パナソニックのライン作業はブラック！？神戸工場のアルバイトが語る仕事内容とは？

こんにちは！あるバイの中の人です！

神戸市西区、西神中央駅から車で5分のパナソニック 神戸工場では、モバイルPCやキッチン家電などの製造が行われており、多くの従業員が日々の業務に従事しています。
今回は、その現場で実際に働いた方にお話を伺いました。

製造ラインの具体的な作業内容や職場の雰囲気、業務を通して感じたやりがいや大変さなど、リアルな声をお届けします。
大手メーカーの工場勤務が気になる方にとって、働く環境や実情を知る貴重な機会になるはずです。

• 年齢：40歳
• 職業：社会人
• 性別：男性
• 働いていた時期：2015年
• 働いていた期間：6ヶ月目
• シフト：週5,1日8時間

Ａ．本業の暇な時期にできる２か月から３か月程度の短期の仕事を探していて、自宅近くの工業団地の中でできる仕事の募集がないかと探しました。
その結果幾つかの食品工場や製薬などの工場、家電関連の工場の仕事がありそうでした。
食品工場は衛生面で結構大変だと聞いていたので候補からまずはずしました。

そして大手で知名度のある会社がいいなと思ったのと、就業時間や給与などの雇用条件などの条件が良いものをいくつかピックアップして、比較検討した結果パナソニックに応募することにしました。
その工場の求人は、いくつかの派遣会社が募集をかけているようでしたが、一番条件がはっきりと書いてあり、実績がありそうな会社を選んで応募した形です。

Ａ．一番の理由はフリーランスとして働いている本業がコロナの影響もあり、少し暇になっていたことです。
本業を週末に行うようにして週中の５日間を別の仕事に宛てて収入を確保しようと考えたからです。
本業がある事を考えるとあまり残業をしたくなかったので、残業があっても断れる所というのも一つの条件にしました。

また本業が数か月後には少し忙しくなるということも分かっていたので、数か月という短期間のみの契約ができる所というのも大きな条件にしました。
その仕事はまさにその条件に当てはまる形でした。
最初から契約は２か月だけという形で、更新するなら時給が変化することなどの説明を受けましたので、短期のみの契約という形ができて助かりました。

Ａ．派遣会社さんは短期契約が多いため慣れているようで、最初に電話で簡単な面接を行った後に、基準に達していると判断されると工場見学を兼ねて工場での面接となりました。
良いようであればその場で契約書などが渡されました。

Ａ．良かったことは日本のパソコン造りの仕事に参加できて、技術力の高さを感じられたことです。
ほとんど外国人を雇わずに日本クォリティーで生産をしているという点がとても好感がもてました。
また大手企業だけあって、社員の方やリーダーの方はとても丁寧で紳士的な方ばかりでした。

困っているとすぐに助けに来てくれるので安心して仕事を行うことができます。
休憩の時間が削られることはありませんでしたし、残業代がしっかりと５分単位でつくなど、とてもしっかりとしたケアをしてくれていると感じました。
社員食堂を利用できるのもありがたかったです。
年に何日かは感謝デーのような形でスペシャルメニューを食べられるようにしてくれていたのも良い取り組みだと感じました。

Ａ．ライン作業という形でしたので、集中して行う必要があります。
また作業台の高さを自分の一番都合の良い形に必ずしもできるわけではないので、身長の高い自分にとっては少し腰をかがめるような感じでの作業となり、腰痛が発生しました。
ずっと立ち作業のため膝や足などにも痛みがきます。

靴は会社が用意した作業靴ですが、クッション性のある中敷きを自分で用意するなどして対策をとる必要がありました。
またノートパソコンという製品の特性上、細かい作業が多くなります。
小さなネジを取り付けたり、誤差が許されない場所にシールを張り付けるなど目を酷使する仕事でもありましたので、ハヅキルーペをつけて手元を大きくするようにして作業をしていました。

肉体的には少し大変な面はありましたが、周りの人はとても協力的ですし、リーダーや社員さんは丁寧にサポートしてくれますのでメンタル的にはとても楽な職場でした。
仕事が終わればあっさりと帰ってくることができますし、残業や飲み会などが強要されることも一度もありませんでした。
忙しい中でもその日の目標台数を上回れたり以前よりもスピーディーできれいに仕上げることができた時などはとても達成感を感じることもできます。

Ａ．ノートパソコンの組み立てライン作業でした。
２か月という短期契約でしたので基本的に部署は変わらずずっと同じラインの中で作業する形です。
始業は８時半からだったと思います。
最初に体操をして、その後各班ごとにミーティングやその日の達成目標の説明がありライン作業をスタートします。

同じ製品ばかり作るのではなく、一つの製品が出荷量に達したら、次の製品モデルに変わるという形で、一日で複数の製品を作っていく形です。
製品モデルが変わっても大きく作業が変わるわけではなく、パーツの色や取付位置が微妙に異なっていたり、取り付けるパーツの量が増減するという感じです。

