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日本の海の見える街ランキングTop50 ~ 波音と潮風が誘う理想の住まい(第2回:11位~20位) 数字で見る

日本の海の見える街ランキングTop50 ~ 波音と潮風が誘う理想の住まい(第2回:11位~20位)

日本の海の見える街ランキングTop50 ~ 波音と潮風が誘う理想の住まい(第2回:11位~20位)

目次

    はじめに

    前回の1位から10位に続き、今回は日本の海の見える街ランキングの11位から20位までをご紹介します。これらの街々もまた、それぞれに独自の魅力を持ち、海辺の暮らしの豊かさを体現しています。歴史、文化、自然、そして人々の暮らしぶりなど、多角的な視点から各街の特徴をお伝えしていきます。

    ランキング11位~20位

    江ノ島は、神奈川県藤沢市の沖合に浮かぶ小さな島で、古くから信仰の地として、また近年は観光地として人気を集めています。島全体が歩いて回れるコンパクトさが魅力で、江島神社や江の島サムエル・コッキング苑など、見どころが凝縮されています。特に、江の島シーキャンドルからの眺望は絶景で、晴れた日には富士山まで見渡すことができます。島の周囲には美しい海岸線が広がり、サーフィンや海水浴を楽しむ人々で賑わいます。新鮮な魚介類を使った料理も名物で、しらす丼や海鮮丼を味わえる飲食店が多数あります。また、江の島電鉄(通称:江ノ電)の終点でもあり、鎌倉や藤沢からのアクセスも良好です。歴史と現代が融合した独特の雰囲気と、四季折々の美しい海の景色が楽しめる、魅力的な海辺の街です。

    石垣市は、沖縄本島から約400km南西に位置する石垣島の中心都市です。透明度の高い海に囲まれ、川平湾や米原ビーチなど、世界屈指の美しさを誇る海岸を有しています。マンタやウミガメとの遭遇チャンスも高く、ダイビングやシュノーケリングのメッカとしても知られています。島内には石垣牛の牧場があり、高品質な和牛を味わうこともできます。市街地には、沖縄そばや島寿司などの郷土料理を楽しめる飲食店が並び、観光客で賑わいます。石垣島天文台では、澄んだ夜空で星空観測を楽しむこともできます。また、離島ターミナルからは周辺の離島へのアクセスも容易で、竹富島や西表島など、八重山諸島の島々を巡る拠点としても最適です。年間を通じて温暖な気候で、のんびりとした島時間を楽しめる一方、空港や港が整備され、本土とのアクセスも良好な、暮らしやすい海辺の街です。

    鳥羽市は、三重県の東部、志摩半島の北東端に位置する海辺の街です。古くから海女漁で知られ、海女文化を今に伝える貴重な地域です。真珠養殖の発祥の地でもあり、ミキモト真珠島では真珠の歴史や文化を学ぶことができます。鳥羽水族館は日本最大級の規模を誇り、多くの海洋生物を間近で観察できます。また、伊勢神宮にも近く、観光地としての魅力も豊富です。鳥羽湾に浮かぶ島々を結ぶ定期船も運航されており、各島を巡る小旅行も楽しめます。新鮮な海の幸を使った料理も魅力で、伊勢エビや的矢かきなどの名産品を味わえます。温泉施設も充実しており、海を眺めながらの入浴を楽しめるホテルや旅館も多数あります。伊勢志摩国立公園の一部でもあり、美しい自然景観と歴史、文化が融合した、魅力的な海辺の街です。

    別府市は、大分県東部に位置する、日本有数の温泉地として知られる街です。海と山に囲まれた地形で、別府湾を一望できる景観が魅力です。市内には約2,000もの源泉があり、「別府八湯」と呼ばれる8つの温泉地区があります。特に有名な地獄めぐりでは、様々な色や形の温泉を見学できます。海辺には多くの旅館やホテルが立ち並び、温泉と海の景色を同時に楽しめます。別府タワーからは市街地と海の絶景を一望でき、夜には湯煙と街の明かりが幻想的な風景を作り出します。海辺の砂湯では、砂浜に埋もれて温泉を楽しむユニークな体験ができます。新鮮な海の幸も豊富で、関アジや関サバなどの名物料理を味わえる飲食店も多数あります。近年は若者向けのカフェやゲストハウスも増え、新しい別府の魅力も生まれています。温泉と海の両方を日常的に楽しめる、独特の魅力を持つ街です。

