看護師アルバイトの仕事内容がブラック?単発ってどんな感じ?経験者の声を基に徹底的に深掘り!
目次
こんにちは!今日は、看護師さんのアルバイトについて詳しくお話ししていきます。
看護師として働くって、フルタイムだけじゃないんです。実は、アルバイトにもたくさんの選択肢があるんですよ!
単発や夜勤など、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるって知っていましたか?
それでは、一緒に見ていきましょう!
看護師のアルバイトって、どんな種類があるの?
看護師のアルバイトは、実はとっても多様なんです。主な種類を見ていきましょう。
- 常勤パート:週に決まった日数や時間帯で働くタイプです。
- 単発バイト:イベントや健康診断など、必要な時だけ働くスタイルです。
- 夜勤専門:夜間帯だけ働く形態で、高い時給が魅力です。
- 派遣:様々な医療機関で経験を積めるチャンスがあります。
- 在宅医療:患者さんのお宅を訪問してケアを行います。
それぞれに特徴があって、自分に合った働き方を選べるんですよ。
看護師のアルバイトって、どれくらいいるの?
看護師の非正規雇用者数の割合
多くが正規職員の看護師のイメージですが、非正規雇用者の看護師はどのくらいいるのでしょうか?
看護師の雇用形態に関する統計データは、厚生労働省の「衛生行政報告例(就業医療関係者)」において隔年で公表されています。
下の表は2010年~2022年に公表されたデータですが、ご覧のように看護師全体の2割弱が非正規雇用者であることがわかります。
年度 | 総数(人) | 非正規雇用者数(人) | 非正規雇用者割合(%) |
---|---|---|---|
2010年 | 952,723 | 167,093 | 17.5 |
2012年 | 1,086,779 | 200,619 | 18.5 |
2014年 | 1,149,397 | 203,524 | 17.7 |
2018年 | 1,218,606 | 213,332 | 17.5 |
2020年 | 1,280,911 | 225,343 | 17.6 |
2022年 | 1,311,687 | 221,005 | 16.8 |
しかも、10年前と比較して看護師全体の総数は増加し、それに伴って非正規雇用者数も増加しており、多様な働き方で生活を送られている方は多くいることがわかります。
看護師のアルバイト・パートの割合
前項の「非正規雇用者数」については「アルバイト・パート」の他に、「契約社員」も含んでいます。
では、どのくらいアルバイト・パートがいるのでしょうか?
2011年に厚生労働省が発表した「看護職員就業状況等実態調査」によると、看護師全体のうち、11.8%が「アルバイト・パート」と回答しており、約1割がそのような雇用形態で就業されていることがわかります。
調査時期が古いですが、前項の表から「非正規雇用者割合」は大きく変わっていないことがわかるので、現在も1割程が「アルバイト・パート」であると考えられます。
看護師のアルバイトになる人ってどんな人?
