生傷が耐えず、ぎっくり腰に。本屋のバイトはかなり大変!ブックエキスプレス ペリエ西船橋店でのアルバイト体験談
目次
こんにちは!あるバイの中の人です!
千葉県船橋市にある「BOOK EXPRESS ペリエ西船橋店」という本屋でのアルバイト体験談をお届けします。
こちらは西船橋駅に直結しているペリエ西船橋の中に入っている本屋です。
本屋でのアルバイトは本好きの人が集まるそうです。
静かなので、仕事内容も穏やかだと思われますが、実際は大変なことも多いんです。
手はいつも傷だらけで、重いものをよく運ぶので腰を悪くしてしまう方も多いそうです。
大変ですが、魅力も多い、本屋でのアルバイト。
実際に働いた人にしか分からないメリットデメリットをお伝えします!
アルバイターの基本プロフィール
- 年齢:20代
- 職業:フリーター
- 性別:女性
- 働いていた時期:2007年から2011年ころ
- 働いていた期間:4年
- シフト:週5日から6日、1日7時間半の勤務、夜勤もあり。
BOOK EXPRESSバイトに応募した経緯
Q
BOOK EXPRESSにどのように応募しましたか?
A.本が好きだったこともあり、好きなものに携わる仕事を経験したいと思ったのが理由の一つです。
私が働いてた書店は駅の中にある店舗でした。
もとも別の系列の駅ナカ店舗で働いていたのですが、そこで働いてた同僚が書店勤務をしていて、自分の担当を持てたり、好きな本の情報をいち早く仕入れることができる点、自分の好きな作品をポップなどでPRするなど好きなように棚展開を任させてもらえるようで充実してそうと思ったこと、業種や業態を超えた勤務ができるチャンスを逃したくない、本が好きなので一生に一度は本に携わる仕事をしたい、後悔したくないという気持ちで、異動希望を出しました。
結果が出るまでは1年以上待たされましたが、空きが出たということでアルバイトではありましたが書店勤務の希望が叶いました。
Q
BOOK EXPRESSに応募した理由を教えてください。
A.もともとは駅ナカの別店舗で働いていましたが、正直言うとその店舗の勤務体制や人間関係が色々あり、辞めようと考えていたころ、別業種で書店勤務ができることを知りました。
本が好きで、特にコミックや小説はよく読んでいたので、好きな作家さんも多く、書店勤務の方には本好きな方もいるので、好きなものが一緒だと働きやすいかなと感じたこと、好きなことを一度は仕事として携わってみたい、好きなものに囲まれて仕事がしたいと考えて応募しました。
書店勤務をしている同僚が自分の担当を持てたり、自分が紹介したい作品をPRできるような棚づくりをしたり、好きなものに囲まれてイキイキと業務しているのを聞いて、自分も担当をもって棚づくりや売り場を作ってみたいという気持ちがわいてきたことも応募した理由です。
Q
BOOK EXPRESSの面接はどんな感じでしたか?
A.面接は店長と1対1でした。
志望動機や書店ということもあり本が好きか、どんなジャンルに興味があるかを聞かれました。
シフト制なので早番遅番両方入れるか、ラストまで入れるか、週にどのくらい、社会保険加入希望かといったことも聞かれました。
これまでの職歴はあまり聞かれませんでした。
BOOK EXPRESSバイトの実態
Q
BOOK EXPRESSでアルバイトをして良かったこと、嬉しかったことは何ですか?
A.良かったことは自分の好きな作品の棚づくりができたことです。
POPを描いたり、棚づくりを自分の好きなようにさせてくれる店舗だったので、好きなように自由に棚を作ったりできたのは楽しかったです。
特にPOPはもともと上手な人が多いので、参考にしながら、自分でもこういうPOPの描き方をしたいと真似してみたりして、色々なPOPを作らせてもらったことは良い思い出です。
売り上げが上がるように入れ替えたり、次はこの作家さんのこういう作品が出るので既存の作品を置いてアピールしてみようとか、展開するところを増やしたりして、どういう展開をさせようかを考えるのも面白かったです。
上手くいかないこともありましたが、色々やらせてくれる、POPも棚づくりも自由に好きなようにやっていいよと言ってもらえて、色々とチャレンジすることの楽しさを感じました。
Q
BOOK EXPRESSのアルバイトはきつかったですか?
