紙を触りすぎて手がバサバサ!?駒場図書館でのアルバイト!気になる禁断のエリアに入れる?
目次
こんにちは!あるバイの中の人です!
東京都目黒区に位置する東京大学駒場図書館は、JR駒場東大前駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
この図書館で働く機会があると聞くと、どんな仕事が待っているのか気になりませんか?
この記事では、大学院生が実際に体験した、図書館の期間限定アルバイトについて詳しく紹介します。
応募のきっかけや仕事内容、さらに知られざる図書館の裏側で起きた珍エピソードまで、さまざまな視点から語られる体験談は、図書館の新しい一面を知るチャンスです。
「図書館で働くってどんな感じ?」「期間限定バイトのメリットや大変さは?」そんな疑問を持つあなたにぴったりの内容となっています。
次の章では、応募の経緯や仕事内容に迫りつつ、アルバイト中のリアルなエピソードをご紹介します!
アルバイターの基本プロフィール
- 年齢:20代前半
- 職業:大学院生
- 性別:女性
- 働いていた時期:2014年頃
- 働いていた期間:1週間
- シフト:ほぼ毎日
駒場図書館バイトに応募した経緯
Q
駒場図書館にどのように応募しましたか?
A.大学在学中に大学図書館のバイトに応募しました。
文系の専攻で図書館に毎日のように通っていたので、毎年一週間ほど休館して書架の整理をしていたことは知っていました。
そしてその期間限定で在校生の中からお手伝い要員を募集していることも、いつも張り紙があるので知っていました。
それまでは、その時期に課題があったり帰省したりしていたので、なかなか予定があわず参加しませんでした。
ただその年は予定が空いていたので応募しました。
応募も簡単なもので、図書館のカウンターに申し出て所属と連絡先を紙に書いて出したくらいで終わったと思います。
ただ応募者多数の場合は抽選になるといった注意事項の説明が口頭であったか、プリントを一枚貰ったか、その程度でした。
Q
駒場図書館に応募した理由を教えてください。
A.たまたまその年は時間があった、というのがまず大きな点です。
留学から帰ってきたばかりで大学の課題提出もなく、帰国後は実家に荷物を置きに帰っているので改めて帰省するタイミングでもなく、暇だから応募しようというノリでした。
また図書館にはずっとお世話になっていたので、その裏の仕事もちょっと見てみたいと思って応募したところもあります。
何よりコスパが良かったというのがあります。
大学内で在校生対象のバイトは賃金が規定で定められており、それが外部の単発バイトより少し高いくらいでしたし、通うのも通学定期があるので交通費ゼロというのが有難かったです。
通い慣れているところだし、司書さんとも顔見知りだし、バイト仲間も在校生という点も働きやすそうで安心要素でした。
Q
駒場図書館の面接はどんな感じでしたか?
A.面接はありません。
大学図書館が在校生に限って募集したバイトだったので、面接やエントリーシート等は一切ありませんでした。
当時は志望動機を書くみたいなのもなかったと思います。
駒場図書館バイトの実態
Q
駒場図書館でアルバイトをして良かったこと、嬉しかったことは何ですか?
A.図書館のバックヤードに入れたのが個人的にはとても嬉しかったです。
建物は地上四階・地下三階建ての大きな建物で、学生用にエレベーターが二基ありました。
しかし時々台車に本を積んだ司書さんが、フロア中央付近にある「関係者以外立ち入り禁止」の壁の中から出て来るのを見ていたので、あの中に何かあるのでは…と常々気になっていました。
それが実はあの中に関係者用の大型エレベーターがあって、その禁断のエリアに入ることができたのに加えて、エレベーターを使って実際に作業ができたのは、長年の謎が解決したのでとても楽しかったです。
仕事自体も、傷んだ本にビニールをかけたりシールを変えたり、書架の整理をしたりなど、地味ですが日々のスムーズな利用にはかかせない仕事を実際に体験できて、本好きとしては楽しかったです。
Q
駒場図書館のアルバイトはきつかったですか?
