公立保育園の仕事がきつい理由とは？「市立宮の下保育園」で働いていたスタッフが語るリアルな体験談で魅力と苦労に迫る

こんにちは！あるバイの中の人です！
地域に根ざし、多くの家庭を支える「市立保育園」。
地域の子どもたちの成長を見守りながら、日々温かい保育が行われるこの場所は、スタッフにとっても特別な存在です。
そこで働くアルバイトの方々は、どんな経験をし、どのようなやりがいを感じているのでしょうか？
今回は、東京都調布市の西調布駅から南へ徒歩15分のところにある「市立宮の下保育園」でアルバイト経験がある方に体験談について取材を行いました！

• 年齢：41歳
• 職業：社会人
• 性別：女性
• 働いていた時期：2009年
• 働いていた期間：1年3ヶ月
• シフト：週5回

Ａ．長年人材派遣で事務や経理の仕事をしていましたが、2008年に子供を出産したため、派遣の会社を一時去りました。
ところが、就職氷河期になり、同じ職場に復帰することはできませんでした。新しい派遣の募集もないと言われました。
2009年4月から子供を保育園に入れることができたのですが、何かしらの形で働かないと退園になりますと市役所から伝えられました。

でも、派遣の仕事はずっと求人がありませんでした。途方に暮れていた頃、主人の知り合いが埼玉県の越生でパートさんを探しているとのことで、片道2時間半かけて仕事をしに行きました。
子供のお迎えの時間を考えると、短時間しか働くことはできませんでした。

時給も埼玉県の時給でしたので、ものすごく安かったです。働かなければ育児手当がもらえたのにそれを捨てるか退園するかの2択しかありませんでした。
7月になり、交通費の関係で雇い主がギブアップし、8月に辞めることになりました。
私も往復5時間かけて何やってるんだろうと思っていたところでした。
まだ派遣会社の方も求人がなく、市役所の広報に載っていた保育園の募集に応募し、採用していただけました。

Ａ．子供が好きだったこと、調理の仕事と保育の仕事ができるということ、家から近いことが応募の理由でした。
子供たちと一緒に遊んだり、子供たちの面倒を見るのは好きでした。
料理も好きでしたし、保育園のメニューを家で作ることもできるなと思いました。

今まで保育の仕事は未経験でしたが、経験をさせていただけるというのもありがたかったです。
子供を預け、そのまま自転車で通うことができ、帰りもそのままお迎えに行けることも決め手でした。
また、上の二人の子供がこの保育園から近い小学校に通っていたので、例えば早退して保護者会に行くこともできましたし、子供に何かあった時にどの子も迎えに行きやすかったというのもこの保育園を選んだ理由でした。

Ａ．だいぶ前なのであまり覚えていませんが、市役所でスーツで、履歴書を持ち込んで指定の日に面接をしたような気がします。

Ａ．子供たちがなついてくれたことです。
朝は送られた子供たちも職員も全員一つの部屋に集まり、集合時間まで遊びます。
その後は紙芝居を読んだり、全員で歌を歌ったりします。私の膝に乗ってきてくれる子や、一緒に遊ぼう！と誘ってくれるのは嬉しかったです。

クラスで遊ぶときは担任の先生が全体をまとめ、私は集団に交じることのできない問題児の面倒を個別で見ることになります。
わんぱくで、担任の先生に逆らっている子も、一対一で付き合ってあげると、打ち解けてくれるようになります。
打ち解けてくれると実はとってもいい子で、かわいいなと思えました。

また、子供たちがお昼寝をしている間は工作をするのですが、童心に帰れて、この時間が大好きでした。
出来上がったものを子供たちが喜んでくれるのをみると、また嬉しくなりました。

Ａ．休憩時間に過ごす部屋は居心地が悪かったです。
狭い部屋に閉じ込められ、ずっとテレビが流れていて、休まる気がしませんでした。

アルバイトの人たちは良かったのですが、先生方は公務員で、しかもアルバイトを軽視しているところがあり、対応はあまりよくなかったです。
０歳児はとても可愛かったですが、風邪気味の子の面倒を見ると、風邪がうつることがありました。