一つのラインで１０数名が働いていて、自分が担当していたラインは、半製品としてきたものを仕上げていく最終工程のラインでした。
他のラインはパーツをくみ上げるラインや、出来上がった製品を検査するラインやパッキングするラインなど色々でした。
自分は仕上げ工程の中で各種ケーブルを取り付ける工程を担当していました。

Ａ．短期契約の方だけでなく、長期契約となって長く働いておられる方も多くいる職場です。
そうした方たちは自分なりのルーティーンや過ごし方があるようで、休憩場所や座る椅子まで大体同じところです。
そうしたヌシのような方たちも優しい方が多いのでそんなに嫌な職場ではありませんでしたが、ヌシ達を観察するのはとてもおもしろかったです。

ある方は同じ場所に座るだけでなく、毎日同じコーヒーを同じ時間に飲み、同じのど飴を同じ時間に食べてました。
何かは分かりませんがその人なりのリラックス方法なんだろうなぁと思いながら見ていました。
そうしたヌシ達のことは社員さんたちも敬意をもって取り扱っていて長く働いていると尊敬されるという職場のようでした。

Ａ．最初の１日は座学があり、工場の成り立ちやどのような作業がなされているのかのざっとした流れの説明、安全講習のようなものがありました。
その後、空いているラインに入っての作業になりました。

最初は作業量を絞った形でさせていただき、慣れてきたら少しずつ作業量が増えていく形でした。
ラインスピードを最初はゆっくりにしてくれているので少しずつ慣れていけるようにしてくれたのはありがたかったです。
ミスした時や分からない時はすぐに近くのリーダーに声を掛けたり、手を挙げるとすぐに来てくれるので助かりました。
同じようなミスをしても決して怒鳴るようなことはなく辛抱強く押してくださるのでとても気持ちよく仕事を覚えていくことができました。

Ａ．基本的にはライン作業のため、作業中の会話は皆無です。
製造モデルが切り替わるタイミングで少し話をすることはありますが全体として話をする時間はそれほどありません。

20代の若い方もいますが、40代や50代の主婦の方が主力という感じでした。
男女比でいうと女性の方が7割くらいで多い感じです。
外国人の方もいないわけではありませんでしたが、長く日本にいる方など日本語ができる方しかおられませんでした。

男性スタッフは60代や70代の方もいました。
少し足が不自由な方も働いていましたし、いろんな方が働きに来ているという感じです。
工場自体が大きいため総数としてどれくらい働いているのかは分かりませんでしたが、少なくとも数百人はいる感じです。

Ａ．時給は1400円くらいだったと思います。
ただし短期契約のため社会保険などはありませんでした。
短期契約の方のシフトは基本的には月曜日から金曜日までの週5日の契約で固定でした。

ただし半月前までにどうしても出社できない日を数日までなら申請できるとのことでした。
祝日や工場休日は休みとなります。
月の生産量によっては土曜日が出勤になることもありましたが、出るかどうかは任意という形に委ねられていました。
また生産調整のために月末が急に休みになるということもありました。
長期契約の方になると週4日契約という方もいました。

Ａ．シフトは週五日の固定シフトでした。

Ａ．服装は制服があり、髪形に関しての規定はありませんでした。

Ａ．大きな得点というのはありませんでしたが、時々物販などでコンビニ商品やお菓子などが安く買えることがありました。

Ａ．高校生の方は働いていませんでした。
どうしても日中の作業となり週五日シフトが基本となっているため、学校に行っている方は恐らく一人も就業しておられなかったのではないかと思います。
作業内容としては高校生のような若い方でも十分できるものではあります。

Ａ．大学生の方も恐らく働いておられなかったように思います。
ただし休みの時期などには２か月の短期契約で働きに来ている大学生の方もいるのかもしれません。
しかし基本的に週五日勤務のシフトですので、大学の授業がある時期は難しいでしょう。

大手企業なだけに、休みや休憩時間、教え方や安全配慮などはとてもしっかりしていて安心して働くことができます。
上司やリーダーへの教育もしっかりと行き届いているので、暴言を吐かれるようなこともないですし、信頼できる方が多いように思います。

ライン作業は立ち仕事が多く単調作業が多いため目や肩や腰が痛くなることもあります。
それでもモノづくりの現場を知ることができるという意味でも一度はやってみるだけの価値のある仕事です。
ノートパソコンのような精密機器を自分たちで作ったというのは一つの自信にもつながりますし、やりがいもあります。短期契約でできるというのも一つのメリットですので、人生経験と思って一度経験しておくのも良いかと思います。

やっぱり大手なので、研修などもしっかり教えて貰えて色々と余裕があるんだなと感じました。
残業代などもそうで、5分からつくっていうのはいいですね！
だからこそ長く働いている方がいるんだろうし、いい職場なんだなと思いました。

神戸市西区、西神中央駅から車で5分のパナソニック 神戸工場でアルバイトされていた方のインタビューをご紹介しました！