早見表

十干十二支早見表

この十干十二支早見表は、特定の年に対応する十干、十二支、干支、西暦、和暦を一目で確認できる便利なツールです。
干支は古くから暦や占いに使われ、日本の文化に深く根付いています。
本表では、ふりがな付きでわかりやすく表示しており、特定の年や年齢に関する情報を簡単に調べることができます。
日常の参考や学習にぜひご活用ください。

生まれ年・年齢早見表はこちら

西暦 和暦 十干 十二支 六十干支

十干とは?

十干(じっかん)は、中国の古代思想に基づき、自然界や物事の変化を10の要素で表現したものです。
「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10文字からなり、それぞれ五行(木・火・土・金・水)と陰陽(陽と陰)の性質を持っています。

これらは自然の移り変わりや物事の進行を段階的に表し、例えば「甲」は物事の始まり、「癸」は終わりと新たな始まりを準備する状態を象徴します。

十干は十二支と組み合わせて六十干支を構成し、古代から暦法や占術、農業などに用いられ、現代でも日本の干支文化や占いにその名残を見ることができます。

順番 漢字 読み方 五行 陰陽 意味・象徴
1 きのえ 種が殻を破って芽を出し、物事が始まる状態を象徴
2 きのと 芽が曲がりながら成長する様子を象徴
3 ひのえ 太陽が昇り、物事が明るくなる状態を象徴
4 ひのと 火が静かに燃えるように、安定した状態を象徴
5 つちのえ 大地が盛り上がり、物を育む状態を象徴
6 つちのと 大地が安定し、成長を支える状態を象徴
7 かのえ 金属が生成され、硬くなる様子を象徴
8 かのと 硬さが極まる一方で、鋭さが出る状態を象徴
9 みずのえ 大河が流れるように、力強い状態を象徴
10 みずのと 水が静かに溜まり、次の変化を待つ状態を象徴

十二支とは?

十二支(じゅうにし)は、中国の古代思想に基づく概念で、動物の名前を用いて時間や方角、暦を表現するシステムです。
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の順に並び、それぞれに特定の動物が割り当てられています(例:子はネズミ、丑はウシ)。

また、十二支は五行(木・火・土・金・水)や陰陽(陽と陰)とも関連づけられ、自然界の循環や変化を象徴しています。
元々は天文学や農業のための時刻や方位を示す基準として使われていましたが、次第に年を表す暦法や性格判断、占いにも応用され、特に日本では干支文化として親しまれています。

十二支は単なる動物の象徴にとどまらず、時間や空間、性質の象徴としても重要な役割を果たしています。

順番 漢字 読み方 動物 時刻 方角 意味・象徴
1 🐭 23:00〜1:00 繁殖力が強く、始まりを象徴
2 うし 🐮 1:00〜3:00 北北東 勤勉さ、忍耐力を象徴
3 とら 🐯 3:00〜5:00 東北東 勇気と強さ、発展を象徴
4 🐰 5:00〜7:00 跳躍、調和、穏やかさを象徴
5 たつ 🐲 7:00〜9:00 東南東 神秘的な力、繁栄を象徴
6 🐍 9:00〜11:00 南南東 再生、知恵、粘り強さを象徴
7 うま 🐴 11:00〜13:00 活力、自由、成功を象徴
8 ひつじ 🐏 13:00〜15:00 南南西 穏やかさ、思いやりを象徴
9 さる 🐵 15:00〜17:00 西南西 機知、器用さ、変化を象徴
10 とり 🐔 17:00〜19:00 西 時間、勤勉さ、整理整頓を象徴
11 いぬ 🐶 19:00〜21:00 西北西 忠誠心、正直さ、守護を象徴
12 🐗 21:00〜23:00 北北西 勇気、猪突猛進、純粋さを象徴

干支(六十干支)とは?

六十干支(ろくじっかんし)は、中国の古代思想に基づく暦法で、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせて形成される60種類の周期です。
このシステムは、自然界や時間の変化を表現するために用いられ、干支暦として暦法や占術に広く使われています。

十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10文字で構成され、自然界の五行(木・火・土・金・水)と陰陽の性質を持っています。
一方、十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12文字からなり、動物や方角、時間を象徴しています。

六十干支は、十干と十二支を順に組み合わせることで生まれます。例えば、1番目の「甲子(こうし)」は十干の「甲」と十二支の「子」の組み合わせで始まり、60番目の「癸亥(きがい)」で一巡します。
この60種類の干支は、年、月、日、時刻を表すために使われ、それぞれの干支が特定の性質や象徴を持つとされています。

六十干支は、中国だけでなく、日本や韓国、ベトナムなどの東アジアの文化圏にも深く根付いています。
日本では、特に年を表すために使われ、2023年は「癸卯(みずのとう)」、2024年は「甲辰(きのえたつ)」といったように表現されます。

また、占いでは六十干支を用いて性格や運勢を読み解く四柱推命などが存在します。
六十干支は、単なる時間や年月の記録だけでなく、自然の循環や人間の営みを象徴する深い意味を持つシステムです。
その60種類の干支が一巡するには60年かかるため、人生の節目としての還暦も六十干支に由来しています。

順番 六十干支 読み方 順序 六十干支 読み方
1甲子こうし31甲午こうご
2乙丑いっちゅう32乙未いつび
3丙寅へいいん33丙申へいしん
4丁卯ていぼう34丁酉ていゆう
5戊辰ぼしん35戊戌ぼじゅつ
6己巳きし36己亥きがい
7庚午こうご37庚子こうし
8辛未しんび38辛丑しんちゅう
9壬申じんしん39壬寅じんいん
10癸酉きゆう40癸卯きぼう
11甲戌こうじゅつ41甲辰こうしん
12乙亥いつがい42乙巳いつし
13丙子へいし43丙午へいご
14丁丑ていちゅう44丁未ていび
15戊寅ぼいん45戊申ぼしん
16己卯きぼう46己酉きゆう
17庚辰こうしん47庚戌こうじゅつ
18辛巳しんし48辛亥しんがい
19壬午じんご49壬子じんし
20癸未きび50癸丑きちゅう
21甲申こうしん51甲寅こういん
22乙酉いつゆう52乙卯いつぼう
23丙戌へいじゅつ53丙辰へいしん
24丁亥ていがい54丁巳ていし
25戊子ぼし55戊午ぼご
26己丑きちゅう56己未きび
27庚寅こういん57庚申こうさる
28辛卯しんぼう58辛酉しんゆう
29壬辰じんしん59壬戌じんじゅつ
30癸巳きし60癸亥きがい

十二支と干支の違い

十二支と干支は密接に関連していますが、それぞれ異なる概念を指します。十二支は、中国の古代思想に基づく12の要素で、時間や方角、年を表すために使われます。
「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)…」といった動物が象徴として割り当てられ、年号や性格占いなどでも広く用いられています。

一方、干支は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたもので、60年を一周期とする体系です。
十干には「甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)…」のように自然界の性質や変化を表す10の要素があり、これと十二支を順に組み合わせることで「甲子(きのえね)、乙丑(きのとうし)、丙寅(ひのえとら)」といった六十干支が形成されます。

干支は暦法や占術に使われ、年、月、日、時刻を表すための仕組みとして日本や中国の文化に深く根付いています。

簡単に言えば、十二支は12種類の要素のみを指し、干支は十干と十二支を掛け合わせたものとして、より複雑なシステムを指します。

このツールをシェア