介護士からの皮肉は日常！ライフ訪問入浴センターの看護師アルバイトが受けたプレッシャーとは？キツイ仕事内容を暴露！

こんにちは！あるバイの中の人です！

自宅での入浴をサポートする訪問入浴の仕事。
高齢者が多くなってきた今、とても注目されている業界の一つです。

今回は東京都荒川区、西日暮里駅から徒歩3分のライフ訪問入浴センターでアルバイトされていた方に、詳しくお話を伺いました。
3人1組で利用者のご自宅を訪問し、専用の機材を用いて入浴介助を行うこの仕事は、体力を要する一方で利用者からの「ありがとう」の一言に大きなやりがいを感じられるとのこと。

人のためになる仕事を考えておられる方にはぴったりのお仕事だと思います。

• 年齢：49歳
• 職業:：社会人
• 性別：女性
• 働いていた時期：2021年
• 働いていた期間：2カ月
• シフト：週1、9:30-19:30までの8時間

Ａ．Ucareというスマホアプリの介護系派遣会社をネット検索していて見つけました。
派遣会社で看護職として登録できるように手続きしました。
本人確認で身分証明書を提示し、資格情報で看護師の免許証を提示し、２日かけて審査を受けました。
金額の振り込み申請もアプリ内で提出しました。

派遣会社は、介護施設の介護職員として働くか、看護職員として検温などを行うか、訪問入浴やデイサービス、居宅介護支援事業所での支援、
シフトも日勤、早番、夜勤などがありました。
スポットで特定の日時にどの施設に行くか選択します。
交通費が支給されるものとそうでないものがありました。

コロナ禍の影響があって、施設にクラスターが出る場合感染リスクがあることを同意を取り交わす必要がありました。
常勤の仕事がない間にアルバイトをするつもりだったので、夜勤か週末日勤での応募を考えました。
土日祝日は人気があり、時給のよいものを選びました。
バイトに行きたい時間と施設をアプリ内で選択し空きがあるものをえらびます。
先方から必要物品や心構えなど注意事項を返答が速やかに届くので、内容を確認してバイトに行けるようになりました。

Ａ．まず、今までのキャリアに病院経験しかなかったので、訪問介護入浴や老健施設はどのように看護師が働いているのか単純に知りたくて応募しました。
病院経験ののち現在は看護教員をしているので職業にどのようなものがあるか、自分自身で体験したものを学生に伝えることができると思ったからです。

やってみたいことに加えて、私が行っていたアルバイトの時給は病院でのアルバイトとは違い安いものでしたが、少しでもお給料がもらえることも魅力的でした。
看護教員は病院で働くよりも圧倒的にデスクワークが多く、体力が減っていく心配があることと、看護の実践という面において
看護する必要のある方と触れ合える楽しさがあるのではないかと考えたからです。

Ａ．クレームが出ないように接客態度をきちんとすること、遅刻、急な欠勤はないようにすること、
報告・連絡・相談は業務委託の会社と派遣された施設できちんと行うことなど
書面に書いたものに同意を求められました。

Ａ．在宅で利用者さんがどのように生活しているのか、都内の下町ではどのように暮らしているのか、高齢者が自宅までの狭い階段などはどのように上り下りしているのか
お金持ちなところからそうでもないところの家の間取りを知ることができたことが看護の知識として生かされそうな部分があったことが良かったです。

お年寄りや麻痺のある方、ホスピスに入っている方などとコミュニケーションをとって「ありがとう」と言ってもらえて触れ合えたのがうれしかったです。
ホスピスと言っても、病院施設内にあるものではなくて、宗教施設の慈善事業で行っているものがあるのだということも知ることができました。
入浴ができるかどうかの判断を看護師として求められているけれど、入浴できない状況は、ほぼないので不安な気持ちになることはあまりなくてよかったです。

Ａ．介護士さんと看護師では、資格がある無しで仕事に関する体力の使い方が違うので、「看護師は検温だけやってればよくて、重たいものを持ったりしないからいいよね」と何度も言われ、やっかみがあるというところには精神的なきつさを覚えました。

人工肛門の処置や、布団のかけ方、クッションの配置やおむつの当て方等をご家族が厳しく監視をするケースがあって、クレームが生じないように確認しながら細心の注意を払いコミュニケーションをとる必要がありました。
自分が介護入浴に来る前、アルバイトでスキンケアを行っていた看護師の外用処方の使い方が悪くて（量が少なすぎて患部にほとんど塗れていなかった）、皮膚の状態が発赤し悪化していることに気付きました。
介護士さんは「前回ケアを行った看護師が強い口調でこのやり方がいいと言っていた」と話していましたが、外用処方の使い方を理由や効能を説明しながら悪化しないように適切な量で使用しました。

1週間後にアルバイトできたとき、自分がケアの仕方を変えてから皮膚の状況が改善していたのが確認できました。
自分自身の働きかけでなく、その後のほかの看護師のケアもよかったのだと思います。
スキンケアや創傷処置に対してきちんと医学的根拠のある処置をしないとクレームにつながるので、看護師の資格で働く責任と技術の知識や手技の手際の良さが求められます。

Ａ．仕事が始まると、制服に着替えます。
靴は脱ぎ履きしやすく汚れてもよいものを持参しました。
承諾書を書き、訪問入浴は1日6～7件なので、その方々の情報をカルテ書類から収集します。
3人1組、1人が看護師の私で残りの2人は介護士です。
2人は男性や力に自信のある若い女性が多かったです。

