本屋アルバイトが客のタクシー代清算？三洋堂書店 穂積店の謎の仕事内容とは！？

こんにちは！あるバイの中の人です！

本に囲まれて働ける書店のアルバイトは、読書好きにとっては理想の職場に思えるかもしれません。
しかし、実際に働いてみると、日々の業務の中にはさまざまな感情が渦巻いているものです。

今回は、岐阜県瑞穂市、穂積駅より車で４分の三洋堂書店 穂積店でアルバイトされていた方にお話しを聞き、仕事内容や職場の雰囲気など、率直な感想を語っていただきました。

皆様の参考になるインタビューになったと思いますので是非最後までご覧ください

• 年齢：36歳
• 職業:：無職
• 性別：女性
• 働いていた時期：2018年～現在
• 働いていた期間：現在6年目
• シフト：週3～4

Ａ．派遣の仕事を退職してからハローワークや無料のフリーペーパー、バイト情報サイトで求人を探していました。
現在の生活や子育てと両立できるよう、様々な条件を選択して探していましたがなかなか見つからず、何度もハローワークに足を運びましたが満足できる求人に出会えなかったため、諦めかけていました。

仕事を探し始めて１ヶ月を過ぎた時、インターネットにある求人サイトを調べていた所、こちらの求人情報が掲載されていました。
内容や条件は申し分ないこと、地元のお店で雰囲気も知っているお店だったこともあり、直接お店に電話をして、その時に電話に出たスタッフさんに働きたい旨を伝えました。
詳細やわからない事もその時のスタッフさんから電話で教えて頂きました。

Ａ．まずは「家から近い」と言うところを重視しました。
子どもが持病を持っているため、学校から呼び出しの電話が来てもすぐに駆けつけられる場所で働きたいと思っていたのが大きいです。
以前働いていた場所が車で２０分以上、橋を３つ超えないといけない場所だったので、災害があった時に帰れないことが心配だったことも理由の一つです。

またシフト制だったので、持病持ちの子どもの通院などにも柔軟に対応できると考えました。
他にも、昔から通っていた書店だったので、雰囲気も穏やかでスタッフさんも感じが良く、働くならこんなお店がいいなと漠然と思っていました。
そして私自身本が好きで、司書や書店で働く事が一つの夢だったので、好きな仕事をしてお金をもらうのもありだな、と思って応募しました。

Ａ．面接は店長と一対一で行いました。
志望動機、シフトにどれくらい入れるか、接客経験はあるのか（職務経験）などを細かく聞かれました。
また、家庭環境や働くうえでお店側に配慮してもらいたいことなど、こちらの希望を聴いてもらうこともできました。

店長さん次第で全く雰囲気が変わると思いましたが、私の場合は男性の方だったので比較的かっちりとした雰囲気で進められました。
その後はスクリーニング検査を行い終了しました。

Ａ．嬉しいのは、ほしい本を探しに来店されたお客様が、希望の本を手に入れるためのお手伝いやより良い提案ができた時です。
探していた本が見つかった！と言われた時が一番嬉しくなります。

また、私が働いている書店は高齢者の方やお子様連れの方が多いのですが、買った本を入れるのを手伝ったり、本に関する話をすることも非常に楽しく、笑顔でお客様が帰られるのを見るのも嬉しくなる出来事です。

また良かった事は、失敗しても理不尽に怒られることがなかったことです。
前職は職場環境が悪く、仕事でミスをすると上の人からネチネチ言われたり、皆の前で怒られたり、私の直属の上司が目の前で叱責されることがありました。
現在の職場は失敗して迷惑をかけても「誰でもやるからね。次気をつけよう」とは叱られないので本当に助かっています。

Ａ．正直本は重いので、働きすぎたりすると手や腰を痛めることがあります。
例えば本のパックを機械で行う際、欲張ってたくさんの本を持ってしまい、手首を痛めてしまったことがあります。

また、冬は紙に水分を持っていかれるため、手がカサカサに荒れてしまいます。
接客業なのでハンドクリームが欠かせず、バンドエイドをいっぱい指につけて作業をしないと冬はきついです。

また、接客業なので、全員が全員良いお客様ではなく、話が通じなかったり、理不尽なことを言われたりすることがあるのはきついです。
他のスタッフさんに申し訳ないと思ったことは、良かれと思ってやったサービスをお客様が当たり前だと思ってしまい、トラブルに発展したこともありました（本を駐車場まで持っていったら、「前のスタッフさんは持っていってくれたわよ」と次の来店の時に私以外のスタッフさんに言ったのを断った事でクレームに発展してしまいました。

親切が裏目に出ることもあるので、この対応は果たして過剰サービスになるのか？ということには非常に神経を使います。
接客業なので迷った時は先輩にどうしたらいいのか、を必ず聞く事が大切だと思います。
あとは、周りがどんなサービスをしているのかを観察し、良い事は取り入れていく事が解決するために必要なことだと思います。

Ａ．朝朝礼・掃除・開店準備
開店・今日発売の本や雑誌の入荷点検
付録つきの雑誌は紐をかけたりビニールでパックをしてからお店に出す
新刊のコミックを箱から出し、ビニールでパックする（機械を使って作業します）その後お店に出す
補充のコミックをパックしてお店に出す
コミック以外の書籍（文庫・図鑑・児童書など）をジャンルごとに分類し台車に載せ、店頭に出しに行く
その際売り場の手直しを行う

