か自前か、費用は誰が負担するのか
友達の美咲さんは、「最初に見つけたバイトは時給が良かったんだけど、よく見たら高校生不可だったの。しっかりチェックして良かったよ」って話してくれたんだ。
応募の仕方
応募方法は求人によって違うけど、主に以下の方法があるよ。
- 電話での問い合わせ:
- 落ち着いて丁寧な言葉遣いで話そう
- メモを用意して、聞きたいことをまとめておこう
- 「高校生ですが、応募可能でしょうか」と最初に確認しよう
- ウェブでの応募:
- 入力ミスに注意しよう
- 志望動機などを聞かれたら、簡潔に誠実に答えよう
- 直接訪問:
- 身だしなみを整えて行こう
- 履歴書を持参するのが望ましいよ
- 店が混んでいる時間は避けよう
友達の太郎くんは、「初めての応募は電話だったんだ。めちゃくちゃ緊張して、メモを見ながら話したよ。でも、相手の人が優しくて、なんとか最後まで話せたんだ」って教えてくれたよ。
面接対策
応募が無事に通ったら、次は面接だ!面接って緊張するよね。
でも、準備をしっかりすれば大丈夫。
ポイントを押さえていこう。
- 身だしなみを整える:
- 清潔感のある服装を心がけよう
- 髪型も整えて、爪も切っておこう
- 香水は控えめに、もしくは付けないのが無難だよ
- 必要なものを準備する:
- 履歴書(求められた場合)
- 筆記用具
- 身分証明書(学生証など)
- 想定質問の答えを用意する: よく聞かれる質問には予め答えを考えておこう。例えば、
- 志望動機は?
- アルバイトで特に頑張りたいことは?
- 学業との両立をどう考えているか?
- 長所と短所は?
- お辞儀の練習をする: きちんとしたお辞儀ができると、良い印象を与えられるよ。
- 時間に余裕を持って行動する: 遅刻は絶対NG。10分前には到着するようにしよう。
- 質問を用意しておく: 「この仕事で特に気をつけることは何ですか?」など、仕事に対する熱意を示す質問を考えておこう。
友達の優子さんは、「面接前日に、家族の前で面接の練習をしたんだ。恥ずかしかったけど、アドバイスをもらえて自信になったよ」って話してくれたんだ。
面接でのマナー
面接当日は、以下のマナーを心がけよう。
- 挨拶はハキハキと: 元気よく、はっきりとした声で挨拶しよう。
- 姿勢を正す: 背筋を伸ばして座り、相手の目を見て話そう。
- 言葉遣いに気をつける: 丁寧語を使い、「ありがとうございます」「申し訳ありません」などの言葉を適切に使おう。
- 質問にはしっかり答える: 聞かれたことに対して、簡潔かつ具体的に答えよう。分からないことは正直に「分かりません」と言うのも大切だよ。
- 表情も大切に: 緊張するかもしれないけど、できるだけ笑顔を心がけよう。
- 最後にお礼を言う: 面接が終わったら、「お時間をいただき、ありがとうございました」などと伝えよう。
友達の次郎くんは、「面接の時、緊張しすぎて早口になっちゃったんだ。でも、『すみません、緊張していて…』って正直に言ったら、面接官の人が『大丈夫だよ、落ち着いて』って優しく声をかけてくれたんだ。そしたら少し落ち着けたんだよ」って教えてくれたよ。
面接後のフォローアップ
面接が終わっても、まだやることがあるんだ。
- お礼のメールを送る: 可能であれば、面接から1-2日以内にお礼のメールを送ろう。面接での印象を良くするチャンスだよ。
- 結果を待つ: 結果が出るまでの期間を確認し、その間は落ち着いて待とう。
- 次の行動を考える: 合格した場合、いつから働き始められるか考えておこう。不合格だった場合は、次のアルバイト探しに活かせるよう、面接での経験を振り返ってみよう。
友達の良子さんは、「面接後にお礼のメールを送ったら、『丁寧なメールをありがとう』って返事をもらえたんだ。それだけで嬉しくなって、この会社で働きたい気持ちがもっと強くなったよ」って話してくれたんだ。
高校生におすすめのアルバイト
求人情報をチェック
求人情報に「高校生歓迎」と記載があれば、お店側が学校優先であることを理解してくれている場合が多いよ。
テスト期間や部活動の大会があった時にも、シフトの融通が利かせてもらいやすいことがあるからおすすめだよ。
おすすめの職種
高校生でも働きやすいアルバイトを選んでみたよ。
どれも未経験でも始めやすく、短い時間でも働けるものばかりだから、参考にしてみてね!
- コンビニエンスストア:短時間シフトが組みやすく、未経験でもマニュアルの通りに仕事ができるよ。
- スーパーマーケットの品出し:お客様との対応が少なく、単純作業が中心だよ。朝、夜だけの働き方もできるよ。
- イベントスタッフ:1日~数日間の短い期間で働けるよ。自分で働く日を選べるから学校の行事と調整しやすいよ。
- 工場の軽作業:商品の仕分けや梱包など、単純作業が中心で体力が無くてもできるものが多いよ。
- ファミリーレストラン(キッチン・ホール):チェーン店はマニュアルが充実しているから仕事も覚えやすいよ。同年代も多いから友達も出来やすいよ。
以下の記事でも、高校生が働きやすいアルバイトについて紹介しているよ。ぜひチェックしてみてね!
よくある質問(FAQ)
ここまで読んできて、まだ疑問に思うことがあるかもしれないね。
よくある質問をいくつかピックアップして、答えていくよ。
Q: バイト先での人間関係で困ったらどうすればいい?