    下田市は、静岡県の伊豆半島南東端に位置する、歴史と自然が調和した海辺の街です。ペリー提督率いる黒船来航の地として知られ、開国の歴史を今に伝えています。下田港周辺には、黒船来航にまつわる史跡や資料館があり、歴史を学ぶことができます。白浜大浜海水浴場をはじめとする美しいビーチが点在し、夏には多くの海水浴客で賑わいます。また、下田温泉郷があり、海と温泉の両方を楽しめるのも魅力です。下田公園の寝姿山ロープウェイからは、伊豆七島を望む絶景を楽しめます。新鮮な海の幸も豊富で、金目鯛の煮付けなどの名物料理を味わえます。春には「黒船祭」が開催され、ペリー提督の再来航を再現するパレードなどが行われます。伊豆急行線の終点でもあり、東京方面からのアクセスも良好です。歴史と自然が織りなす風景と、温暖な気候が魅力の海辺の街です。

    長崎市は、九州西部に位置する、異国情緒あふれる港町です。江戸時代に唯一の海外貿易港だった歴史から、東西の文化が融合した独特の雰囲気を持っています。長崎港を囲むように広がる街並みは、「長崎の夜景」として有名で、稲佐山からの眺めは「日本新三大夜景」に選ばれています。原爆被爆地としての歴史も持ち、平和公園や原爆資料館では平和学習ができます。グラバー園には、明治期の洋館が立ち並び、歴史的な景観を楽しめます。長崎特有の食文化も魅力で、卓袱料理(しっぽく料理)や長崎ちゃんぽん、カステラなどを味わえます。毎年夏に開催される長崎くんちは、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統的な祭りです。長崎港からは五島列島や平戸など、近隣の島々へのアクセスも容易です。国際色豊かな文化と歴史、そして美しい海の景観が融合した、魅力的な海辺の街です。

    館山市は、千葉県房総半島の南端に位置する、温暖な気候に恵まれた海辺の街です。南房総国定公園の一部を形成し、美しい海岸線と豊かな自然環境が魅力です。特に館山湾に面した北条海岸は、遠浅で穏やかな海が特徴で、家族連れにも人気のビーチです。館山城(別名:里見氏館跡)からは、東京湾と房総の山々を一望でき、特に夕陽の景色が美しいことで知られています。また、サーフィンのメッカとしても有名で、多くのサーファーが訪れます。新鮮な海の幸も豊富で、アワビやサザエなどの高級食材を手頃に味わえるのも魅力です。花の名所としても知られ、南房総フラワーラインでは季節ごとに美しい花々を楽しめます。東京湾フェリーで木更津と結ばれており、アクセスも便利です。温暜な気候と豊かな自然、そして歴史が融合した、魅力的な海辺の街です。

    沼津市は、静岡県東部に位置し、駿河湾に面した海辺の街です。深海水族館として有名な沼津港深海水族館があり、珍しい深海生物を間近で観察できます。沼津港では、新鮮な魚介類を使った海鮮丼や寿司を楽しめる飲食店が多数あり、「ぬまづみなと商店街」は観光客で賑わいます。また、千本松原や大瀬崎など、美しい海岸線が続き、マリンスポーツや海水浴を楽しめます。内浦重須地区からは、天気が良ければ富士山と駿河湾を同時に望む絶景を楽しめます。沼津アルプスと呼ばれる低山群では、海を見下ろしながらのハイキングが人気です。御用邸記念公園や沼津御用邸の門番所や松の大木が保存され、歴史を感じることができます。工場夜景ツアーも人気で、工業地帯と海の風景が織りなす独特の夜景を楽しめます。自然と都市機能が調和し、富士山の麓に位置する立地も魅力的な海辺の街です。