上記の業務の合間にお客さんからの問い合わせ（本を探すお手伝い・本の取り寄せ・本の注文）への対応
電話やメールで来た問い合わせの対応（本の取り置きや予約、在庫確認など）
レジに来たお客さんのレジ対応

店出しについて
その日お店に届いた雑誌やコミック・書籍などをジャンルごとに分類し、雑誌は付録がけやビニールでパックします。
コミックも特典があれば特典をつけてビニールでパックします。
書籍はお店のジャンルの所に差し込み、新刊はお客さんの目に入るところに陳列します。

Ａ．アルバイトをしていた時、変な人がいました。
お店のカウンターに来て、「ここまでタクシーで来たんだけどお金がないから貸してほしい、借りたお金は他の支店に返すから」と言われ３０００円を要求されました。
そのお客様が帰る場所が３０００円では到底足らないこと、行きたい場所にうちの他の支店がなかったことから、丁重にお断りをしましたが納得されず、３人がかりで説得しました。

その後乗っていたタクシーにまた乗って帰られましたが、無事に帰られたのか、タクシー代はどうなったのか、一体何がしたかったのかが全くわからないお客様でした。

また、最近は本を注文されたお客様が、注文書の連絡先に携帯ショップの電話番号を書いており、こちらからの電話がそのショップにつながってしまったことがあります。
お客様もなぜその番号を書いたのかわからないという、なんとも言えない出来事が多くあります。

Ａ．研修は最初はDVDでマナーの研修をしました。
接客の基本、言葉遣い、トラブルがおきた場合、といった様々な内容をDVDでまず学び、小テストを行って理解度を確認します。

その後は教育担当のスタッフさんについてもらい、最初にレジの打ち方、接客のやり方、レジ点検の方法、本の検索の仕方などを一通り習います。その後はスタッフさんにフォローしてもらいながら、実際に接客や問い合わせなどの対応をして覚えていきます。

業務で困った時にはインカムを使って他のスタッフさんに聞いて対応します。
例えば探している本が見つからない時、他のスタッフさんを呼んで一緒に探してもらう事や、レジでトラブルがおきた時にマネージャーが助けてくれます。
その仕事が得意なスタッフさんに都度教えてもらいながら覚えていきます。

Ａ．バイトの雰囲気は和気あいあいとしていて働きやすいです。
私が働いている時間帯のスタッフさんは全員仲が良く、お互いにフォローし合いながら仕事を進めています。
バイト仲間は私と一緒の時間はほとんどが主婦の方、午後からは学生さんや年齢が上の人が働いています。

一緒に働いている人数は９人ほどでシフトを回して働いています。
男女比はほとんどが女性で、会話ができないといけないので全員日本人です。
厳しいところもありますが、メリハリはしっかりしていて「お客様ファースト」精神で全員がよく動いてくれます。
どちらかというとサバサバしている人が多い印象です。
失敗しても責めることもないので、非常にアットホームで働きやすい職場と思っています。

Ａ．バイトの時給は現在は１０００円になっていました（確か就業開始時は８２０円ほどだったと思います）
シフトは隔週毎２週間分のシフトの希望を提出します。
こちらは専用のサイトにログインして希望を提出します。
締め切りから１週間毎に翌々週１週間のシフトが掲示されるので、チェックボタンを押して承認して完了です。
この時チェックボタンを押すのは期限があります。

シフト希望提出・確認は期限を過ぎると評価につながるので気を使います。
その後休憩室に１週間の全体シフト表が掲示されるので、誰がいつどの時間に入るのかをしることができるようになっています。

Ａ．シフトは希望通りには入れず、希望した日数より少ないです。

Ａ．服装は白のポロシャツ、青もしくは紺のズボン、スニーカー。髪型は長い場合は結んで。清潔感を大切にしていました。

Ａ．社割はあります。本が５％値引きされます。

Ａ．高校生には向いていると思います。
接客経験は今後にも非常に活かせること、先輩から色々と教えてもらうことで、学べる環境で成長することができるからです。
また、本に触れ合えるので、自分の知らないジャンルの本と出会い、知識を深めることもできるので向いていると思います。

Ａ．大学生も向いていると思います。
接客経験はすべての仕事で活きるので、教えてもらいやすい環境下でぜひ働いてみることをおすすめします。
また、シフトが自由なのも、学校がある大学生には融通がきくので、働き続けやすいと思います。

書店でのバイトは見た目や印象より地味で、細かな作業が多くあります。
ただ、お客さんとの対面での接客で、知らなかった本を教えてもらったり、自分が普段読まないジャンルの本にも出会うことができて、自分の知見も広がっていくお仕事だと思います。
業務も様々なので、書店バイトを辞めたとしても、様々な職種で役に立つ経験が積めるのではないでしょうか。

本が好きであれば、それだけで動機は十分です。
人と話をするのも好きな人であればなおさら向いていると思います。
本屋には本のタイトルが分からないといいながら探してくれ、と言う人もいます。
そんな人と会話をしながら目当ての本を見つけた時の達成感は仕事をしていないと味わえません。
コツコツと働きたい人にも向いているお仕事だと思います。

ミスをしたときに感情的に怒る人は、尊敬されないし人は付いてこないし、いいことないのに何故怒っちゃうんでしょうかね
三洋堂書店穂積店さんの職場の雰囲気は人が育つ雰囲気に感じるので、いいスタッフさんが多いのではないでしょうか

今回は、岐阜県瑞穂市、穂積駅より車で４分の三洋堂書店 穂積店でアルバイトされていた方のインタビューのご紹介でした！