A: まずは、直接話し合うことから始めてみよう。
それでも解決しない場合は、信頼できる先輩や店長さんに相談するのがいいと思うよ。
一人で抱え込まないことが大切だね。
友達の美咲さんは、「先輩との人間関係で悩んでいたんだけど、勇気を出して店長さんに相談してみたの。そしたら、うまく仲介してくれて、今ではその先輩と良い関係で働けているんだ」って教えてくれたよ。
Q: バイトのシフトの融通は利くの?
A: お店や職場によって違うけど、多くの場合、ある程度の融通は利くよ。
でも、急な変更は難しいことが多いから、テスト期間やイベントがある時は早めに伝えるのがマナーだね。
友達の健太くんは、「僕のバイト先では、1ヶ月前までにシフトの希望を出せるんだ。テスト期間は少なめに入れてもらって、夏休みは多めに入れてるよ」って話してくれたんだ。
Q: バイトで失敗したらどうすればいい?
A: 誰でも最初は失敗するものだから、落ち込まないで。
大切なのは、すぐに報告して、どうすれば良いか聞くことだよ。
そして、同じ失敗を繰り返さないように気をつけることが大切だね。
友達の太郎くんは、「最初の頃、お客さんの注文を間違えちゃったんだ。すごく焦ったけど、すぐに先輩に報告したら、一緒に謝罪に行ってくれて、フォローしてくれたんだ。その経験から、メモを取る習慣がついたよ」って教えてくれたよ。
Q: バイトでもボーナスはもらえるの?
A: お店や職場によって違うけど、アルバイトでもボーナスがもらえるところはあるよ。
特に、長期間働いている人や、頑張っている人に出すところもあるんだ。
でも、正社員さんほど多くはないことが多いかな。
友達の優子さんは、「私のバイト先では、年に2回、ちょっとしたボーナスがあるんだ。金額は多くないけど、頑張りが認められた気がして嬉しいんだよね」って話してくれたんだ。
Q: バイトで働いている時間は、勉強時間にカウントしていい?
A: それは難しいかな。
確かに、バイトで学ぶこともたくさんあるけど、学校の勉強とは別物だからね。
バイトと勉強はきちんと分けて考えた方がいいと思うよ。
友達の良子さんは、「最初は『バイトも立派な勉強だから』って思って、勉強時間を減らしちゃったんだ。でも、そしたらテストの点数が下がっちゃって…今は、バイトの経験を活かしつつ、しっかり勉強時間も確保するようにしてるよ」って反省を込めて話してくれたんだ。
Q: バイト先での友達づきあいはどこまでOK?
A: 仲良くなるのはいいことだけど、あくまで仕事場での付き合いだってことは忘れないでね。
プライベートな話や恋愛の話は控えめにして、仕事中は仕事に集中するのがいいと思うよ。
友達の次郎くんは、「バイト先の同い年の子と仲良くなって、つい仕事中におしゃべりしすぎちゃったんだ。そしたら先輩に注意されて…今は、休憩時間におしゃべりを楽しむようにしてるよ」って教えてくれたんだ。
Q: バイトで嫌なことを言われたら、どうすればいい?
A: それは辛い経験だよね。
でも、一人で抱え込まないことが大切。
信頼できる人(両親、先生、バイト先の上司など)に相談してみよう。
場合によっては、労働基準監督署に相談するのも一つの方法だよ。
友達の花子さんは、「お客さんから理不尽なクレームを受けて落ち込んでたんだ。でも、店長さんに相談したら、『君は間違ってないよ』って言ってくれて、その後の対応も助けてくれたんだ。相談して良かったって思ったよ」って話してくれたんだ。
まとめ:安全で楽しいバイトライフのために
ここまで読んでくれてありがとう!
長かったけど、キミのバイトライフを守るための大切な情報ばかりだったよね。
最後に、安全で楽しいバイトライフを送るためのポイントをまとめておくね。
- 権利を知ろう: 労働基準法で守られている自分の権利をしっかり理解しよう。分からないことがあったら、遠慮せずに聞くことが大切だよ。
- 学業優先を忘れずに: アルバイトは大切な経験になるけど、高校生の本分は勉強。両立できるようにしっかりスケジュール管理をしよう。
- コミュニケーションを大切に: 職場の人たちとのコミュニケーションを大切にしよう。分からないことは聞く、報告・連絡・相談をしっかりする、これが良い人間関係を築くコツだよ。
- 健康管理に気をつけよう: 無理なシフトを入れすぎて体調を崩さないように。睡眠時間はしっかり確保しよう。
- お金の管理をしっかりと: せっかく稼いだお金、大切に使おう。将来の目標のために貯金するのも良いアイデアだね。
- 常に学ぶ姿勢を: どんな仕事でも、学べることはたくさんあるはず。常に向上心を持って仕事に取り組もう。
- 困ったときは相談しよう: 一人で悩まないで。両親、先生、バイト先の信頼できる人に相談しよう。
- 楽しむことを忘れずに: もちろん、真面目に取り組むことは大切。でも、楽しむことも忘れずに。新しい発見や成長を楽しもう!
友達の美咲さんは、「バイトを始めて1年経ったんだけど、本当に色んなことを学べたし、成長できたって実感するよ。大変なこともあるけど、それ以上に楽しいし、やりがいがあるんだ」って笑顔で話してくれたんだ。
アルバイトは、お金を稼ぐだけじゃなく、社会勉強の場でもあるんだ。
でも同時に、キミには労働者としての権利があるってことも忘れないでね。
困ったことがあったら、一人で抱え込まずに相談することが大切。
そして何より、学業との両立を忘れずに。
高校生活は一度きり。
バイトも勉強も、そして遊びも、全部楽しんでほしいな。
キミのバイトライフが素敵なものになりますように!
何か質問があれば、いつでも聞いてね。
頑張ってね!
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