前章で見ていった「看護職員就業状況等実態調査」について、興味深い事実があります。
それは、元看護師の再就職に「アルバイト・パート」の看護師を希望する人が全体の48.0%と最も多いということです。
つまり、一度は看護師の職を退いた方がアルバイト・パートになることが多いようです。
こちらをもう少し深堀りしていきましょう。
看護師を退職した理由
「看護職員就業状況等実態調査」では、看護職員として勤務した方がどのような理由で退職したのかアンケートを取っています。
最も多いのはやはり「出産・育児」が原因であることがわかります。
- 出産・育児のため(22.1%)
- 結婚のため(17.7%)
- 他施設への興味(15.1%)
- 人間関係がよくないから(12.8%)
- 超過勤務が多いため(10.5%)
- 通勤が困難なため(10.4%)
- 休暇がとれない・とりづらいため(10.3%)
再就職先に看護師として働きたい理由
再就職先を選ぶ理由として、以下のように回答されております。
やはり、勤務時間が拘束されず、プライベートの時間を確保できることが重要であることがわかります。
- 通勤が便利だから(56.5%)
- 勤務時間が希望にあっているから(51.0%)
- 短時間勤務ができるから(20.4%)
- 休暇が取りやすいから(15.6%)
看護師を再就職希望をするのは以下の理由が多く回答されてます。
持っている看護師資格を無駄にしたくないと考えているようです。
- 収入を得る必要が生じた(30.6%)
- 知識や技術を生かしたい(24.5%)
- 社会に出たい(14.8%)
また、再就職で看護師になる際に抱く不安については、以下のような回答が多くあります。
- 最新の看護の知識・技術に対応できるか(33.4%)
- 家事・子育てと両立できるか(32.6%)
看護師でも家庭に子供がいる場合、プライベートの時間を多く確保する必要性が生じます。
正規職員のようなルーティンで働くことは、子育ての時間の多くを犠牲にしてしまうため「アルバイト・パート」の看護師という立場になってもプライベートを大切にしたいということが上記のデータから見て取れます。
「看護師」という専門の国家資格を活かすことで、経験を基に比較的高い時給でのアルバイトが可能になります。
それでいて、正規職員のよりもプライベートの時間を確保できるということが、アルバイト・パートで勤務する大きな魅力なのではないでしょうか。
看護師の単発アルバイトってどんな感じ?
単発バイトは、その名の通り1日だけとか短期間だけの仕事です。
例えば、
- 健康診断の補助
- 予防接種の会場でのサポート
- スポーツイベントでの救護係
- 学校の健康診断のお手伝い
こういった仕事は、自分の予定に合わせて働けるのが大きな魅力です。
「来週の土曜日だけ働きたい」なんてときにぴったりですね。
単発バイトの時給は、通常のアルバイトよりも高めに設定されていることが多いです。
例えば、通常の看護師アルバイトが時給1,500円〜2,000円程度なのに対し、単発バイトでは2,000円〜3,000円くらいになることもあります。
ただし、仕事の内容や地域によって変わってくるので、具体的な求人をチェックしてみるのがおすすめです。
看護師の単発アルバイトの需要はあるの?
単発バイトと言っても、求人の多くは「日雇い派遣」という短期派遣の雇用形態になります。
「派遣会社」に登録して実際の施設に働きに行くので、一般的な単発バイトとは違い、働く施設での直接的な雇用契約はありません。
単発バイトを希望する看護師
2019年に「NPO法人 日本派遣看護師協会」が行った「派遣に関する看護師への実態調査」では、人材派遣会社に登録に来た看護師へアンケートを実施しました。
その中で多くの看護師が短期派遣(単発バイト)を希望していることがわかりました(有効回答数498)。
看護師としての希望就労頻度 | 割合(%) |
---|---|
月に1~3回(短期派遣) | 53.0 |
週に1~2日(短期派遣) | 30.1 |
週に3~4日 | 12.0 |
週に5日(フルタイム) | 40.9 |
政府も日雇い派遣を後押し
政府は医療労働環境で慢性的な人手不足が問題になっていることを受け、対策に乗り出しています。
2021年に政府は「社会福祉施設などへの日雇い派遣」を全面解禁する法改正を行いました。
法改正を行うにあたり、厚生労働省は関係団体へ意見聴取を行っています。
「全国介護事業者協議会」では以下のように看護師の日雇い派遣(単発バイト)の必要性を述べています。
- 介護事業サービスごとに人員基準があり、看護師の人員欠如が発生し基準に満たされないと、介護報酬の減算もしくは事業所の指定取り消しとなる
- 協議会が行ったニーズ調査で、事業所が看護職員の派遣を受け入れる理由の1位(73.1%)は「人員基準を満たすため」である
- 看護職員の日雇い派遣(単発バイト)は短期的かつ突発的な人員不足解消のための有効な手段である
法改正によって看護師の日雇い派遣(単発バイト)の派遣可能な範囲が拡充していることから、今後も医療業界全体で日雇い派遣(単発バイト)の需要が高まっていくことが見込まれます。
政府統計で約70万人が看護師資格を持ちながら、医療機関で働いていない「潜在看護師」であると試算されています。
そういった方々が復職として気軽に働けて、高単価で稼ぐことの出来る日雇い派遣(単発バイト)に挑戦してみるのはいかがでしょうか!