A.キツイことが多いです。
まずは書籍の入った段ボールを持ち上げることが多く、腰を痛める人多数で、ヘルニアなど腰に持病を抱える方が多いです。
重いものを持ち上げることが難しい、腰に持病を抱えるとなかなか治らないので大変です。
ギッグリ腰になって、動けなくなって社員に助けてもらったこともありました。
それから付録を付けたり、補充をする中で紙で手を切ってしまうことが多々あります。
気づいたら出血してたということは日常茶飯です。
細かい傷が耐えず、常に絆創膏は相棒でした。
また、問い合わせでは「こういう本を探している」という問い合わせは非常に多く、新聞の切り抜きやどんなものを見てこういう作品を探している、最近発売されたこういう作者の本といったヒントがあれば見当もつきますが、「なにかは忘れたがテレビで見た本を探してる」「電車のつり革広告で見た」「作者はわからないがこういう作品」というアバウトな問い合わせだと、探すのに時間がかかり、中には「そんなのもわからないのか」と怒り出してしまう方もいて、問い合わせ業務が来るたびに緊張していました。
大変なことも多々ありましたが、探している本を見つけ出した時やすぐに探せたとき、自分の好きな作品の売り上げが上がったり、カバー付けが早くなったなと思う時、雑誌の売り場や発売日が分かるようになったりすると楽しかったり、業務に対する心労が少なくなっていると感じることもありました。
Q
BOOK EXPRESSではどのようなお仕事をしていましたか?一日の流れを教えてください!
A.早番と遅番の2交代制で勤務していました。
まず、早番は店舗によって開店時間に違いはあるものの、私の店舗は早番勤務は7時からで、開店は8時でした。
店長や社員から前日の売り上げや連絡事項の朝礼があり、その日に発売される雑誌やコミックを開店時間までに売り場に並べます。
解架と呼ばれる業務で、雑誌に冊子や箱に入った付録を輪ゴムやビニールテープを使って付録が取れないようにつけたり、コミックには立ち読みなどでボロボロにならないようにシュリンクというビニールをかけます。
8時に店舗が開店したら、納金に行く人、レジに入る人、解荷作業で出し切れなかった雑誌の付録付け、シュリンク作業、担当者が発注して届いた書籍や文庫、コミックなどを担当者別に分けて棚に並べるように仕分ける作業に分かれて行います。
レジは1時間ごとで交代で、レジ業務以外の人は担当の業務を行います。
早番は比較的落ち着いてる時間帯なので、自分の担当しているところの棚の入れ替え、補充、発注をメインに行います。
早番は15時で上がりとなり、遅番とバトンタッチします。
遅番勤務は15時半からスタートで、早番と同じように店長や社員からの連絡事項を申し伝えがあり、レジや自分の担当している業務に入ります。
遅番勤務は学生さんも多く、学生さんはシフトも少ないので基本担当は持たないので、コミックの補充やシュリンク、雑誌の付録付けや抜き作業(次の号が発売になる雑誌を抜いて返品棚に置く作業)、返品作業、レジを行います。
遅番の時間帯は夕方から夜で店舗で一番忙しい時間になるので、レジが一人で3回入ることもあり、また店舗も混雑してるのでレジ以外の時間はバックヤードでできる返品作業、カバー折り、シュリンク、付録付けといった作業を行います。
閉店1時間前からレジを閉める準備を行います。
4台あるレジのうち、一番動いていない4レジを最初に閉め、閉店30分前になったら3レジを閉めます。
閉めたレジのお金や金券類を親レジである1レジにまとめ、両替などを行います。
閉店は23時で、閉店後は2レジと1レジの閉め担当はレジを閉め作業を行い、それ以外の方は返品伝票発行や返品用段ボールを梱包、掃除をします。
レジ閉めは紙幣や硬貨、金券類(図書券や商品券類)を登録します。
レジ閉めが終わったら店長や社員に確認を行った後に、登録確定作業をしてくれます。
レジ閉めが終わったら、棚の整理や次の日の発売の文庫や書籍がある場合は出します。
(担当者から紙や口頭での指示があり、それに従う)
23時30分が遅番の退勤時間となり、5分前に店長や社員から終礼があります。
その日の売り上げやレジ差額の報告があり、退勤となります。
早番は担当業務の発注や補充、棚のメンテナンスを中心に、遅番はレジ業務がメインとなります。
都度、お客様からの問い合わせに応えたりもあります。
Q
BOOK EXPRESSでアルバイトをしていたときの珍事件、面白出来事を教えてください!
