厳しい主婦客との対応で感じたキツさ⁉スーパーバイトの実態とは⁉小林商店アルバイトの現実を紹介！

こんにちは！あるバイの中の人です！
北海道札幌市中央区にある石山通駅から徒歩で1分に位置する「小林商店」でのアルバイト体験談をご紹介します。

小林商店でのアルバイトでは、厳しい接客対応や商品の取り扱いに悩みながら、社会の厳しさを学ぶ貴重な経験をしました。
特に、毎日顔を出すお客様の中でも怖い主婦客からの文句に苦しんだことが印象的です。

しかし、その厳しさの中で成長し、終わりには店主から感謝されることもあり、嬉しさを感じました。
シフトは基本的に朝から昼の時間帯で、時給も他のアルバイトと比べて良好。
社会経験を積みながらアルバイトをしたい方にとって、非常に学びの多い職場です。

なお、こちらの内容は今から40年程前の情報のため、現在の状況と大きく異なっている可能性があります。あくまで「当時のアルバイターの体験談」としてご覧ください！

• 年齢：17歳
• 職業：高校生
• 性別：女性
• 働いていた時期：1982年頃
• 働いていた期間：ほぼ一か月間
• シフト：周6日で一日に4，5時間

Ａ．高校生の時でお小遣い稼ぎをしたくてアルバイトを探していました。
そして夏休み初めに母と買い物をしに出掛けた時に見つけた個人商店で、そこに母がこの子をアルバイトに雇ってくれないかと、突然その店の店主らしき男性に尋ねてくれてしまったのです。

当の私はえーとビックリしましたが、店主らしきその男性は、我われがお客さんだったこともあり仕方なくかどうかは分かりませんでしたが直ぐに、良いですよと返事をくれたのでした。
それで翌日からすぐにアルバイトが始まりました。
正式に履歴書を提出したわけでもなく、これは主婦である母の押しの力というか何というか、親のお蔭で決まったようなものでした。
人生で初めてのアルバイトでしたので、決まったはいいものの非常に緊張しました。

Ａ．私の両親は私がほしいものをあまり買ってくれない親でした。
頭が古いというか、あれが欲しいから買ってほしいと言うと直ぐに自分たちの子供時代の話を初め、贅沢だと言ってなかなか買ってくれませんでした。
学校で必要なものさえも、「どうせろくに勉強もしないくせに」と言って、しぶしぶお金をくれる状態だったのです。

しかし友人たちは必要なものは勿論、その頃同年代の間で流行っていたものや趣味のものなどは、比較的直ぐに買ってもらえていたので、うらやましく又コンプレックスでした。
それで自分は学校の勉強とアルバイトとしっかり両立できる自信はなかったのですが、両親は意外にも「自分で働いてお金を稼ぐ苦労を知るのも勉強だ」と言って、アルバイトをするのを許してくれました。

Ａ．面接はお店の前で立ち話でした。
店主の息子さんが主に仕事の説明をしてくださいました。
仕事は主に接客なので、私は場ではとにかく笑顔で愛そう良く明るい雰囲気を出すのを心がけていました。

Ａ．私が担当したセクションは主に野菜や果物を売っているところで立っていて、お客さんが通ると「いらっしゃいませー！」と声をかけて販売する事でした。
でもずっと緊張していたのと、毎日顔を出す主婦のお客さんの中でも嫌なおばさん達が数人いて、
怒られたり睨まれたりすると余計に委縮してしまい、失敗したりしていました。

当時そのお店では、ジャガイモやニンジンや玉ねぎと、それ以外の葉野菜、そして果物とを区別して置いていたんです。
そしてそれらの一つ一つには、いちいち値札をつけていなかったんです。
それで私は毎日必ず何か1，2回は値段の勘違いとか失敗をしていたのです。
しかしそれでも毎日帰り際には「ごくろうさま」と言って下さり、
その日余ったものや入荷したばかりの新鮮な果物などを持たせてくれたんです。
とても嬉しかったです。