夜勤の看護師アルバイトはどうなの?
夜勤のアルバイトは、看護師さんの中でも人気の高い働き方の一つです。
主に病院や介護施設で募集されていることが多いですね。
夜勤の大きな特徴は、なんといっても高い時給です。
通常の日勤帯の1.2倍から1.5倍くらいの時給になることが多いんです。
例えば、日勤が時給1,800円だとしたら、夜勤では2,160円〜2,700円くらいになる計算です。
ただし、夜勤には体力的な負担もあります。
生活リズムが昼夜逆転するので、健康管理には気をつける必要がありますね。
でも、日中の時間が自由に使えるので、育児や介護との両立、副業、趣味の時間確保など、自分のライフスタイルに合わせやすいという利点もあります。
夜勤の時間帯は施設によって異なりますが、一般的には以下のようなパターンが多いです。
- 16:30〜翌9:00(16時間半勤務)
- 17:00〜翌9:30(16時間半勤務)
- 22:00〜翌8:00(10時間勤務)
長時間勤務になるぶん、次の勤務までの休憩時間もしっかり取れるようになっていることが多いです。
看護師アルバイトのメリットって?
看護師さんがアルバイトを選ぶ理由はいろいろありますが、具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。
柔軟な働き方:
- 例:子育て中のAさんは、平日の10時から15時までの短時間勤務を選択。子供の送り迎えに合わせた勤務が可能に。
- 例:大学院に通うBさんは、週末だけの勤務を選択。学業と両立しながら、実践的なスキルを磨ける。
経験の幅を広げられる
- 例:総合病院で働くCさんは、休日に訪問看護のアルバイトを始めた。在宅医療の現場を知ることで、患者さんの生活背景をより深く理解できるように。
- 例:救急外来勤務のDさんは、健康診断の単発バイトを通じて予防医学の重要性を実感。キャリアの新たな方向性を見出す。
副収入
- 例:Eさんは月に2回の夜勤アルバイトで、通常の月収に加えて5〜6万円の副収入を得ている。趣味の海外旅行の資金に充てている。
- 例:新人看護師のFさんは、週1回のアルバイトで得た収入を専門書の購入や研修参加費に充てて、自己研鑽に活用。
スキルアップ
- 例:一般内科勤務のGさんは、精神科クリニックでのアルバイトを通じて、メンタルヘルスケアのスキルを向上。本業でも活かせる知識を獲得。
- 例:手術室勤務のHさんは、介護施設でのアルバイトで基本的な介護技術を学び、患者さんへのトータルケアの視点を養う。
人脈作り
- 例:Iさんは派遣のアルバイトを通じて、様々な医療機関の看護師と知り合い。情報交換の機会が増え、キャリアアップのヒントを得られるように。
- 例:Jさんは健康イベントのアルバイトで、地域の保健師や栄養士と交流。多職種連携の重要性を実感し、本業でもチーム医療の推進に貢献。
これらの具体例からわかるように、アルバイトは単なる収入源だけでなく、キャリア形成や個人の成長にも大きく貢献する可能性があります。
看護師アルバイトの探し方は?