A.私のミスで担当していた文庫本の発注がうまくいってなく、1000冊注文なのに99冊しか来てなく、担当してた営業さんの力も借りて色々なお店から分けてもらって、売り損じを少なくできたことがありました。
発注は書籍の売り上げに左右してしまう重要な部分であり、売り損じに繋がってしまうので、発注数に間違いがないか、自分が入力したものを印刷して証拠を残したりとミスしないように心がけるようになりました。
レジ応援をお願いされて、レジに行こうとしたときに急に腰を痛めてしまって、動けなくなってしまい社員さんに抱えられてバックヤードに連れていってもらい、それをお客様が何事って思われて見られてしまったこと、いらっしゃいませって言おうとしたところ「いらっしゃいまてー」と噛んでしまい笑われてしまったこと、図書カードの1000枚大口注文が入り、店長や社員、アルバイト総出で梱包したこと、お客様に問い合わせを受けた時に急に腹痛が来て、腹痛に耐えながら冷や汗かきながら問い合わせ対応をなんとかしたことなど、色々なことがありました。
BOOK EXPRESSバイトの条件
Q
BOOK EXPRESSの研修はありましたか?
A.店長や社員から、面接のときに確認した勤務時間や勤務内容の確認を行い、契約書にサインをし、その後店舗の見取り図をもらい案内されました。
この売り場にはこういうジャンルの商品が置いてあることを説明を受けたり、雑誌やコミックの発売日の一覧表をもらったり、一日の業務の流れについては早番と遅番それぞれ説明を受けました。
説明を受けたら、実際にレジに入って業務を行いました。
最初は店長や社員と一緒に入り、その後同僚のアルバイトと一緒に入り、1週間くらいで独り立ちという流れでした。
業務での分からないことはレジの場合は隣にいる同僚バイトに聞いたり、それでもわからない時は店長や社員に確認する形でした。
アルバイト同士でわからないことを補完し合う感じでした。
レジ業務と並行して、雑誌の付録付け方法、返品方法、補充、発注方法など担当者から説明を受けたり、店長や社員、同僚のアルバイトから教わりながら業務に慣れていきました。
仕事をしながら覚えていくスタイルでした。
Q
BOOK EXPRESSにはどのような人が働いていますか?雰囲気など教えてください!
A.雰囲気としては書店ということもあり、本が好き(コミックや小説、好きな作家さんがいたりなど)が多く、自分の好きな作品を積極的にPOPを描いたり、趣味が合う人同士でアルバイト以外でも交流があるようで、書店業務は堅苦しいものというイメージもありましたが、そういったことはほとんどなく和気あいあいとした感じでした。
ですが早番と遅番では仕事の進め方ややり方が違っていたようで、遅番がやった業務に対して早番から違うと怒られてしまったり、早番同士や遅番同士は和気あいあいとしていましたが、早番と遅番の間には壁があり、垣根を超えられませんでした。
特にコミック好きな人や一つのジャンルに対して詳しいいわゆるオタクの方が多かったです。
職場の人数は店長や社員は5人ほど、アルバイトは遅番早番含めて20名ほどでした。
早番はフルタイムのフリーター(学校を卒業した社会人)が多く、遅番は高校生から大学生まで学生中心でした。
男女比は圧倒的に女性が多く、外国籍の方はいませんでした。
Q
BOOK EXPRESSの時給・シフトはどのような仕組みでしたか?