    伊東市は、静岡県伊豆半島東海岸に位置する、温泉と海の両方を楽しめる街です。市内には約700もの源泉があり、日本有数の温泉地として知られています。伊東オレンジビーチは、オレンジ色の人工砂浜が特徴的で、夏には多くの海水浴客で賑わいます。伊豆高原エリアでは、緑豊かな自然の中でリゾート気分を味わえます。城ヶ崎海岸では、断崖絶壁と青い海のコントラストが美しく、遊歩道からダイナミックな海の景色を楽しめます。伊東マリンタウンには、海を眺めながらショッピングや食事を楽しめる施設があります。新鮮な海の幸も豊富で、特に伊勢海老やアジ、キンメダイなどが名物です。伊豆シャボテン動物公園や伊豆ぐらんぱる公園など、家族で楽しめる施設も充実しています。東京からのアクセスも良好で、日帰り温泉や週末旅行にも適しています。温泉と海、そして自然が調和した、リゾート感あふれる海辺の街です。

    横須賀市は、神奈川県三浦半島の中央に位置し、東京湾と相模湾に面した、海軍の街として知られる港町です。米海軍横須賀基地があることから、国際色豊かな雰囲気が漂います。ヴェルニー公園には、幕末から明治にかけての近代化の歴史を伝える建造物が残され、歴史を感じることができます。猿島は東京湾に浮かぶ無人島で、要塞跡や豊かな自然を楽しめる人気スポットです。三笠公園には、日露戦争で活躍した記念艦「三笠」が展示され、海軍の歴史を学ぶことができます。観音崎や走水海岸など、美しい海岸線も魅力で、マリンスポーツや海水浴を楽しむことができます。横須賀中央の「どぶ板通り」は、アメリカンな雰囲気の飲食店が立ち並び、独特の文化を体験できます。海軍カレーや横須賀バーガーなど、横須賀独自のグルメも人気です。また、東京湾フェリーで久里浜金谷を結んでおり、房総半島へのアクセスも便利です。「YOKOSUKA軍港めぐり」では、海上自衛隊や米海軍の艦船を間近で見ることができ、独特の体験ができます。軍港としての歴史と国際色豊かな文化、そして美しい海の景観が融合した、魅力的な海辺の街です。

    まとめ

    今回ご紹介した11位から20位までの街々も、それぞれに独自の魅力を持っています。江ノ島の観光地としての賑わい、石垣市の透明度抜群の海、鳥羽市の海女文化、別府市の温泉と海の共存、下田市の開国の歴史、長崎市の国際色豊かな雰囲気、館山市の温暖な気候と自然、沼津市の深海文化と富士山の眺望、伊東市の温泉リゾート、そして横須賀市の軍港としての特異性。

    これらの街は、単に海が見えるというだけでなく、その土地ならではの歴史や文化、自然環境、そして人々の営みが融合して、独特の魅力を作り出しています。温泉と海の共存、国際色豊かな雰囲気、豊かな海の幸、マリンスポーツの充実など、海辺の暮らしの多様な魅力が表れています。

    海の見える街に住むということは、その土地の歴史や文化を肌で感じながら、自然と共生する暮らしを送ることを意味します。波の音、潮の香り、海からの風、そして海の恵みを日々の生活の中で享受できる贅沢な環境がそこにはあります。

    しかし、それぞれの街の魅力は人それぞれの価値観によって異なるでしょう。活気ある観光地を好む人もいれば、静かな漁村を好む人もいるかもしれません。このランキングはあくまでも一つの指標であり、実際に足を運んで、自分にとっての理想の海辺の街を見つけることが大切です。

    次回は21位から30位までの街をご紹介します。引き続き、日本の海辺の街の多様な魅力をお楽しみください。

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