A.体力的にめっちゃきついです。
特に私が応募した時は書架整理期間だったので、ひたすら台車で本を一階の事務室に運び、処理が終わったのを戻す作業が続きました。
本は本でも、大学図書館なので、大半がハードカバーのしっかりした本です。
一冊でも重いのに、それを何十、何百と上げ下ろしするので、いくら大学生の若い体でも毎日腕と足が筋肉痛でした。
これほど重労働とは知らず、初日はスーツで行ってしまって酷い目に遭いました。
手も、手袋とか用意して行かなかったので、本に脂を奪われてかなりバサバサになってしまっていました。
そこで翌日からはデニムにスニーカー、軍手とハンドクリーム持参で行きました。
他のバイト仲間も二日目から服装がラフになったのを覚えています。
そしてだんだん本の上げ下ろしなどの重労働は体育会系の部活に入っている男子学生の担当になり、私みたいな文系女子学生は事務室に搬入してからのバーコード読み取りやシール貼り、本の補修など細かい作業などを担当するように。
特に何か話したわけではないのですが、だんだんそれぞれの得意分野を専門に作業するようになって、最終日近くなるととても効率的かつお互い体に負担がないように作業するフォーメーションになっていました。
Q
駒場図書館ではどのようなお仕事をしていましたか?一日の流れを教えてください!
A.仕事内容は書架整理が主でした。
一階のバックヤードに会議室があり、そこに専用のノートパソコンとバーコードリーダーが置いてあり、図書館にいまある本を端からその部屋に運び込んでバーコードリーダーに読ませてまた戻す、といった作業が主でした。
その時は三階の本を主にチェックするということで、出勤したら二人か三人一組で台車を持って三階に上がり、台車に乗るだけの本を持って一階に戻り、読み込ませてまた三階に戻すという作業をしました。
それに加えて三階の本の移動もしました。
新しく全集を買うのか、特定のジャンルの本が今後大幅に増える見込みがあるので、そこの本棚を開ける作業がありました。
具体的には、先ほどのチェックの時に、過去1年で借りた数が少ない(たしか10件以下)本は閉架書庫に移すので横によけて、貸出回数が多い本だけ戻す、という方法で開架の本の数を減らしていました。
そして書庫のものには「書庫」のシールを貼って台車に積み、ある程度数が溜まってきたら書庫に置きに行くまでやりました。
本を並べるのもただ並べるのではなく、貼ってあるシールの番号順にきちっと戻さなければならないので注意が必要です。
Q
駒場図書館でアルバイトをしていたときの珍事件、面白出来事を教えてください!
A.自分が借りた本がことごとく閉架書庫に送られることになった時はちょっと寂しかったです。
書架整理では、開架本の冊数を少し減らさなければならないということで、貸出回数が少ない本をはじき出して閉架書庫に送る作業もありました。
私はその日、閉架書庫行きになった本の背表紙に「書庫」のシールを貼っていたのですが、貼るうちに「なんだか見覚えのある本ばかりだな…」と思い至りました。
内容を見れば、自分が論文やレポートのためにここ数か月に借りて読んだ本ばかり。
ちょうど図書館のパソコンがあったので見てみたら、その本はここ数年の間に1度か2度(うち1度が自分)しか借りられていないことが判明。
今までも周りから「変わった研究しているね」と言われていましたが、なんだかデータでもそれを突き付けられたかんじで軽くショックでした。
駒場図書館バイトの条件
Q
駒場図書館の研修はありましたか?