A.シフトは毎月20日締め切りで、25日ころ発表という形でした。
コミックや文庫は発売日があるので、自分の担当しているところの発売日は多めの人員を確保するよう、この日はできるだけ勤務の協力をお願いしますと指示がありました。
シフト表にお休みの希望のところに×印をし、出られるけど半日だけとかこの時間までなら出られるといったことがあれば別途書いたりしました。
わたしはフルタイムアルバイトだったので基本的に平日の勤務を入れ、土日祝日や雑誌や書籍の発売がない日に休みを入れていましたが、日曜日は特に人数が少ないので月に何度か協力することも多かったです。
休み希望の制限(何日までにして)はないので、基本的に休み希望を入れた日は休みにしてくれていました。
Q
BOOK EXPRESSのシフトは入りやすいですか?
A.シフトは希望しているところは入れてくれるので希望が通りやすく入りやすかったです。
大型の発売日や日曜日や年末年始など休みが重なる時は出勤をお願いされることもあり、シフト以上の勤務をすることも多々ありました。
Q
BOOK EXPRESSの服装や髪型の決まりはありましたか?
A.服装は動きやすい服装でスカートやハーフパンツはNG、ジーパンやチノパン推奨でした。
上はシャツを着てエプロン着用なのでインナーの指定は特にありませんでした。
髪型は華美にならない形で色は6番までなら染色もOkで染めている人も多かったです。
Q
BOOK EXPRESSの社割や特典、まかないなどはありましたか?
A.社割はありました。
月に1万円までで10%割引です。
月に超えてしまうと社割自体が無くなってしまうこともあるので、社割のルールについては厳しく言われました。
学生にとってのBOOK EXPRESSバイト
Q
BOOK EXPRESSのアルバイトは高校生に向いていると思いますか?
A.アルバイトの中には高校生もいたので、向いていると思います。
ただし、会社の中の決まりで高校生は21時もしくは21時半までの勤務となり、ラストまではできませんでした。
テスト休みとか行事、部活の大会でも休みを考慮してくれていたようで、そういった融通が利くと働きやすいと言えます。
Q
BOOK EXPRESSのアルバイトは大学生に向いていると思いますか?
大学生が多かったので、仲間が増えるので向いてると思います。
学生は特別に担当を持つことなく、幅広く色々な業務を経験できたり、テスト休みやサークルのイベントの休みを考慮してくれたようでした。
大学生が多いお店だと、自然と仲間が増えたりして和気あいあいと楽しそうに働いている姿が印象的でした。
Q
最後に、BOOK EXPRESSでアルバイトしようとしている人に一言!
書店勤務は本が好きな方が多いので、これだという好きなジャンルがある方はもしかすると同じジャンルが好きな人や共通の趣味が見つかったりして、働くのが楽しいって思える場面もあると言えます。
体力勝負だったり問い合わせも多いですが、基本的に同僚のアルバイトが助けてくれる部分も大きく、本の流通の仕組みなど裏側を知る楽しさもあります。
特にコミック好きな方や特定のジャンルに詳しい方だと、入った時に既存のスタッフと仲良くなりやすかったり、新刊の情報をいち早く知れたり、動くことが多い仕事なので運動不足解消や運動量も増え、あれこれやっているうちにあっという間に時間がたつという感じで、充実感があるなと思います。
アクティブな方や本が好きな方は向いているのかなと思います。
BOOK EXPRESSアルバイターの特徴
BOOK EXPRESSアルバイトのお仕事の特徴
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