大きい子たちに比べ、０歳児は同じ症状でも大人にうつると大人は重症化しました。
赤ちゃんたちはただの風邪でしたが、うつされると寝込むほどの症状になることもありました。
お漏らしをした子の世話は正職員ではなくアルバイトがさせられていました。面倒なことはすべてアルバイトがやらされていました。

Ａ．出勤後、全員が集まる部屋に行きます。
その部屋に親が子供を預けます。徐々に集まっていく子供たちと遊びます。
集合時間になると、全体で歌を歌ったり、先生が紙芝居等を読みます。

その後クラスが振り分けられます。
アルバイトは、どのクラスの補助か発表されそれぞれの部屋に行きます。
残った人は調理担当です。調理の人は調理の職員の指示に従い、野菜を洗って切って料理します。
全体の味付けやアレルギー食は正職員が担当します。
消毒された食器を出し、盛り付けて、クラスごとに分けます。調理室で給食を食べ、洗い物や掃除をして、午後は割り当てられた教室や工作室で保育の補助をします。

お昼寝中に工作をしたりおもちゃの消毒をします。
夕方子供たちが外で遊んでいる間は部屋の掃除です。
朝、クラスに振り分けられた人は正職員の指示に従い保育の補助やお漏らしをした子の面倒を見るなどをします。

給食はクラスでみんなを食べさせながら合い間に自分も食べます。
０歳児は食べさせてあげ、お昼寝中に食べます。
お昼寝のときは子供たちを寝かしつけます。ずっとお昼寝の部屋で見守ります。
夕方は子供たちと遊びます。

Ａ．特に研修はありませんでした。仕事をしながら覚えました。

Ａ．アルバイトでは年上の６０前後の女性が数人いましたが、人間的に温かくていい人ばかりでした。エプロンに名札をひらがなで付けるのですが、フェルトでくまさんを作り、刺繍で私の名前を入れて作ってくれた人もいました。

２０代の先生を目指す人もいました。保育の学校に通ってる人もいました。
若い子たちは元気がありました。私と年が近い人はあまり多くなかったです。
先生方はもろ公務員というような人が多かったです。

パソコン得意な人はほどんどいなかったので、事務室での仕事は結構頼まれました。
これは本当は業務には入っていませんでしたが、得意なのでやってあげるととても喜ばれました。
普段のバイトの人は園長先生とは接点がほとんどないですが、私は事務室で仕事をしたこともあったので、園長先生とも接点がありました。園長先生は好印象でした。

Ａ．時給は850円~900円未満でした。
月曜日から金曜日までで定時で8時半から5時までだったと記憶しています。
アルバイトは全員同じでした。仕事の時間は同じで、仕事の内容は出勤して当日の朝に振り分けられる形でした。

Ａ．シフトというよりも全員月曜から金曜までの定時間でした。
早番遅番、土曜出勤は正職員がやっていたと思います。

Ａ．動きやすい服装。髪の毛が長い人は後ろで縛るスタイルでした。

Ａ．市役所の施設だったため、社割や特典はありません。

Ａ．子供が好きで保育園関係で働きたいと思うなら、市の施設ですので、体験してみて欲しいと思います。
市が運営しているところは私が預けていたところも似たような感じでしたので、どこもこんな感じなのではないかと思います。

Ａ．上記と同じですが、子供が好きで保育園関係で働きたいと思うなら、市の施設ですので、体験してみて欲しいと思います。
高校生でも大学生でも変わりはないです。
市が運営しているところは私が預けていたところも似たような感じでしたので、どこもこんな感じなのではないかと思います。

たくさん子供たちと関わることが出来ます。
楽しいこともあるでしょうし、大変だと思うこともあるかもしれません。
すべて体験出来るので、お勧めです。
0歳児から最年長まで、クラスによって注意すべきことや特色が違いますが、働いていた人全員が全てのクラスを体験することが出来ました。

食事中はどのようなことに気をつける、お昼寝中は、遊びのときは、などたくさん気を使うこともありますが、子供たちの笑顔が全ての嫌なことを消してくれます。
ぜひ働きながらいろいろと学んでください。