クレーム地獄の啓文堂書店アルバイト…幡ヶ谷店で重要な仕事内容の“怒鳴り客”対応とは？

こんにちは！あるバイの中の人です！

静かで落ち着いたイメージのある書店でのアルバイト。
でも実際にはどんな業務があって、どんな人が働いているのでしょうか？

今回は、東京都渋谷区、幡ヶ谷駅から徒歩1分の啓文堂 幡ヶ谷店でアルバイトしていた方に、応募の経緯から現場の雰囲気、働いてよかったこと・きつかったことまで詳しく伺いました。

残念なことに啓文堂幡ヶ谷店は現在は閉店されているとのことなので、本屋さんでアルバイトを考えている方の参考になればと思います

• 年齢：25歳
• 職業:：フリーター
• 性別：女性
• 働いていた時期：2012年
• 働いていた期間：1年
• シフト：週5程度

Ａ．私はタウンワークで書店のアルバイトを見つけました。
もともと本が好きで、書店の落ち着いた雰囲気に憧れていたため、書店で働いてみたいと以前から考えていました。
アルバイトを探す際には、いくつかの求人サイトをチェックしましたが、タウンワークは情報が見やすく、時給やシフト条件、仕事内容が詳細に記載されていたため、比較しやすかったです。

求人を見つけた後、すぐに応募フォームから必要事項を入力し、履歴書を準備しました。
書店のアルバイトは人気が高いと聞いていたため、志望動機をしっかりと考え、「本が好きで接客にも興味があること」「長期で働けること」をアピールしました。
応募後、数日で店舗から面接の連絡がありました。

Ａ．私が書店のアルバイトに応募した理由は、本が好きで、書店の落ち着いた雰囲気の中で働きたいと思ったからです。
もともと読書が趣味で、小説やビジネス書、漫画まで幅広く読むため、本に囲まれた環境で働くことに強く魅力を感じていました。
特に、最新の本をいち早く知ることができる点や、さまざまなジャンルの本に触れられることに惹かれました。

また、接客業に興味があったのも理由のひとつです。
以前から人と関わる仕事をしてみたいと考えていたため、本に関する知識を活かしながら、お客様におすすめの本を紹介できるような経験を積みたいと思いました。
書店なら、無理な営業をする必要もなく、お客様に寄り添った接客ができると感じました。

Ａ．店長が面接をしてくれました。
当時は人が足りていなかったようで、入れる日数が合っていたためすぐに採用されたように記憶しています。

Ａ．書店でのアルバイトは、落ち着いた環境で働けることが何よりの魅力でした。
本が好きだった私にとって、新刊をいち早くチェックできたり、話題の本に詳しくなれたりするのは嬉しいポイントでした。
特に、自分の好きな作家の新刊が入荷されたときは、仕事の合間に表紙を眺めるのが密かな楽しみでした。

また、お客様とのやり取りで嬉しい出来事もありました。
ある日、常連のお客様が「この前おすすめしてもらった本、すごく面白かったよ！」と声をかけてくれたことがありました。
普段は淡々と業務をこなすことが多い仕事ですが、こういったちょっとした交流があると、「この仕事をやっていてよかったな」と思えました。
その後も、そのお客様とは時々本の話をするようになり、本を通じたつながりを感じられたのが嬉しかったです。

Ａ．書店で働くのは、立ちっぱなしや、商品の整理整頓、接客などがあり、体力的にきつい部分もあります。
新刊が発売されるタイミングでは、商品の整理や在庫管理が大変です。
新刊は棚がいっぱいで、どこに置くかが問題になったりします。
このときは、優先順位をしっかりつけることが大切です。

お客様の対応も忙しく、時にはたくさんの質問に答えなければなりませんでした。
ちょっとした傷でも嫌なお客さまからクレームを受けることがありました。
怒鳴り続けられるので、相手が落ち着くまでひたすら謝るしかありません。

問題があると、必ず一緒にシフトに入ってくれていたベテランの方がフォローしてくれました。
棚の整理が間に合わない場合も協力して行っていました。

楽しい部分については、特に本好きな人にとって、書店のアルバイトは楽しい部分も多いです。
お客様との会話で、好きな本を紹介できたり、新しい本を知ることができるのはやりがいを感じる瞬間です。
好きな本や作家に詳しくなれるし、知識を活かしてお客様に提案できると嬉しくなります。
忙しい時期やきつい瞬間もありますが、本を扱う仕事ならではの楽しさもあるので、そのバランスが取れたときはやりがいを感じることができます。

Ａ．出勤・開店準備
品出し・陳列
レジ業務・接客
棚整理

出勤すると、まずはタイムカードを切り、店内の掃除を行います。
入口やレジ周辺、本棚の整理をします。
その後、開店前に新しい本や雑誌が届いているか確認し、バックヤードで品出しの準備をします。

新刊や入荷した本を品出しし、棚に並べていきます。
本のジャンルごとに分け、人気の本は目立つ場所に陳列するように工夫します。
時には、フェアや特集コーナーを作ることもありました。
付録付きの雑誌の付録つけ作業も朝のうちに行います。

お客様が本を購入する際にレジを担当します。
バーコードを読み取って会計を行い、ブックカバーをかけたり、袋に入れたりします。
プレゼントの包装、本の検索や取り寄せも行います。

棚整理
本棚が乱れているとお客様が探しにくくなるため、常に整理整頓を意識します。

書店のアルバイトは単なるレジ業務だけでなく、品出しや陳列、在庫管理など、さまざまな業務を経験できました。

Ａ．本の予約や注文をするお客様もいらっしゃるのですが、本の名前が正確ではない方も多々いらっしゃいました。
「CMでやってた」「○○って単語がはいっていた気がする」など、曖昧な記憶の中でどんな本か探す作業もありました。