Ａ．高校生で半分子供のような私でしたから、
商品の販売は面白そうだなという純粋な気持ちもありました。
でも毎日買いに来るお客さんで怖そうな主婦の人が来た時は、内心では（わあ、また来た。いつも文句を言って買うなら、もう買いに来なくていいですよ、と言いたいわ）と思っていました。

あの人たちが来ると私の胃が痛くなり、それが辛い一つでした。
彼らはいかにも商品を見る目の厳しい主婦のプロという感じで、必ず商品に対して文句を言ったり、私の仕事ぶりに文句を言ったりしたのです。
でもそういう時は店主やその息子夫婦が出てきてくれて、私の代わりにペコペコ笑顔で頭を下げながら対応をしていたので、半分ありがたく、でもあとの半分は（私には無理だ。やっぱりこの夏休み中だけで辞めさせてもらおう）と思っていました。

高校生で初めてアルバイトをさせてもらい社会の厳しさを少し垣間見ることができました。
でもそれでかなり私は自信を無くし、社会に出るのが怖い！と思うようになったキッカケにもなってしまったのでした。

他の失敗では、緊張するお客さんの対応中は頭が真っ白になったりして、ジャガイモやニンジンがグラムいくらだったか、その他の葉野菜のこのセクションのものはいくらだったか、果物のリンゴとミカンのどちらがどの値段だったかが、一瞬分からなくなり何度も間違えて売ってしまい、お店には何度も迷惑をかけてしまいました。

Ａ．
まず朝お店に到着したら掃除を始めます。
次に裏の倉庫に行ってその日に入荷した野菜や果物を言われた場所まで運んで綺麗に並べるのを手伝います。
そしてお客さんが来たら接客に専念して販売します。
最後は頼まれれば軽く掃除をしますが、普通はやらないで良いと言われて、そのまま挨拶をして帰りました。
まず朝の掃除はそれほど大変ではなく、棚に軽くはたきをかけて床を軽くほうきで掃いていたくらいです。

そのあと裏に回ってその日に入荷した商品を店の前まで運び綺麗に並べるのですが、これが結構大変で、例えば果物コーナーに桃を並べるときに気を付けないと、それぞれの桃の形によってはコロンと転がり、上手く桃がポジションに留まってくれないのです。
それでぐっと少し力を入れて桃を置こうとすれば、店主が飛んできて「そんなふうに桃を押し付けたら桃がすぐに傷むから駄目だよ！」と注意されます。

販売の時はひたすらお客さんを怒らせないようにニコニコして、新鮮なものは勿論少し傷んだものでも買っていただけるように頑張るという仕事です。

A.
ある時、裏の倉庫から店主の息子さんがぶつぶつ言いながら出てきたので、店主がどうしたんだ？と尋ねると、あるお客さんが白菜に虫が入っていたから返品したいのでお金を返してくれと言ってきたらしいのです。
それでその息子さんは仕方なくその白菜を受け取りその分を返金したと。
それで不満そうだったのです。
店主も息子夫婦も、なんだよ虫くらい、という雰囲気でした。

私も虫（幼虫）は大の苦手だったのですが、運よくそのアルバイト中に一度も虫を見ることなく済みました。
でもその白菜の件で、息子さんがこんなに新鮮な白菜なのにという残念な顔をして、代わりに私にくれそうな雰囲気だったのです。
でも私は話をずらしてその虫入りの白菜をもらうことなく済ませました。

A.
ここでのアルバイトには研修らしきものはありませんでした。
採用された日に簡単に口頭で説明を受けて、翌日直ぐに店の前に立って店主または息子夫婦のどちらかの売り方を見て真似ながら売り始めたのでした。
一番初めは息子さんの奥さんが教えてくれたんですが、ちょっときつい感じの奥さんでしたがお客さんが来ると口角を上げニコッとして愛そう良く売るのです。
店の裏と表とでは奥さんの表情が全く違うのでびっくりしました。

