認定こども園で男性が働くのはきつい？アルバイトから保育士になった現役スタッフが語る「認定こども園 きりん愛育園」での苦労とやりがい！

こんにちは！あるバイの中の人です！
「認定こども園」は、保育と教育を一体的に行う新しいスタイルの保育施設。
そんな認定こども園で、男性スタッフが働く姿が増えてきていますが、実際にどのような経験をし、どんなやりがいと苦労があるのでしょうか？
今回は、大阪府吹田市の千里丘駅から徒歩10分のところにある「認定こども園 きりん愛育園」でアルバイト経験がある方に体験談について取材を行いました！

• 年齢：20歳
• 職業：大学生
• 性別：男性
• 働いていた時期：2009年
• 働いていた期間：3年
• シフト：週4回

Ａ．当時通っていた大学のアルバイト斡旋掲示板に求人が載っており、それまでほとんど子どもと関わったことはなかったのですが、なぜかその求人が目に留まってしまいました。

また、当時はまだ男性保育士は多くなかったのですが、男性でも応募可能ということが書かれていたので、より興味を持ちました。
他のアルバイトも確認したのですが、やはり気になるのは保育補助という仕事だったので、応募することを決めました。

携帯電話で連絡先に連絡をして、緊張する中で園長先生とお話をして、面接の日程を相談して、履歴書を持参して面接に臨みました。
履歴書を書くのも久しぶりだったので、何度も書き直しながら、当時通っていた心理学科とも絡めた応募動機を考えたりしました。

Ａ．大学の心理学科で学んでいて、人の心理に興味がありました。
病理的なものでなく、その前の予防であったり、心を軽く過ごす為の心の持ちようであったりを学んでいました。
中には児童心理学の講義もありましたが、1年次には取れませんでした。

子どもと関わる仕事は幼稚園の先生や保育士しか知らず、資格が必要と言う前知識はあったため「保育補助」というアルバイトがあることは初めて知り、とても興味を持ちました。
また、大学生ならではの若気の至りもあって、男性で保育補助というアルバイトしていたら、面白いのではないかという打算的な考えも当時はありました。
その後、実際に保育士になるとはその時思っても居ませんでしたから、悪い言い方になりますが興味本位で応募しました。

Ａ．園長先生もしくは主任先生と1対1で、職員室で行いました。
履歴書の確認とどうして保育園のバイトを選んだのか、どのくらいのシフトで入ることを考えているのかを聞かれました。

基本的に履歴書についてはきはきと応えることが問題ないのかなと思います。

Ａ．親戚の中でも1番年下で、自分より低い年齢の子どもと関わることがほとんどなく過ごしてました。
なんだったら、子どもはよくわかんないから苦手に感じていたぐらいだったようにも思います。

なので、アルバイトを始めた当初は、子どもとの関わり方も分からず、担任の先生に「子どもと遊んであげてねー」と言われる始末。
ですが、勇気をもって話しかけたりしていくと、子ども達はすぐに心を開いてくれました。
そうなると、子ども達の愛くるしい表情や姿に元気をもらうようになり、また、積極的に関わることが出来るようになってくると、子ども達のことがどんどん好きになっていきました。

そう思えるようになった頃には、学問としてもより詳しく学びたい分野だと感じて、その後専門学校で保育士資格を取り保育園の先生になりました。きっかけをくれた子ども達に感謝です。

Ａ．基本的に子どもとの関りと見守り、掃除や食器洗いなどの雑務がメインなので肉体的、精神的にきついということはないと思います。
子どもと関わるのが好きな人にとっては楽しいと感じるでしょうし、僕の様に子どもとの関わり方を知らなくても子ども達はすぐに受け入れてくれます。

雑務は皿洗いや荷物運び、部屋の掃除機かけなどになるので、本当に簡単な家事ができるのであれば全く問題はありません。
精神的なきつさがあるかもしれないとすれば、閉鎖された環境になりやすいのが保育園の特徴なので、辛そうにしている保育士の姿を見たりすることもたまにあります。

