想像以上の重労働に低賃金…個人経営の書店バイトの現実を公開！「アニール」のアルバイトクチコミ・評判のご紹介です。

こんにちは！あるバイの中の人です！

神奈川県鎌倉市にある大船駅内でかつて営業していた「アニール」でのアルバイトクチコミ・評判をお届けします。

日本の書店業界は電子出版物の普及等に伴い、近年厳しい経営状況が続いているようで、今回ご紹介するような個人経営の書店はますます少なくなっています。

大型チェーン店とは一味違った、個人経営のお店の様子やその仕事内容について、是非このクチコミ・評判からチェックしてみてください。

今回は神奈川県鎌倉市にある「アニール」でアルバイト体験がある方にクチコミ・評判について取材を行いました！
なお、現在「アニール」は閉店しているとのことですので、参考までにご覧いただければと思います。

• 年齢：25歳
• 職業：フリーター
• 性別：女性
• 働いていた時期：2013年頃
• 働いていた期間：1年と少し
• シフト：週2～3回

Ａ．大学卒業後に漫画執筆を続けながら生活費の足しになる職を探していたところ、最寄り駅ビル内に入っている個人書店の求人募集が求人サイトに掲載されていたので、応募しました。
元々幼い頃から書籍は好きでしたし、学生時代はずっと図書委員だったこともあり、いつかは書店で働くという経験を積んでみたいなと思っていたところだったので、幸いでした。

自宅からも通いやすく、当時自動車免許取得のために駅近くの自動車学校へ入校していたこともあり、空き時間を上手く利用しながらシフトが組めるのではと思ったことも応募の理由の一つです。

駅ビルも関東では有名な大手ですし、その中の個人経営書店という事で興味を惹かれたのも大きな理由の一つです。

Ａ．現在は自営業で漫画を描くことを生業としていますが、大学在学時にこちらの方面に進路を定め、執筆作業に専念する時間を確保するべく、結果、就活はせずにフリーターという方向に舵を切りました。
よって生活費の足しにするべく職を探していたのですが、大きな駅ビル内の書店が丁度求人広告を出していたのでこれ幸いと応募した次第です。
同時期に駅の裏駅方面にある自動車学校に入校して免許取得を目指していたこともあり、空き時間をうまく利用しながら上手く両立が出来るのではないかと思ったことも大きな理由の一つです。

最寄り駅で交通の便もよく、かつ幼い頃から好きだった書物に囲まれる憧れの書店員になれるとあって嬉々として応募したのをよく覚えています。

Ａ．通常のアルバイト面接と同様です。
志望動機も聞かれますが、いつから入れるかとどのぐらいの期間働けるか、どのくらい希望日があるかといった具体的な話をされることが多いのであまり対策は必要ないかと。

Ａ．大手駅ビルの中に入ってはいたものの、個人の家族経営でやられているこじんまりした書店だったので非常にアットホームな現場でした。
社長夫婦や社員が数名の少数精鋭といった感じでしたが、アルバイトで入っている主婦層の方々～学生まで和気あいあいといった感じで良かったです。

開店前に当日入荷してくる様々な新刊や雑誌などを見て発売を知ったり、シュリンク（単行本にかけるビニール）をかけたり、雑誌の間に付録をつめてゴムで止めたりといった作業は楽しかったですね。

個人経営店でしたが、しっかりとしたお店オリジナルのブックカバーも用意されていましたし、接客自体も楽しかったので、繁忙期は大変ではありましたが良い現場だったと感じています。

Ａ．事前に思っていたよりは体力を使う重労働な仕事も多く、大変でした。
特に新しく雑誌が発売される度に、駅周辺の美容室やクリニックといった待合を設けている施設に雑誌を配達する業務があるのですが、重たい雑誌を持ってあちこち歩きまわるのは結構大変でした。

きちんと領収書を発行してこなくてはいけないのですが、バタバタして忘れて書店に戻ってしまい、何度かまた施設に取りに戻って、という事もありました。
きちんと受け取るものをしっかりと確認する意識を持つことは非常に重要です。
店内もずっと立ち仕事なので、外の空気を吸って気分転換になるという面では良かったです。

また、お客様から本を探してほしいという依頼もかなり受けるのですが、本に関する情報（タイトルや著者など）がしっかり把握してくださっている方は良いのですが、結構ご年配の方はネットではなく今朝の新聞の広告で見た、としか仰ってくださらなかったりするので（しかもタイトルも何も合ってない）情報のすり合わせが大変です。
数少ない情報から正解の本を探し出すのは結構骨が折れました。

また、所属していた駅ビルには定期的に専用カードの会員のみ10％オフになる期間があり、書店も割引の対象になるという珍しい形だったので、その期間になるととにかく忙しく、安くなる時を狙って大量に本の取り置きを処理しなくてはいけなかったりと結構大変でした。

Ａ．駅ビル入店処理を済ませ、店内を軽く清掃してから開店準備をし、入荷した書籍類を店頭に品出しし、回転したらひたすらレジで接客販売業務、閉店後はレジ締めと清掃という形です。

駅ビル内のブースの様な店舗なので、店全体にシャッターの代わりに緑色のネットがかかっているので、それを外してレジを立ち上げてお金の準備をします。

当日に入荷してきた大量の本を整理しながらシュリンクをかけたり付録詰めなどをしてから、店頭に品出ししていき、お客様が来店されたら挨拶をして接客に当たります。

本を探しに来られるお客様にはご希望の本を探します。
雑誌注文を受けているクリニックや美容室へ雑誌を配達しにも行きます。
戻ればまたレジに入り、注文を受けて発注手配をしたりします。