タイトルが分からなくても、見た目の特徴を頼りに探し始めるのですが、同じようなデザインの本がいくつかあって焦ってしまうこともありました。
でも、じっくりと聞いてみると、「〇〇」というタイトルが実はシリーズ名で、その中の一冊を探していたことがわかることもあります。
実際に探していた本が見つかったときは、お客さまと一緒に喜んだのはいい思い出です。
お客様が少し思い出したタイミングで「それだ！」と言ってくれることもあるので、根気よく話を聞いていくのが大切です。

Ａ．私が働いていた書店では、座学の研修はなく、すべて実践の中で覚えるスタイルでした。
特に、ベテランのおばさまと一緒にシフトに入ることが多く、仕事の流れや細かいコツを教えてもらいました。
最初のうちは、簡単な作業から始め、少しずつ覚えていく形でした。

すぐ怒る常連のお客がいました。少しでも対応が遅くなったり、自分の思い通りの本が手に入らないと怒鳴ってくるため、そのお客さまがいらっしゃるとき、スムーズに対応できるようにどんな準備をしておくか教えてもらいました。
また、実際そのお客さまが来るときは、2人でレジをして、最速で対応できるようにしてくれました。

書店には、毎月決まった雑誌を購入する常連のお客様がいました。
その方が来店した際、レジでスムーズに対応できるように、事前に取り置きをしておくルールがあったのですが、最初はその処理方法が分からず戸惑いました。
おばさまに教えてもらいながら、どのように管理し、どこに保管しておくべきかを学びました。

本を棚に並べる際、単にジャンルごとに分けるだけでなく、売れ筋の本を目立つ位置に配置することが大切だと教わりました。
特に、新刊や話題の本は平積みにすると手に取ってもらいやすくなるそうです。

Ａ．私が働いていた書店は、比較的小規模な店舗で、基本的に2人体制でシフトを回していました。日によっては社員の店長が来ることもありましたが、基本的にはアルバイト同士で店を回すことが多かったです。
私は特にベテランのおばさまや男性スタッフと組むことが多かったです。

バイト仲間は私を含めて4人ほどいました。基本的に、1人はバックヤードでの作業を担当しており、在庫の管理や返品作業、発注処理などを行っていました。
もう1人は主に接客を担当していて、レジ業務やお客様の対応を中心にしていました。
私は接客を担当する形でした。

雰囲気としては、基本的に落ち着いていて静かな環境でした。
書店ということもあり、騒がしくなることはほとんどなく、業務に集中しやすい職場でした。
ベテランのおばさまは明るく話し好きな方で、仕事の合間には雑談をすることもありました。
一方、男性スタッフは比較的寡黙な方で、必要最低限のやりとりだけをすることが多かったです。

Ａ．私が働いていた書店バイトの時給は900円ほどで、特に昇給制度はありませんでした。
ただ、本屋のアルバイトは比較的落ち着いた環境で働けるため、仕事内容を考えると妥当な金額だったと思います。
シフトは固定制で、基本的に朝と夜の2つの時間帯に分かれていました。
朝のシフトは開店準備や新刊の品出しがメインで、比較的静かな時間帯でした。

一方、夜のシフトは閉店作業があるため、レジ締めや店内の整理が中心となりました。
どうしても都合がつかない場合は、他のバイト仲間に直接お願いして交代してもらうというスタイルでした。
シフトを変わってもらいたいときは、自分で連絡を取る必要がありました。

Ａ．固定シフトでした。仕事量は毎回同じです。

Ａ．基本的に私服です。
パンツ・スニーカーは自分で用意し、店のエプロンをつけて業務を行っていました。
髪の指定は特になかったと思います。

Ａ．ありませんでした。

Ａ．私が働いていた書店は高校生は不可だった記憶があります。
高校生でも働けるなら、書店の規模や具体的な仕事内容によりますが、向いている仕事だと思います。シフトが固定されていたため、授業との両立がしやすいように思います。

Ａ．夜のシフトに入っていた方は、大学生の方でした。テスト期間中などはシフトの相談がありましたが、基本的にはコンスタントにシフトに入っていたと思います。
学業とアルバイトの両立がしやすいので、向いていると思います。

私が働いていた書店はすでに閉店してしまいましたが、本が好きな方には、書店でのバイトは至福の時間だと思います。
新しい本に触れたり、お客様におすすめする本を見つけたりすることができるので、知識が自然と増えていきます。

読書好きな人にとっては、日々の仕事が充実感を感じさせてくれるでしょう。
また、接客業務が中心なので、コミュニケーションスキルや接客スキルを磨けます。
お客様とのやり取りを通じて、社会で必要なマナーや対応力を学ぶことができ、将来どんな仕事をしても役立つスキルを身につけることができます。

一方で、忙しい時期には体力的にきつく感じることもあるかもしれません。
商品の整理やレジ業務では立ちっぱなしになることもあり、細かい作業が続くこともあります。

この方のように本当に本が好きな人が店員さんをやってくれると、お客さん側も助かるというか・・！そう思うのは私だけでしょうか。
本を読む人がどんどん減っている現代で貴重な人材ですね！

本好きの方で本屋でのアルバイトを考えている方の参考になっていればいいなと思います

今回は、東京都渋谷区、幡ヶ谷駅から徒歩1分の啓文堂 幡ヶ谷店でアルバイトしていた方にお話しを伺いましたが、啓文堂 幡ヶ谷店は現在は閉店されています。
書店でのアルバイトをお考えの方の参考になればと思います！