介護士1人は車を運転し、残りの1人はお湯や浴槽の準備、タオルなどの物品を管理します。
私は荷物運びの手伝いを行い、血圧計など検温の道具を準備します。
訪問したら介護士が防水シーツ、お風呂桶、お湯お車から送れるポンプなどを配置します。
その間に看護師である私が、コミュニケーションをとりながら入浴前のバイタルサインを測定し記録を書きます。
入浴が可能かどうか看護師が判断したら、介護士メインで入浴します。
入浴後のバイタルサインを測定し、体調に問題がなかったか確認後記録を書きます。

利用者さんが創傷を持っている場合や麻痺など、看護処置を必要とする場合、処置も事前情報をもとに行います。
お昼にはセンターに戻りトイレ休憩と昼食をはさみながら、午後からも物品補充をしながら巡回入浴介助をします。
件数を終えたら事務所に帰り報告をし、使った物品を補充してから、更衣をし、終業します。

Ａ．介護入浴にくるスタッフたちのことが好きな利用者さんがいて、ペットの猫を含めたご家族ぐるみで楽しく会話しながらケアに当たるのですが、
こちらは1日7件という巡回ノルマがあります。
1件30~40分くらいで次の場所に行かなくてはならないのに、その利用者さんはスタッフをできる限り
引き留めようとして話をずっとしたり、相談を持ち掛けたり、ペットのネコを連れてきたり、食べ物をくれようとしたりしていました。

うれしい気持ちはありますが次がありますのでと退席しようとしたら、巡回すべてが終わってからまた来てほしいと言ってきたりすることがあって、
巡回の順番を最後にして業務時間の可能な限りお話し相手をするというような出来事がありました。

Ａ．介護士さんが常勤ばかりで、仕事しながら教えてもらう感じで、研修はありませんでした。
・介護士さんは看護師ではないので、ほかの看護師が行っていたことを見てアドバイスをくれる状況だったので、
創傷処置などの医療行為に疑問が残る手順などを逆に質問されたりして判断を迫られる感じでした。

・業務で困ったことはなかったのですが、介護士さんは肉体労働で看護師は責任が重いけどほとんど手を出さなくてよい感じでした。
・更衣やおむつ交換など体力を使う部分をいくらか手伝うようにしていましたが「どうせアルバイトさんだし、看護師だから手伝ってもらいたいけどいいよ」と
あまり好意的でない対応をされました。
・業務で困ったときは利用者さんやそのご家族にどうしているかを聞くことが多く、介護士さんは「看護師なんでしょ」と判断をゆだねられる状況でした。

Ａ．バイト仲間はいなくて、シフトで看護師のバイトが1名入る感じでした。
働いている雰囲気は優しい感じで、外国人はいませんでした。
職場に常駐している管理職の看護職が1～2名いてあとは介護士さんでした。
管理職の看護師はアルバイトで来る私などに気軽に声をかけてくれて、看護記録など不明なことがあれば快くわかりやすく答えてくれました。

8割がた男性の介護士、残りの2割が女性の介護士で管理職以外は20～30歳代の若い方々でした。
シフトで入る看護師のバイト１名は若い人から、私のような40～50歳代の方もいると介護士さんから聞きました。
全員スポットで入っており長く働き続けている感じではなく、自律していてしっかりした印象の看護師が多いということでした。

Ａ．私が働いた訪問介護入浴の時給は1900円、シフトは日勤のみです。
業務委託できているので、介護入浴センターが委託業者にお給料を払って、後で支払いを銀行振り込みで受ける感じでした。

施設に来た時にUcareのアプリ内で出勤のタイムカードを押します。
その日介護入浴車が2台ある場合はアルバイトの看護師がもう1人いることになりますが、すれ違う感じで出勤以外はお昼休憩も全く重なることがありませんでした。
ほかの人のシフトといえば、介護士さんがほぼ男性で、介護系の資格を有していない場合が圧倒的にあり、アルバイトは時間通りに終業し、むしろ数分早めに返してもらえるけれど退勤の勤務時間は調整してくれる感じでした。

Ａ．午前午後で介護入浴に出ている際はトイレにも行けないし、完全に拘束されるので自由度はないと思います。

Ａ．服装は制服があり、靴は個人で汚れてもよいものを持参しました。
髪は邪魔にならずピンクなど激しい色でなければ特に指定はありませんでした。

Ａ．ありませんでした。

Ａ．学生でも資格はなくても体力とやさしさ、誠実さがあれば介護士として施設基準が満たしていれば訪問介護入浴はアルバイトでできると思います。
しかし、入浴に介助が必要とされるくらい体力が無かったり、高齢だったり、身体が動かない方が利用者であるため危険は伴います。
あと車で移動するので運転免許が必要になってくるかもしれません。

看護師のアルバイトは即戦力を求められます。
何かあった時の対応の責任が求められ、
そこに関してはアドバイスをほかの人に求めづらい部分があるかもしれません。

しかし、看護師資格を持っていない方に比べたら、国家試験をとるくらい知識を得てきているためバイト代もほかの職種より良いはずです。
安全第一に自分の身も守りながら、アルバイトしてもよいのではないでしょうか。
介護入浴などのアルバイトをすれば、病院や施設とは違った視点で、介護や療養を必要とする人やそういった方々の生活背景を知ることができ、
接客や人間関係についても学びがあります。
この経験からより良い看護とは何か考えながら本職がある方にもない方にも何かしらのメリットがあるのではないかと考えます。

介護士さん次第で、よくも悪くもなるお仕事だなぁと思いました
同じチームなのだから、雰囲気よく仕事したいですよね
小さな嫌味なんて論外だと思うのですが、この人間関係がネックなのではないでしょうか

今回は東京都荒川区、西日暮里駅から徒歩3分のライフ訪問入浴センターでアルバイトされていた方に、詳しくお話をお聞きしました！
この業界のお仕事を考えておられる方の参考になっていればいいなと思います