A.研修はなかったです。
初日に作業をする前に会議室に集まって、これから作業する内容と作業手順、作業の目的を簡単に口頭で説明されてすぐ作業でした。
作業自体がとりあえず本を運べば何とかなるというものだったし、もともと図書館に通っている人たちが応募しているので、基本的な内容(図書館での本の並び方とか、図書分類コードとか)を知っていたという事もあります。
作業は力仕事が多いので、「あと五冊くらい置ける?」とか「そろそろ台車がいっぱい」とか声をかけながらやっていました。
司書の方は時々様子を見に来て、「小さい本はもう少し手前に出して並べるといいよ」とか「余裕をもって並べておかないと、返却される本があるから入らなくなるよ」とかアドバイスをくれました。
ただずっとつきっきりではなく、別の仕事をしていて時々見に来るかんじです。
どうしてもわからない場合は事務室に聞きに行っていました。
Q
駒場図書館にはどのような人が働いていますか?雰囲気など教えてください!
A.けっこうにぎやかに仕事をしていました。
閉館中で他に利用者がいなかったのと、図書館バイトとはいえ要は力仕事なのでお互いに声掛けしないとやってられないという問題がありました。
バイトは男性がやや多い感じでしたが、もともと大学に女性が少ないので仕方ないかもしれません。
駒場キャンパスは一二年生が多いので、応募も一年生や二年生が主でした。
私が応募したのは修士課程にいた時ですが、院生はたしか一人だった気がします。
一緒に働いたのは十人くらいでした。
その時は留学生は居なかったと思います。
初日こそスーツで来たり、比較的かっちりした雰囲気で始まりましたが、二日目からはだんだん引っ越し業者バイトみたいな雰囲気になりました。
Q
駒場図書館の時給・シフトはどのような仕組みでしたか?
A.シフト制ではなく、「〇日~〇日の〇日間の作業です」という募集のため期間中は毎日出勤しました。
どうしても用事がある場合は前もって言っておけば休めたと思いますが、もちろんその分のお給料は減ります。
毎日出勤すると紙の出勤簿があり、そこに押印すると出勤扱いになりました。
バイト代ですが、学内バイトの場合時給は大学の規定で決まっていたので図書館側が決めたものではなく、募集の際にも「規定通り」という記載でした。
確か当時、学部生で900円台後半、院生は修士が1200円程度だったと思います。
今回も学内バイトなのでその規定の通りに支払われました。
Q
駒場図書館のシフトは入りやすいですか?
A.シフトではなく期間を決めての募集でした。
Q
駒場図書館の服装や髪型の決まりはありましたか?
A.服装は「作業をしやすい格好」というだけで自由でした。
Q
駒場図書館の社割や特典、まかないなどはありましたか?
A.まかないや社割はありませんでした。
学生にとっての駒場図書館バイト
Q
駒場図書館のアルバイトは高校生に向いていると思いますか?
A.書架整理は力仕事なので、運動部などで体力がある高校生には向いていると思います。
特に難しい知識も必要ないですし、足腰がしっかりしている方が有利だと思います。
ただ、図書館に関する基本的な知識(本の並び順や図書分類番号)は知っている必要はあります。
Q
駒場図書館のアルバイトは大学生に向いていると思いますか?
在校生だったらいつも使っている図書館で慣れているので、一度バイトしてみても楽しいかもしれません。
ただ、体育の授業がない大学生活は意外と体力が低下している可能性があるので、重い本を運んで腰を痛めないよう注意は必要ですが。
Q
最後に、駒場図書館でアルバイトしようとしている人に一言!
本好きの人にとっては、図書館バイト自体は面白い内容だと思います。
普段使っている図書館なら猶更、その裏側を見てみたいと思いませんか?
閉館中の書架整理で何をしているか知りたいと思いませんか?
この質問二つに「はい」と答えるほどの本好き・図書館好きな人なら是非応募してみてください。
たしかに体力はキツイですが、それを上回る貴重な経験になることは間違いありません。
そして、このバイトを知ればいつも自分が快適に過ごしている図書館がどれほどの努力の上に成り立っているかもわかると思います。
その点では司書を目指している方には一度経験してもらいたいバイトであると言えるかもしれません。
とにかく本好き・図書館好きにとっては楽しんでできるバイトなのでお勧めです。
駒場図書館アルバイターの特徴
駒場図書館アルバイトのお仕事の特徴
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