学童アルバイトが感じた先生同士の派閥がキツイ？大阪市立矢田北小学校 放課後児童クラブの実態と仕事内容に迫る！

こんにちは！あるバイの中の人です！

子ども好きな方にとって、学童でのアルバイトはまさに理想的な環境です。
放課後の時間を共に過ごしながら、子どもたちの成長を間近で見守ることができるため、毎日が発見と学びの連続です。

一人ひとりの個性に触れ、関係を築いていく過程には、やりがいと喜びが詰まっています。
保育や教育に関心のある方はもちろん、人と関わる仕事がしたいという方にとっても貴重な経験になるはずです。

今回は、大阪市東住吉区、近鉄南大阪線 矢田駅から徒歩9分の大阪市立矢田北小学校でアルバイトされていた方にインタビューさせていただきました。

• 年齢：21歳
• 職業:：大学生
• 性別：女性
• 働いていた時期：2008年
• 働いていた期間：約1年半
• シフト：週2、基本は曜日固定

Ａ．私は子ども関係の仕事に就きたいと思っていて、子ども関係の進路を選びやすい大学に通っていました。
そこで、小学校のアルバイトを見つけてやっていたのですが、その小学校の職員の方経由で、放課後児童クラブ（小学校内にある、放課後の子どもの居場所となる、学童保育的なところ）のスタッフも募集しているということを知り、放課後児童クラブに直接連絡をして、応募しました。

一般的には、当時は大阪市の小学校の放課後児童クラブへの求人申し込みは、登録センターのようなところへ行って、案内があればそこでの勤務を考えてみるといった感じの募集・応募が多かったように把握していますが、私のような紹介も一定数あったようです。
紹介なので、すぐ決まりました。

Ａ．将来子どもと関わる仕事がしたかったので、学童保育のように子どもたちと遊んだり、一緒にいろいろなことを考えていくことのできる仕事には、もともと興味がありました。
学校でのアルバイト勤務も良いですが、学校という規律を重視する場とはまた別の、のびのびとした子供たちの姿を見られる学童保育での勤務は、魅力的でした。

他にも以前にも学童保育でアルバイトをしたことがあり、楽しく過ごさせてもらっていたので、ここの小学校の放課後児童クラブでの勤務はどうか、ときかれたときには、二つ返事で「ぜひ、おねがいします」と話を聞きに行きました。
正規職員のスタッフの方の感じが良かったので、ここで働きたいなと正式に思うようになりました。

Ａ．ここでしている活動がどんなものかを聞いて、共感できたり一緒にやってみたいか、という確認がメインでした。子どもが好きなのは大前提です。

Ａ．毎日たくさんの子どもたちが来るので、いろいろな子に名前を「○○先生」と呼んでもらったり、「一緒に遊ぼ」とさそってもらえるのは、子どもが好きな身としてはとても嬉しかったです。

学校内の学童保育なので、校外に出てなにかするというイベントは私が知る範囲ではほぼなかったのだと思いますが、毎日広い運動場で思いっきり遊べるので、子どもたちとの交流も深まるし、たくさんの笑顔が見られたり、仲間づくりや子どもたちの関係性が向上していくところもまぢかで見ることができて、ほのぼのと嬉しい時間でした。

トラブルが起こることもありますが、自分たちで解決したり、素直に謝って許してあげてといった、子どもの成長を見ることができるというのが、やはりうれしかったです。

Ａ．ある程度年配のスタッフの方が多く、年功序列ではないですが、先に入っていた年上のスタッフの方々の態度がたまにきついなと思いました。

子ども相手の仕事ですが、なにか接し方に疑問を感じても、ご自身の子育て経験や、この仕事での年数みたいなことを言われ、「学生のあなたには（私）わからないかもしれないけれど」と言われてしまうと、何も言い返せない雰囲気は、しんどかったです。
毎度のことではありませんが、やはり、私は年も若ければ入る回数も少なかったので、できるだけ受け入れるようにはしてきましたが、子どもたちも敏感なので不安や不穏な空気を感じているときにはかわいそうだなと思いました。

また、学校の運動場での外遊びは、開放的で子どもたちも楽しく、とても魅力的なのですが、やはり小学生の体力はすごいです。
おにごっこやリレーのような、走り続ける遊びは、やはりスタッフの中でもなんとなく若いスタッフに回ってくる感じがします。
短時間なら良いのですが、長期休みとかはそれがしばらくつづくので、体力的にもそういう時はきつかったです。（がんばらないとな、と思いました…。）
一緒に遊びながら、安全管理やトラブル対策もしないといけないので、そこも大変でした。

Ａ．基本的には、始業時間は子どもたちの学校が終わってからです。
職員間で少しミーティングをし、5時間目が終わる14時台に、学校を終えた子どもたち（低学年）が、「こんにちは」とランドセルを背負ってやってきます。

出欠確認は正規職員の仕事で、私たちは来た子を順番に机に案内して宿題をするよううながします。
みんなが同じものを持っていて、場所が狭いので、ものの整理整頓や紛失防止なども声をかけながら、宿題を見ます。
教えるのは基本的には私たちの仕事ではないのですが、できる範囲で、足し算の指をかしたり、漢字ドリルのわからないところを一緒に調べたり、といった手伝いをしながら、楽しく学習できる環境を作ります。