看護師のアルバイトを探すには、いくつかの方法があります。それぞれの特徴と具体的な活用法を見ていきましょう。
専門の求人サイト
- 例:「ナース人材バンク」「マイナビ看護師」などのサイトでは、地域や勤務形態、専門分野などで細かく絞り込み検索が可能。
- 活用法:希望の勤務地を「東京都新宿区」、勤務形態を「夜勤」、時給を「2000円以上」などと設定して検索すれば、条件に合った求人が一覧で表示されます。
人材派遣会社
- 例:「メディカル・コンシェルジュ」「ナースパワー」などの看護師専門の派遣会社があります。
- 活用法:派遣会社に登録後、担当のコーディネーターと面談。自分のスキルや希望を詳しく伝えることで、ピンポイントの紹介を受けられます。また、給与交渉や勤務調整もサポートしてもらえるメリットも。
ハローワーク
- 地域密着型の求人が多く、地元の小規模医療機関やクリニックの情報も得られます。
- 活用法:地域のハローワークを直接訪問し、看護師向けの求人情報を閲覧。担当者に相談しながら、自分に合った求人を探せます。
オンラインサービス「ハローワークインターネットサービス」も便利です。
SNSや看護師コミュニティ
- Facebook、Twitter、Instagram などのSNSや、「看護roo!」などの看護師向けコミュニティサイトでも求人情報が見つかることがあります。
- 活用法:関連するハッシュタグ(例:#看護師求人 #ナースアルバイト)で検索したり、看護師向けのグループに参加して情報収集。口コミ情報も得られるのが魅力です。
直接問い合わせ
- 働きたい施設が決まっている場合は、直接問い合わせるのも効果的です。
- 活用法:希望の病院や施設のウェブサイトで求人情報を確認し、電話やメールで問い合わせる。「アルバイトや非常勤の募集はありませんか?」と聞いてみると、公募していない求人情報が得られることも。
紹介会社の活用
- 「ナースではたらこ」「マイナビナース」などの看護師紹介会社を利用する方法もあります。
- 活用法:紹介会社に登録後、専任のアドバイザーがつきます。希望条件をヒアリングし、それに合った求人を紹介してくれます。転職だけでなく、アルバイトの紹介も行っている会社もあるので、確認してみましょう。
これらの方法を組み合わせて使うことで、より多くの選択肢の中から自分に最適なアルバイトを見つけられる可能性が高まります。
ただし、個人情報の取り扱いには十分注意し、信頼できる求人サイトや紹介会社を選ぶことが大切です。
看護師アルバイトの注意点はある?
アルバイトにはたくさんのメリットがありますが、いくつか注意点もあります:
- 健康管理:特に夜勤の場合は体調管理に気をつけましょう。
- スキルの維持:常勤でないぶん、自己研鑽が必要です。
- 勤務先との調整:本業がある場合は、勤務先の就業規則を確認しましょう。
- 税金や社会保険:収入によっては確定申告が必要になる場合があります。
これらの点に気をつけながら、自分に合ったアルバイトを見つけていくことが大切です。
看護師アルバイトの実際の声を聞いてみよう!
看護師のアルバイト経験者の声を紹介します。
30代女性
「夜勤のアルバイトを始めてから、昼間の時間を有効に使えるようになりました。趣味の時間も増えて、仕事とプライベートのバランスが取れるようになりましたね。」
20代男性
「単発バイトで様々な医療現場を経験できて、自分の将来のキャリアを考えるきっかけになりました。新しい人脈もできて、とても良かったです。」
40代女性
「子育て中なので、常勤は難しいと思っていました。でも、パートのアルバイトなら両立できそうだと気づいて、今はとても充実しています。」
みなさん、それぞれの事情に合わせてアルバイトを上手に活用しているようですね。
看護師アルバイトのまとめ
看護師のアルバイトは、本当に多様な選択肢があります。
単発や夜勤、常勤パートなど、自分のライフスタイルに合わせて働き方を選べるのが大きな魅力ですね。
高い時給や柔軟な勤務形態、新しい経験を積めるチャンスなど、アルバイトならではのメリットもたくさんあります。
ただし、健康管理や本業との兼ね合いなど、注意点もしっかり押さえておくことが大切です。
自分に合ったアルバイトを見つけて、より充実した看護師ライフを送ってください。きっと新しい発見や成長のチャンスが待っていますよ。
頑張ってください!
看護師アルバイト体験談の記事はこちら
実際に看護師のアルバイト経験のある方に体験談を伺っています。
看護師のアルバイトをしようか悩んでいる方は、是非参考にしてみてはどうでしょうか…?
精神科病院で、ワークライフバランスを大切にしながら働く日々についてお話を伺っております。
初めての外科病棟勤務で専門スキルの向上と感じたやりがいについてお話を伺っております。
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