これが社会人、これが大人の世界かと思い、尊敬と共に恐ろしさも感じたのを思えています。
マニュアルや研修よりも実戦で覚えて下さい、という昭和な商売のお店で、いろんな面で大変学びになりました。
注意は沢山されましたが、怒鳴られた記憶はありません。
それはやはりこの子（私）はもともとお客さんの娘だ、というのが店主たちにあったのかもしれません。

A.
アルバイト仲間としては、私が入った数日後に同年代の女の子が一人入ってきました。
その子もやはり元はその店のお客さんの娘です。
そしてしょっちゅうその店に親と買い物に来ていたらしく、私よりもその店の勝手などを既に知っていたようです。
とても手際よく働いていたし、愛想もいい可愛い子でした。

店の人たちとお客さんとの間の会話で、私が暫く理解できてなかった言葉「けんばい」の事も知っていました。
要はいくら以上買ったとか、その日の売り出しのものを買ってくれたお客さんには、クーポン券みたいなサービス券をお渡しするのですが、決まった曜日だけ券の枚数を倍の枚数にしてお渡しする、というサービスがあったのです。
そのことを私は良く分かっていなかったため、お客さんから叱られて、そのあとでその同僚の子に教えてもらいやっと分かったのでした。
そのしっかりした子は優しく教えてくれて助かりました。

A.
そのアルバイトの時給は当時にしては悪くありませんでした。
その後チャレンジした様々なアルバイトの中で、結局そのお店でのアルバイトの時給が一番良かったのでした。

シフトは週6日で夏休みの間だけでしたが、殆どは朝から昼ちょっとすぎのシフトで、時々は午後からのシフトもあったと記憶します。
最初は私の希望を聞かれたので、私は「殆どは早番にしてほしい」と伝えました。
それで私が基本的には午前のシフトに入り、同僚の女の子が午後から入り、時々は同じシフトに入った日もありました。
シフト希望の書面を提出するとかは全く何もなくて、全て口頭で決めるお店でした。

Ａ．私ともう一人の女の子以外は、店の主人とその家族ばかりでしたので、緊張はしました。

Ａ．毎日が私服でした。
動きやすいTシャツとジーンズでした。
髪型も自由でした。

Ａ．ほとんど毎日のように野菜か果物を、帰り際にいくつか持たせてくださいました。

Ａ．接客のアルバイトが好きな高校生ならできると思います。
又高校生と言っても辛抱しなければいけない場面もある仕事ですから、キレない高校生で責任感がある程度なければいけないと思います。
又私が働いたお店の商品というものには、たまに虫がいるので、虫が平気な子なら大丈夫だと思います。

Ａ．大学生でもやはり接客の仕事が好きな人、多少のトラブルがあってもキレずにある程度辛抱できる人なら大丈夫だと思います。
アルバイトと言ってもそのお店に対するお客さんが持つ印象に影響してしまうので、責任感がある程度ないといけませんよね。
あとはたまにいる虫が大丈夫なら。

個人商店で接客の仕事というのは、たとえアルバイトであっても責任が大きい仕事だと思うのです。
何故ならそのお店にくるお客さんに何か悪い印象を持たせてしまったら、営業の足を引っ張ることになるからです。

そして私やもう一人の同僚の女の子は、元々その店に買い物にくるお客さんの娘です（私の親はそのお店には滅多に買いに行っていませんでしたが）。
それを雇ってくれたお店の主人も息子夫婦も、後で考えれば偉い人達だなあと思いました。
なぜならお客さんの娘だから、仕事で何か失敗されても怒鳴ったり厳しい態度をとりにくかったと思うのです。
そんな大人たちからの人生の学びを頂けると思って、仕事に感謝できればいいですね。
当時の私はまだお子ちゃまでなかなか感謝できませんでしたし、社会恐い！と思うキッカケにもなってしまいましたけど。
今思えばとても感謝です。