例えば、定期的に発行される冊子に一部のパーツが少しずつついてきて、長期で購入するとひとつものが出来上がるような雑誌も人気で、年間定期購読を契約されるお客様の手続きを行ったり、図書カードの発行をしたりもしました。

Ａ．私が勤務していた時期は当時妖怪ウォッチが凄い流行っている頃でした。
その頃は社会現象になるほど人気のジャンルだったので、お子様がこぞって買いに来られるのはわかるのですが、ある時開店と同時に大人たちが雪崩こんできて、一斉に「小学一年生」という小学館から出ている子供向けの雑誌を我先にと手に取りレジに駆け込んでこられたこともありました。

当時は学校で人気すぎるあまり、そのグッズを持っていなければいじめられるといわれるくらいだったので、親御さんがわが子の為に必死になって買いに来られていたのが非常に印象的でした。

購入いただけるのでありがたくはありましたが、大の大人がなんだかなあという感じで傍観しておりました。

Ａ．まず書店が入っている駅ビル自体の入店研修がしっかりありました。
書店員の前に駅ビルの中のスタッフであるという身構えをそこでしっかり学びます。

現場にはアパレル、飲食店、雑貨店…など様々なショップにこれから入るスタッフの卵たちが一堂に会していました。
主に接客の仕方について座学を行ったあとは、複数名に分かれて実際の接客を想定したロールプレイをしっかり行い、接客スキルを身に着けました。
お客様にいかに不快感を与えずに気持ちよく買い物をしていただく環境を提供できるか、というような事を事細かく学びました。

その後、書店の方でもしっかりと社員の方から丁寧な研修を受けながら、実際にレジ打ち業務や電話での応対などの仕方もそこで学びます。

Ａ．家族経営の個人店かつ、社員は少数精鋭でアルバイトはパートの主婦層と高校生、大学生だったので、割と和気あいあいとしたアットホームな現場でした。
社長夫婦が良い方で、奥様がとてもハキハキとされて楽しい方で現場が明るくなるような人でした。

アルバイトに関しては男女比は女性が多かったです。
昨今は書店業界も不況なので人手が足りなそうではありましたが、あまりに多くの人数を受け入れられるほど経営に余裕はなかった様なので、そこまで多くは雇っていない感じでした。

楽しくはありましたが、中々覚えることも多く、責任者しかこなせない様な業務もあり、アルバイトの立場では限界がある時に手を借りることが多く、その度に苛立った方もいらっしゃいましたが、それ以外は良い職場でした。

Ａ．2週間ぐらいのスパンで希望曜日を書類に記入して申請して提出する形でした。
時給は今でこそ県の最低賃金も上がっていますが、当時は９００円程でした。

希望日は大体自由に取れましたが、辞める直前の頃には経営的に人件費を削る方針だった様で、希望日にも入れず、何日削れるかの話を割とされた記憶ですが…。
週1だけの人もいればチーフアルバイトとなる長期勤務者のような立場の人は週4～フルタイムぐらい入っていました。

学生は週３日ぐらい入れている人が多かったです。
主婦層は午前中の2時間ぐらいのみだったり、短い時間で希望している人が多かったです。

Ａ．人手が少ない日は比較的入りやすかったです。

Ａ．リクルート用のシャツとパンツ持参で店指定のエプロンだけ貸与されました。
髪は邪魔にならないようにひとつに束ねていれば問題ありませんでした。

Ａ．駅ビルのカード会員になれば10％オフのセール期間中、書籍も割引対象になるのでそれが該当します。
まかないはありませんのでお弁当持参です。

向いています。
初めてバイトを経験する方には一番向いているような業種だと思います。
接客も販売もバイトの基本の様なスキルがしっかり身に着けられますし、何よりお客様に対して物おじしなくなります。
私が勤務していたところはご年配の消費者が多かったので、若いというだけで結構かわいがられるのでお得ですよ。

向いています。
近くに大学がありましたが、そこの学生さんも講義と講義のスキマ時間を上手く活用しながらシフトを組んで働いていました。
また就活に向けての社会勉強として対人スキルを身につけるのは大いに良い経験になると思います。

残念ながら私が勤めていた書店は閉店してしまいましたが、書店は非常に我々の生活に身近なお店ですし、接客業務ではありますが、基本的には静かな職場なので、にぎやかな現場や大勢で協力しながら職務に当たるような場が苦手な人にも向いていると思います。

本も重たいので品出し業務は中々腰にきますが、健康維持の為にも動き回るのは非常におすすめです。接客スキルはどの職種でも非常に役に立ちますし、身につけておいて人生に損はありません。

また、今は何がトレンドでどのような書籍が世間に受けているのかというのを現場でしっかりと体感もできるので、本が大好きな人にはぜひ職務に当たっていただたきたいです。

アルバイトの初級編としてもおすすめです。

神奈川県鎌倉市にある大船駅内でかつて営業していた書店「アニール」のアルバイトクチコミは、個人経営の書店ならではのアットホームな雰囲気が魅力的だと感じました！
チェーン店とは違い、スタッフ同士の距離が近く、温かい職場環境の中で働けるのが良いですね。
接客スキルや本の知識も身につくので、初めてのアルバイトにもぴったりな職場だと感じました！