認可外保育園の仕事はきつい？アルバイトのリアルな体験談と苦労を「キッズランドさくら園」で働いた人へインタビュー！

こんにちは！あるバイの中の人です！
自由で柔軟な保育が特徴の認可外保育園。
そこには、認可保育園とは少し違った保育スタイルや職場環境があり、働くスタッフにとっても特別な経験が詰まっています。
認可外保育園でアルバイト勤務をした方は、どんな日々を過ごし、どのようなやりがいと課題を感じているのでしょうか？
今回は、大阪府茨木市の茨木市駅近くにある「キッズランドさくら園」でアルバイト経験がある方に体験談について取材を行いました！

• 年齢：24歳
• 職業：フリーター
• 性別：女性
• 働いていた時期：2010年
• 働いていた期間：6ヶ月
• シフト：週3回

Ａ．保育の求人をインターネットで探しました。
当時は、まだコンビニや駅などにおいてある、アルバイト求人誌（フリーペーパー）で仕事を探すのが主流だったように記憶していますが、保育などの専門性のある仕事は、保育の仕事に特化したサイトなど、いろいろ選択肢があったように思います。

私はたまたまインターネットで、こちらのキッズランドさくら園を見つけました。
保育園は、認可保育園のほうがいろいろと制度などしっかりしていて（イメージですが）働きたい方が多い様に聞いていましたが、私は保育方針などにオリジナリティがある認可外保育園もいいなと思っていたので、あまり経験はありませんでしたが、未経験OKとのことだったのでここを選びました。

Ａ．保育のサービス的な側面がある、福祉の保育だけにとらわれない、などといったかんじで、認可外保育園に魅力を感じていました。

認可保育園は、保護者のフルタイム就労など、当時は利用できる子どもたちも限られていたように思いますが、保護者の方がリフレッシュや通院やいろいろと自分の時間を作ったり子育てとのライフワークバランスを考えるうえで、認可外保育園のような、空きがあれば比較的子どもを預けやすい保育園の存在は、大きいのではないか？と思い、自分もそこでいろいろと保育スキルや子育てについて学びたいと思い、応募しました。

自宅から近すぎると休日に近隣の子どもたちと会う、など聞いていたので、遠いというのも一つメリットと感じました。

Ａ．私服でOKな感じの面接で、志望動機や経験を聞かれました。
未経験でそのことを言いましたが、採用してもらえました。

Ａ．はじめは、近隣で働いていて、休日とかに園児さんや保護者の方に出会うのは気まずいしいやだな…と思っていたのですが、遠くで働いても通勤の際駅などで会います。
そんなときに、「あ、先生！」などと声をかけてもらえると、先生として認識してもらっている、あの子の中の一部に自分が存在できているんだ（あんな小さな子の記憶の中に…）と思えると、すごくうれしく感じました。

また明日、あの子たちにどんなことをおしえてあげられるかな、してあげられるかな、など考えるのがモチベーションが上がりました。
やはり、保育園での仕事の魅力は、子どもたちの成長を身近に感じられるし、子どもたちと一緒に自分も成長していけることだと思っています。

Ａ．仕事内容そのものは、あまりきつくは感じませんでした。
ビルの広めのワンフロアを、乳児と幼児で仕切っていますが、全体を見渡せるくらいの広さだったので、そんなに肉体労働が多いといった感じではありませんでした。
もちろん、だっこや寝かしつけ等、体力仕事はありますが、保育現場ならどこでもそうだと思います。

一方、人間関係的なところが、私がいた時は、個人の感想ですが、すこししんどく（きつく）感じました。
上司の方が、忙しさや機嫌によって話し方が変わる感じがあったので、下っ端は気をつかいました。
でも、やさしい先輩や同僚の方も多かったし子どもたちがかわいいので癒やされはしましたが、結局は人間関係が大きいなと思いました。

Ａ．ジャージなどに着替えてエプロンをつけたら、保育現場に入ります。
乳児エリアか幼児エリアかは、日によって私の場合は関わる年齢が違ったので、その日言われた年齢のところに入り、シフト制なので前の方と引継ぎをします。

子どもたちの様子や体調などを一緒に確認をし、保育が始まったら、一緒に遊んだり集団遊び（すすめるのは正職員の方）のサポートをしたり、乳児の場合は一人ひとりの生活リズムに合わせて寝かしつけやおむつ替え、離乳食などをサポートします。

ごはんのときには、アルバイトは配膳などを、お昼寝前は布団のあげおろしや清掃などの雑務をするため、ずっと子どもと関わるわけではありませんが、日々のルーティーンがスムーズに行くよう仕事をしていました。

Ａ．初日から現場で覚える感じでした。

Ａ．アルバイト仲間は、フリーターや保育士をやめて（前働いていた園をやめて）、といった方、子育てを終えられた主婦の方などがいて、20代30代前半か、逆に50台を過ぎたくらいか、の方に、私が知っているなかでは、年齢が上下二極化していたように思います。
男性の方も居られましたが、事務所におられて、保育というよりは経営や施設管理といった働き方の方なのかな、と思いました。

私たちアルバイトは、あまり事務室とはかかわりがなかった（あいさつや幼児がある時のみ）し、シフト制で全員の保育士を把握はしていませんでしたが、子どもが好きな方がもちろん全員だと思いますし、子どもたちの目線で話をする、ものごし低くやさしい方が多かったです。

Ａ．面接のときに、何曜日の何時～何時、など希望を聞かれて、ほぼそのとおりにはいっていたように思います。
流動的な面もありましたが、ほぼ固定だったので、ダブルワークなども考えやすいシフトの雰囲気だったと思います。

Ａ．希望した曜日は入れました。

Ａ．清潔感のある服、髪型（ヘアピンや飾りはNG）であれば、比較的自由でした。

Ａ．特になかったと思います。

Ａ．高校生は、保育園でアルバイトはなかなかむずかしいと思います。
ただ、保育学生になりたいとか子どもが好きといった理由で、ボランティアなどから、なんらかのきっかけができたりすることはあるのかな？と思います。
気になる園があったら聞いてみてほしいと思います。

Ａ．保育系を目指される方は、大学生の間に、無資格や未経験OKな保育現場で働くのは良いと思います。
この園のように、認可外保育園は、そういった学生の募集もあるところもいくらかあると思うので、子供と触れ合いたい方にはおすすめです。

認可外保育園、というだけで、敬遠するのはもったいないと思います。
たしかに認可保育園の方が、いろいろとしっかり（働く側としても）ととのっている感じは、両方働いてみた感想としても、私自身ももっています。

でも、認可保育園でも認可外でも、そこにあつまる子どもたちは一人ひとり本当に輝いていて個性があって、出会う子どもたちこそ縁だと思うので、いろいろ大人の事情だけで物事を見ずに、ひとつひとつの出会いを大切に、保育の仕事を楽しんでください。