宿題が終わると、室内や外で一緒に遊びます。
一時間後くらいに高学年も来るので、勉強をする子と遊ぶ子が、お互いトラブルにならないよう環境づくりなどもします。
外遊びは、スタッフがローテーションでしたが、その場の雰囲気などで臨機応変に持ち場が変わります。
夕刻になると子どもを見送り、掃除をします。

Ａ．ままごとひとつをとっても、子どもたちの家庭環境や保護者のクチグセが垣間見える、おもしろさはあります。
たとえばままごとでカレーを作るごっこ遊びでも、「トントン、グツグツ」と包丁から煮込むところまで再現する子もいれば、「パカ、チーン、できました！」と、レトルトカレーをチンして出してくれる（まねをする）子もいます。

習慣だけでなく話し方もまねされるので、自分の振る舞いも、家庭でまねされても恥ずかしくないようにしないとな、という思いは持てるようになりました。
良い悪いとかではなく、子どもを通して「いろいろな考え方があるんだな」という大人社会も垣間見られる、そういう意味では不思議な仕事でおもしろいなと思いました。

Ａ．初日から、現場に入って仕事をしながら覚える、という感じでした。
子どもたちの名前も、関わる中で名札を見て（当時は名札をつけていました、今はプライバシーで外しているところも多いと思いますが）覚えて、子ども同士の人間関係なども、一緒に遊びながら覚えていきます。

配慮が必要な子に関しては、事前に正規職員の先生から、だれにどのようなサポートが必要か、その子の担当となった時にはどのように接していくのが良いか、といった事前情報も共有してもらいました。が、実際に関わってみてわかることが大半なので、ほぼ仕事をしながら覚える感じでした。
トイレ掃除などマニュアルがあるものに関しては、先輩と一緒にやりながらメモを取って覚えました。

Ａ．正規職員の方は、学校の先生経験者など、現場引退したベテランの方が2名でした。
アルバイトは、学生が数人、あとは主婦層でした。
子どもが独立したくらいの主婦の方から、30代前半くらいの方も、いずれにしても大学生の私より人生の先輩の方が多かったです。

雰囲気は、子どもの前ではみんな子どもが好きなんだなという感じで良い方でした、が、職員間では、少し派閥のようなものはあったように思います。
基本は保育に関する考え方の違いといった感じなので、みんな仕事にまじめだからこそ、なのですが、ミーティングの際には少しぎすぎすした感じがあったりしました。
日によりますが、子どもたちの指導者として、もうすこし風通しの良い職場なら良かったなと今でも思います。

Ａ．時間は子どもたちが学校が終わる時間からなので、私は曜日も含めて固定でした。
夕刻を過ぎるとほとんどの子どもが自分たちで下校し、一部の子どもだけお迎えの時間まで延長保育をするので、そこに入る方は、遅めの時間帯のシフトもありました。
私は多くの子どもが帰る時間で固定で、休み希望があったら事前に正規職員の方に伝えて置く感じでした。
夏休みなどには、学童は朝から開くため、フレキシブルなシフトとなりました。
午前、午後、一日、といったシフトがあったと思います。
長期休暇だけ、正規職員の方と話し合って、入れるところにシフトに入れてもらっていました。

Ａ．かなり入りやすかったです。

Ａ．服装はジャージなど動きやすい服、髪型は長い場合は後ろで束ねていました。

Ａ．無料の駐車場はありました。その他、社割などは特にありませんでした。

Ａ．高校生は、学童保育でアルバイトはおそらく難しいと思います。
ですが、場所によってはボランティアや実習のような形で入れるところもあると思うし、私も実際見たことがあるので、子どもが好きな方はチャレンジ精神は歓迎されると思います。

Ａ．子どもが好きで、体力に自信があるなら、取り組んでみると楽しいと思います。
小学生に勉強を教える（一緒にみてあげる）ことができるくらいの基礎学力は必要かと思いますが、大学へ行かれているなら大丈夫かと思います。

子どもたちは、学校では大人しくても学童へ行くとすこしやんちゃをしたり、その逆だったり、家でも学校でもないサードプレイス的な学童保育は、子どもたちのいろいろな一面が見られる場所だと思います。
時にうまくいかなかったり、指導者としてなめられてしまったり、子どもからの言葉がきつく感じてしまったりすることもあると思います。

子どもが好き、というだけでは、続けていくことは難しいと思いますが、根底にその思いがあってこそ、愛情をもっていろいろなシーンでこどもたちとぶつかりあってわかりあっていくことができると思います。
人の成長に関わっていくことのできる、貴重な仕事だと思うので、未経験でも保育や子育ての経験者でも、どちらにもおすすめの仕事です。

子供には「みんなで仲良く」と言っている大人が、派閥を作って嫌味を言ったりする・・元からこんな世の中ですけど、聞くたびに何かぐったりしてしまいますね。
この方の仰るように、風通しのいい職場であるべきだなと思います。

今回は、大阪市東住吉区、近鉄南大阪線 矢田駅から徒歩9分の大阪市立矢田北小学校でアルバイトされていた方のインタビューをご紹介させていただきました。