労働のしんどさだったり、園長からの叱責があったのかをアルバイトでは知ることはありませんでしたが、楽しいだけの仕事ではないのだろうなと思いました。
そうした場面に出くわすとしんどい時もありました。

Ａ．学校終わりなので16時以降から始まり、17時の統合保育までの間は、人手の必要なクラスに入って帰りの支度を手伝ったりします。
統合保育は園庭になるので、入っていたクラスの子達を園庭まで連れていき、子ども達の荷物を園庭遊び終了後の合同保育をする教室まで運びます。

その後、各クラスの掃除機をかけ、時間があれば子ども達と遊びます。
17:30から合同保育となり、幼児と乳児に別れてお迎えを待ちながら一緒に遊びます。
夜間保育もあったので軽食の準備などをしたり、残った掃除などもしていきます。
18:00には乳児幼児合同になるので、乳児が遊んでいた教室を清掃して、18:30からは軽食の介助にはいります。

19時からの延長保育では子ども達と遊んだりして、子どもがいなくなったら掃除をして、施錠を保育士と共にして終了です。

Ａ．座学はありませんでしたし、未経験でもOKでした。
仕事内容は、口頭で説明を受けて、先輩のアルバイトと一緒に何度かやってみて覚える形です。

Ａ．バイト仲間はほとんどが同じ大学の学生が多かったです。
学科や学年が違うので普段はあまり顔を合わせないのですが、基本的にシフトの入り時間は一緒になることが多いので、出勤時や退勤時に会えば話したりしていました。

また、正職の先生達にも年齢の近い先生が居たりしたので、休み時間で話したりもしました。
人間関係はおおむね良好で仲良く働けていたと思います。
保育園の雰囲気も活気があって、先生たちも業務内容を優しく教えてくれました。
子ども達との上手な関わり方についても、僕はよく園長先生に教えて頂いていました。

園の風潮として協調性を重視する傾向になったので、子どもが叱られる場面というのは少なくないので、その時だけピリっとした雰囲気になります。

Ａ．当時は時給980円だったように思います。
シフトは1か月ごとの希望制で、16時または17時から学校が終わり次第に向かって、閉園までです。
土日の休日保育もあったのですが、人数の都合でバイトは一人しか入れなかったので、月に2回あるかないかくらいでした。

Ａ．融通をきかせていただいていたので、とても自由に入らせてもらっていました。

Ａ．あまり明るすぎなければ茶髪はOKで、アクセサリーは危ないので禁止、動きやすい服装なのでジャージの人が多かったです。

Ａ．アルバイトだったので特にありません。

Ａ．僕が働いていた当時は高校生は不可でした。
基本的には、僕の通っていた学校の様にアルバイトの斡旋に出した学校の生徒だけが求人を知れる形だったかと思います。
僕が働いている最中だと、友だちを紹介したりもしたので、そうした縁があれば応募することが出来ました。

現在が高校生を募集しているのかは分かりませんが、基本的な家事全般を学んだり、子ども達を関わる楽しさや、子どもの安全を守るという大切なことを学ぶことが出来るので、興味がある高校生はチャレンジしてみて欲しいなと思います。

Ａ．大学生は比較的入りやすいシフトになっていると思います。
授業が終わる時間によってシフトの入りの時間も融通してくれるのでとても助かります。
ただ、勤務時間が良くも悪くも短い方だと思うので、ゆったりと働きたい人には良く、たくさん稼ぎたいとなると難しさがあるかもしれないです。

大きなグループ園の一つで、しっかりと確立された保育を見ることが出来るので、子どもと関わる仕事に興味がある人は楽しく働けると思います。
子ども達も可愛いくて、色んな年齢の子とも関われるのも良い経験になると思います。

また、多くの職員さんがいるので、社会に出て必要なコミュニケーションの経験にもなると思うので、コミュニケーションが苦手な人はぜひ頑張って欲しいなと思います。
最初は警戒していた子ども達が、日を追うごとに警戒を解いて、だんだんと心を許してくれるようになってくる時にはもう保育の仕事が楽しくなっていると思います。